テロの背景としての植民地史
投稿者: yamaneko779 投稿日時: 2001/09/25 19:47 投稿番号: [71095 / 177456]
82年9月のイスラエルによるレバノン侵攻で虐殺されたパレスティナ難民は1000人とも3000人とも言われています。
湾岸戦争が国連の停戦勧告で終結し、イラク軍がクウェートから撤退している時、無防備な彼らを襲撃し1万人以上を殺戮した「死のハイウェイ事件」の実行者はアメリカでした。
http://archive.jca.apc.org/peace-st/iwct/ws-i.html
近年、これまでの中東和平の努力の全てを「白紙化」し、パレスチナ人を虐殺し続けるイスラエルを徹底支持し、多くの武器を援助しているのはブッシュ大統領です。この僅か一年ほどのあいだに約600人のパレスチナ人が殺されたと聞きます。
イスラム世界に対する西欧世界による攻撃は既に始まっていた訳です。少なくともイスラエル軍に息子を射殺されたパレスチナの父親にとってはそうでしょう。
西欧経済の拡大に絶大な寄与をしたスエズ運河建設に従事し、過労死した12万人の労働者の大半はアラブ人でした。アフガニスタンはイギリスに占領され植民地とされたことがありますが、イギリスがアフガニスタンに占領され植民地とされたことがあったでしょうか?イラクはアメリカに爆撃されましたが、イラクがアメリカを爆撃したことがあったでしょうか。湾岸戦争では何万人ものイラク兵士や市民の犠牲が出た伝えられていますが、米軍の犠牲は200人程度でした。イラクはクウェートに侵攻したから当然の報いとして国連決議に基づいて処罰されたのだとも言えるかもしれません。しかし、国連の決定を無視してヨルダン等に侵攻したイスラエルをアメリカが爆撃したことはありません。今後もあり得ないでしょう。
今回のテロを、アメリカは宣戦布告だととらえているようです。しかし、それは一方的な殺戮が、相手が抵抗を始めたことによって戦争に転化したに過ぎないのではないでしょうか。パレスチナにおける「何の罪もない人々が殺される」という日常が、「絶対安全な防壁」の中で楽しく暮らしてきた人々の側でも、突如現実のものになっただけのことではないでしょうか。
そのような背景を理解することなく、今回のテロだけを取り出して大規模な報復を叫ぶのことが、果たして平和への道なのでしょうか?
この世の資源、環境には限りがあり、誰かが豊かになれば誰かが貧しくなるように思えます。西欧は自らの技術と努力で豊かになったように思っているようですが、西欧に資源と労働力供給を強制された植民地の存在無しに西欧の繁栄は無かったのでは?
今回の事件は余りに悲惨で多くの人々の人生を断ち切り、無数の悲しみを生みました。その中で「何の罪ももない市民が巻き添えとなった」という言葉を耳にしますが、本当にそうでしょうか?貿易センターで、ペンタゴンで働いていた人々は、限られた資源しかないこの世界の中で、世界平均の何倍もの豊かさを享受してきた人々であり、「民主的な」合衆国国民として政府の政策に関与してきた人々であったのは確かでしょう。アフガニスタンは世界最貧国の一つであり、パキスタンやヨルダンも貧しい国です。産油国の中のごく一部を除き、アラブ国家の殆どは欧米の旧植民地であり、「南」の貧しい国々です。
イスラム教徒が豚を食べない理由を次のように聞いたことがあります。「イスラム教が生まれた頃の砂漠のオアシスでは食べ物は常にギリギリであり、残飯は出なかった。その中で人間と食物が競合する豚を飼うことは、誰かの食べ物を豚を通して奪うことになり、それは争いを招く。だからアラーの神は豚を不浄とした。」
私はいい話しだと思います。このような共生の思想を否定したところに、植民地が可能となり、西欧の繁栄があったのではないでしょうか。有限で貴重な原油を軍事的経済的圧力のもと、アラブ世界からタダ同然で買うことで、しかも、それが無限にあると仮定することで、西欧(日本も含む)の林立する摩天楼があるのではないでしょうか。
嘗てアメリカは、インディアンから土地を奪い彼らを殺し開拓を行いました。インディアンによる復讐で命を落とした人々には追悼が捧げられ、「神のご加護」を得た騎兵隊が「野蛮な」インディアンを皆殺しにすることで「平和」な現在のアメリカを作り上げた訳です。
今回のテロの犯人を、ブッシュ氏は「野蛮な奴等」と呼びました。奪われたことに抗議する人々を「野蛮人」だと定義して皆殺しすることで、「平和」が得られるというのが、アメリカの伝統的な考えなのかもしれません。しかし、それを「平和」と呼んでいいのでしょうか。
http://member.nifty.ne.jp/YAMANEKOYAKATA/index.html
