破壊されたアメリカのアイデンティティ
投稿者: pro_no_igo 投稿日時: 2001/09/30 00:12 投稿番号: [76892 / 177456]
世界貿易センターが破壊・炎上しているのを見て、すさまじい数に上る被害者に同情する一方で、「これは世界の最底辺に住む人々からの強烈なメッセージではないか」と感じた。
もちろんあのテロを支援する事はできない。しかし米国民自身を含めた世界中の不幸な人々にしてみれば、「やった」という気持ちが胸の中にあるのを否定しきれないであろうと思った。
米国は正義のスローガンとして自由主義を掲げている。だが、そのプラス面は米国でも本当に恵まれた一部の人間しか享受できず、黒人などは彼らの言う自由の枠外に置かれている。米国政府はWTCビル崩壊を米国民主主義への挑戦としているが、それは実は一部の白人特権階級の自己防衛のための言いまわしにすぎない。
あの破壊行為は、それに気がつきながらもこれまで表立って言い出せなかった無数の人々の不満が、史上最悪のテロという形で露呈したのだと私は考えている。
ビルに飛行機が突っ込んでいく光景が米国民に与えたものは、恐怖だけではない。米国が19世紀以来掲げてきた自由・。平和が終焉を迎えることを知った衝撃をも与えたのである。
おそらくそれは白人特権階級(その最高指導者はブッシュだが)も気がついている。だからこそ、すぐさま「報復」という名目でスケープコードを求め、古典的な肉弾戦を声高に唱えているのだ。
しかし、ビンラディン一人を殺してもなんの解決にもならない。破壊されたのはビルではない。第二次世界大戦以来、アメリカが守り続けてきた軍事的民主主義言い換えればアメリカのアイデンティティそのものだからだ。
巨大なビルが崩壊していくさまは、前世紀に君臨した巨大国家が、まさに内部から崩壊していく予兆だといえるのではないだろうか。
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