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劣化ウラン弾とは

投稿者: psyco_profiler 投稿日時: 2001/09/25 23:34 投稿番号: [71431 / 177456]
a_d_2012氏へ

  劣化ウラン弾とは、原子力発電の廃棄物である密度の大きい「劣化ウラン」を弾頭に使用することで、弾体の質量を増大させ弾体の運動エネルギーを増大させることで、破壊力をました砲弾のことですが、何せ、もとの原料が原料だけに、著しい環境破壊を起こします。

  以下を参考にしてください。

  原子力発電や核兵器のエネルギー源に使われる天然ウランには、核分裂するウラン235が〇・七%しか含まれず、残りは核分裂しないウラン238なので、原子力発電ではウラン235の含有比率を三〜四%まで高めて燃料にします(濃縮ウラン)。濃縮ウランができると、一方で235の含有比率が〇・七%より低いウランが廃棄物として作られます。これを劣化ウランといいます。劣化ウラン弾は、戦車や装甲車などの堅固な標的を破壊するために弾心に劣化ウランを使用した砲弾のことです。

  劣化ウランは比重が鉛の一・七倍と重く、特殊な合金として使用すると強い貫通力を持ち、通常対戦車用砲弾に使用されるタングステンなどと比較して安価なため、砲弾への使用が始まりました。劣化ウランは一九九三年の数字で米国だけで五十六万トンが蓄積されています。

  劣化ウラン弾は、戦車などの装甲に貫通すると発煙して微小な粉じんとなって環境中に飛散します。九一年の湾岸戦争で初めて大量使用され、イラク軍兵士や民間人に放射能が原因とみられる健康被害が多発しただけでなく、参戦した米英軍兵士にも同様の被害が出て「湾岸症候群」として論議を呼びました。日本では沖縄県鳥島射爆場で九五年末から九六年にかけ米海兵隊が使用し問題になりました。

  劣化ウラン弾は、九四年から九五年にかけての北大西洋条約機構(NATO)軍による旧ユーゴスラビアのボスニア・ヘルツェゴビナ空爆、九九年のユーゴ・コソボ空爆でも使用され、両地域で平和維持活動などに当たったイタリアなどの帰還兵士の間で白血病などが発生したところから、「バルカン症候群」としてふたたび注目されました。三月に発表された国連環境計画(UNEP)の現地調査報告では、広範囲の地表汚染はないとしているものの、土壌汚染や地下水による被害拡大のおそれを指摘しています。
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