湾岸戦争が国連の停戦勧告で終結し、イラク軍がクウェートから撤退している時、無防備な彼らを襲撃し1万人以上を殺戮した「死のハイウェイ事件」の実行者はアメリカでした。
http://archive.jca.apc.org/peace-st/iwct/ws-i.html
近年、これまでの中東和平の努力の全てを「白紙化」し、パレスチナ人を虐殺し続けるイスラエルを徹底支持し、多くの武器を援助しているのはブッシュ大統領です。この僅か一年ほどのあいだに約600人のパレスチナ人が殺されたと聞きます。
イスラム世界に対する西欧世界による攻撃は既に始まっていた訳です。少なくともイスラエル軍に息子を射殺されたパレスチナの父親にとってはそうでしょう。
西欧経済の拡大に絶大な寄与をしたスエズ運河建設に従事し、過労死した12万人の労働者の大半はアラブ人でした。アフガニスタンはイギリスに占領され植民地とされたことがありますが、イギリスがアフガニスタンに占領され植民地とされたことがあったでしょうか?イラクはアメリカに爆撃されましたが、イラクがアメリカを爆撃したことがあったでしょうか。湾岸戦争では何万人ものイラク兵士や市民の犠牲が出た伝えられていますが、米軍の犠牲は200人程度でした。イラクはクウェートに侵攻したから当然の報いとして国連決議に基づいて処罰されたのだとも言えるかもしれません。しかし、国連の決定を無視してヨルダン等に侵攻したイスラエルをアメリカが爆撃したことはありません。今後もあり得ないでしょう。
今回のテロを、アメリカは宣戦布告だととらえているようです。しかし、それは一方的な殺戮が、相手が抵抗を始めたことによって戦争に転化したに過ぎないのではないでしょうか。パレスチナにおける「何の罪もない人々が殺される」という日常が、「絶対安全な防壁」の中で楽しく暮らしてきた人々の側でも、突如現実のものになっただけのことではないでしょうか。
そのような背景を理解することなく、今回のテロだけを取り出して大規模な報復を叫ぶのことが、果たして平和への道なのでしょうか?
この世の資源、環境には限りがあり、誰かが豊かになれば誰かが貧しくなるように思えます。西欧は自らの技術と努力で豊かになったように思っているようですが、西欧に資源と労働力供給を強制された植民地の存在無しに西欧の繁栄は無かったのでは?
今回の事件は余りに悲惨で多くの人々の人生を断ち切り、無数の悲しみを生みました。その中で「何の罪ももない市民が巻き添えとなった」という言葉を耳にしますが、本当にそうでしょうか?貿易センターで、ペンタゴンで働いていた人々は、限られた資源しかないこの世界の中で、世界平均の何倍もの豊かさを享受してきた人々であり、「民主的な」合衆国国民として政府の政策に関与してきた人々であったのは確かでしょう。アフガニスタンは世界最貧国の一つであり、パキスタンやヨルダンも貧しい国です。産油国の中のごく一部を除き、アラブ国家の殆どは欧米の旧植民地であり、「南」の貧しい国々です。
イスラム教徒が豚を食べない理由を次のように聞いたことがあります。「イスラム教が生まれた頃の砂漠のオアシスでは食べ物は常にギリギリであり、残飯は出なかった。その中で人間と食物が競合する豚を飼うことは、誰かの食べ物を豚を通して奪うことになり、それは争いを招く。だからアラーの神は豚を不浄とした。」
私はいい話しだと思います。このような共生の思想を否定したところに、植民地が可能となり、西欧の繁栄があったのではないでしょうか。有限で貴重な原油を軍事的経済的圧力のもと、アラブ世界からタダ同然で買うことで、しかも、それが無限にあると仮定することで、西欧(日本も含む)の林立する摩天楼があるのではないでしょうか。
嘗てアメリカは、インディアンから土地を奪い彼らを殺し開拓を行いました。インディアンによる復讐で命を落とした人々には追悼が捧げられ、「神のご加護」を得た騎兵隊が「野蛮な」インディアンを皆殺しにすることで「平和」な現在のアメリカを作り上げた訳です。
今回のテロの犯人を、ブッシュ氏は「野蛮な奴等」と呼びました。奪われたことに抗議する人々を「野蛮人」だと定義して皆殺しすることで、「平和」が得られるというのが、アメリカの伝統的な考えなのかもしれません。しかし、それを「平和」と呼んでいいのでしょうか。
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これは メッセージ 1 (messages_admin さん)への返信です.
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