世界を束ねる機関:警察と軍事(3/4)
投稿者: etranger3_01 投稿日時: 2001/09/29 17:38 投稿番号: [76607 / 177456]
【警察・軍事】
国際警察機構(インターポール)なるものは存在しますが、これは各国の警察機関が”協力”するために生まれた機構であり、各国の警察に対して絶対的な強制力を持つものではありません。必ず各国の国内法と警察に与えられた限られた権限が優先されるからです。これは、主権国家の集まりであるからには当然のことですよね。
そして、このトピックで何度も私やqwery999さんが提案している国際刑事裁判所(ICC)の設立ですが、これは関連情報をご覧になればおわかりいただけるように、国連主導による全世界公認のもとに進められいてるムーヴメントです。しかし、アメリカをはじめとする日本を含んだ先進各国の非批准(あえて拒否とは言いません)によって、設立は実現していません。つまり、国際的な刑事機構というのは事実上存在していません。
軍の場合、PKOをはじめとする国連主導の多国籍治安維持軍というのはありますが、ガリ前国連事務総長が提唱したような常設国連軍の設立にはいたっていません。では現在世界の治安はどのように維持されているかというと、国連の安保理(たった5カ国)が全世界を代表して軍事行動に関する政治決定を行い、それに基づいてNATOや米軍率いる多国籍軍が各国の治安回復に出動するという形になっているのが現状です。これが定例になってきていますが、未来永劫この形が継続される保証はどこにもありません。
本来、NATOはアメリカと北大西洋に隣国する国々との間の軍事同盟で、元々は旧ソ連のワルシャワ条約機構への対立機構として、集団自衛権を持つ国際軍事同盟とされていました。つまり、本来ならばNATOはNATO加盟国が危機を感じたときに勝手に行動できたのです。しかし現代の民主主義世界では、NATOすら全世界のコンセンサスを経ずに勝手な軍事行動をとることはできません。そこで、NATOの暴走を止めるけんせい勢力となるのが国連総会です。そして、総会はいまのところNATOの暴走を止めるという意味では一定の役割は果たしてきているようです。
これは メッセージ 76566 (mambo_bo さん)への返信です.
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