国連職員の手記 No.1
投稿者: betty68jp 投稿日時: 2001/09/27 17:35 投稿番号: [74341 / 177456]
知人より、国連難民高等弁務官カンダハール事務局で仕事をされていた、千田さんの手記が送られてきました。出来るだけ多くの人に読んでいただくことをご本人が希望されているということで、私がここに公開することは、その意思を尊重してのことと受け取っていただけると信じ、あえて公の場で掲載させていただきます。長文ですので、いくつかに分割させていただきます。
*************************
国連難民高等弁務官カンダハール事務所で働いていらした方
> >・千田悦子(ちだ・えつこ)さんという方の手記を紹介させてください。
> >
> > 千田さんは、国連難民高等弁務官カンダハール事務所で仕事を
> >していましたが、オサマ・ビン・ラディン氏をかくまっているとされる
> >タリバンの本拠地へのアメリカの軍事行動などの危険性が出てくる中、
> >一時的に勤務先をパキスタンに移転するという措置で、「避難」を
> >していますが、その緊急避難の最中にしたためた手記です。
> >
> > 以下、千田さんの手記です。
> > _/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/
> > 報道機関の煽る危機感
> >
> >9月12日(水)の夜11時、カンダハールの国連のゲストハウスでアフ
> >ガニスタンの人々と同じく眠れない夜を過ごしている。私のこの拙文を
> >読んで、一人でも多くの人が アフガニスタンの人々が、(ごく普通の
> >一人一人のアフガン人達が)、どんなに不安な気持ちで9月11日(昨
> >日)に起きたアメリカの4件同時の飛行機ハイジャック襲撃事件を受
> >け止めているか 少しでも考えていただきたいと思う。テレビのBBC
> >ニュースを見ていて心底感じるのは 今回の事件の報道の仕方自体
> >が 政治的駆け引きであるということである。特にBBCやCNNの報道
> >の仕方自体が根拠のない不安を世界中にあおっている。
> >
> > 事件の発生直後(世界貿易センターに飛行機が2機突っ込んだ時
> >点で)BBCは早くも、未確認の情報源よりパレスチナのテログループ
> >が犯行声明を行ったと、テレビで発表した。それ以後 事件の全貌が
> >明らかになるにつれて オサマ.ビン.ラデンのグループの犯行を示
> >唆する報道が急増する。その時点でカンダハールにいる我々はアメ
> >リカがいつ根拠のない報復襲撃を また始めるかと不安におびえ、
> >明らかに不必要に捏造された治安の危機にさらされる。何の捜査も
> >しないうちから、一体何を根拠にこんなにも簡単に パレスチナやオ
> >サマ・ビン・ラビンの名前を大々的に報道できるのだろうか。そして
> >この軽率な報道がアフガンの国内に生活をを営む大多数のアフガ
> >ンの普通市民、人道援助に来ているNGO(非政治組織)NPOや国
> >連職員の生命を脅かしていることを全く考慮していない。
> >
> >1998年8月にケニヤとタンザニアの米国大使館爆破事件があ
> >った時、私は奇しくも ケニヤのダダブの難民キャンプで同じくフィー
> >ルドオフィサーとして働いており、ブッシュネル米国在ケニヤ大使が
> >爆破事件の2日前ダダブのキャンプを訪問していたという奇遇であ
> >った。その時も物的確証も無いまま オサマ・ビン・ラデンの事件関
> >与の疑いが濃厚という理由だけでアメリカ(クリントン政権)はスー
> >ダンとアフガニスタンにミサイルを発射した。スーダンの場合は、製
> >薬会社、アフガンの場合は遊牧民や通りがかりの人々など 大部
> >分のミサイルがもともとのターゲットと離れた場所に落ち、罪の無い
> >人々が生命を落としたのは周知の事実である。まして 標的であっ
> >た軍部訓練所付近に落ちたミサイルも肝心のオサマ・ビン・ラデン
> >に関与するグループの被害はほぼ皆無だった。タリバンやこうした
> >組織的グループのメンバーは発達した情報網を携えているので、
> >いち早く脱出しているからだ。前回のミサイル報復でも 結局 犠
> >牲者の多くは 子供や女性だったと言う。
> >
> > 我々国連職員の大部分は 今日緊急避難される筈だったが天候
