>中野重治
投稿者: bobositai 投稿日時: 2001/09/24 05:08 投稿番号: [67874 / 177456]
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中野重治
>おまえは歌うな
>おまえは赤ままの花やとんぼの羽根を歌うな
>風のささやきや女の髪の毛の匂いを歌うな
>すべてのひよわなもの
>すべてのうそうそとしたもの
>すべての物憂げなものを撥(はじ)き去れ
>すべての風情をひんせきせよ
>もっぱら正直のところを
>腹の足しになるところを
>胸先きを突き上げて来るぎりぎりのところを歌え
>たたかれることによって撥ねかえる歌を
>恥辱の底から勇気をくみ来る歌を
>それらの歌々を
>咽喉(のど)をふくらまして厳しい韻律に歌い上げよ
>それらの歌々を
>行く行く人々の胸廊にたたきこめ
><「中野重治詩集」(昭10)より。>
力強いものを歌いあげるだけでなく、ひよわなものを歌うことも大切なことだよ。
いろいろ歌ったほうがいいんだよ。
この詩は中野重治が人間的に未熟な時期に描かれたものだろうね。
いろいろ歌ったほうがいいんだよ。かたよるのはちょっと関心できないね。
これは メッセージ 67235 (bahooonn さん)への返信です.
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