> >上の理由として国連機がカンダハールに来なかった。ところがテレ
> >ビの報道では「国連職員はアフガニスタンから避難した。」と既に報
> >道している。
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国連難民高等弁務官カンダハール事務所で働いていらした方
> >・千田悦子(ちだ・えつこ)さんという方の手記を紹介させてください。
> >
> > 千田さんは、国連難民高等弁務官カンダハール事務所で仕事を
> >していましたが、オサマ・ビン・ラディン氏をかくまっているとされる
> >タリバンの本拠地へのアメリカの軍事行動などの危険性が出てくる中、
> >一時的に勤務先をパキスタンに移転するという措置で、「避難」を
> >していますが、その緊急避難の最中にしたためた手記です。
> >
> > 以下、千田さんの手記です。
> > _/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/
> > 報道機関の煽る危機感
> >
> >9月12日(水)の夜11時、カンダハールの国連のゲストハウスでアフ
> >ガニスタンの人々と同じく眠れない夜を過ごしている。私のこの拙文を
> >読んで、一人でも多くの人が アフガニスタンの人々が、(ごく普通の
> >一人一人のアフガン人達が)、どんなに不安な気持ちで9月11日(昨
> >日)に起きたアメリカの4件同時の飛行機ハイジャック襲撃事件を受
> >け止めているか 少しでも考えていただきたいと思う。テレビのBBC
> >ニュースを見ていて心底感じるのは 今回の事件の報道の仕方自体
> >が 政治的駆け引きであるということである。特にBBCやCNNの報道
> >の仕方自体が根拠のない不安を世界中にあおっている。
> >
> > 事件の発生直後(世界貿易センターに飛行機が2機突っ込んだ時
> >点で)BBCは早くも、未確認の情報源よりパレスチナのテログループ
> >が犯行声明を行ったと、テレビで発表した。それ以後 事件の全貌が
> >明らかになるにつれて オサマ.ビン.ラデンのグループの犯行を示
> >唆する報道が急増する。その時点でカンダハールにいる我々はアメ
> >リカがいつ根拠のない報復襲撃を また始めるかと不安におびえ、
> >明らかに不必要に捏造された治安の危機にさらされる。何の捜査も
> >しないうちから、一体何を根拠にこんなにも簡単に パレスチナやオ
> >サマ・ビン・ラビンの名前を大々的に報道できるのだろうか。そして
> >この軽率な報道がアフガンの国内に生活をを営む大多数のアフガ
> >ンの普通市民、人道援助に来ているNGO(非政治組織)NPOや国
> >連職員の生命を脅かしていることを全く考慮していない。
> >
> >1998年8月にケニヤとタンザニアの米国大使館爆破事件があ
> >った時、私は奇しくも ケニヤのダダブの難民キャンプで同じくフィー
> >ルドオフィサーとして働いており、ブッシュネル米国在ケニヤ大使が
> >爆破事件の2日前ダダブのキャンプを訪問していたという奇遇であ
> >った。その時も物的確証も無いまま オサマ・ビン・ラデンの事件関
> >与の疑いが濃厚という理由だけでアメリカ(クリントン政権)はスー
> >ダンとアフガニスタンにミサイルを発射した。スーダンの場合は、製
> >薬会社、アフガンの場合は遊牧民や通りがかりの人々など 大部
> >分のミサイルがもともとのターゲットと離れた場所に落ち、罪の無い
> >人々が生命を落としたのは周知の事実である。まして 標的であっ
> >た軍部訓練所付近に落ちたミサイルも肝心のオサマ・ビン・ラデン
> >に関与するグループの被害はほぼ皆無だった。タリバンやこうした
> >組織的グループのメンバーは発達した情報網を携えているので、
> >いち早く脱出しているからだ。前回のミサイル報復でも 結局 犠
> >牲者の多くは 子供や女性だったと言う。
> >
> > 我々国連職員の大部分は 今日緊急避難される筈だったが天候
> >上の理由として国連機がカンダハールに来なかった。ところがテレ
> >ビの報道では「国連職員はアフガニスタンから避難した。」と既に報
> >道している。
これは メッセージ 1 (messages_admin さん)への返信です.
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