対米全面テロ

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別に異常ではありません

投稿者: chao_zoo 投稿日時: 2001/09/23 11:20 投稿番号: [66349 / 177456]
  加藤尚武氏は近年環境倫理学などに関心を寄せておられますが、元々はヘーゲル哲学の専門家です。ヘーゲルは「法」も語っていますし「戦争」も語っています。
  しかし、氏のアピール自体はあんまり哲学とは関係ありません。語っているのが哲学者ないし哲学研究者であるという点は、重視すべき点ではありません。

  国際法の問題でしょう。米国政権も日本国内の評論家筋(佐々氏など)は「テロリズムを相手とした、今までにない戦争、従来にない戦争」と喧伝していますが、ここには欺瞞があります。
  今度の事件は、第一義的には「テロ行為」という「犯罪」であり、これへの対処は軍隊の仕事ではなく警察の仕事です。ところが、重要容疑者を一国の政権が匿っているという事情も手伝って、法適用の範囲を曖昧にしたまま「軍隊の仕事」にしてしまっている。「新しい戦争」という言い方は、実は国際法を逸脱した戦争を正当化するためのごまかしでしかありません。

  なんか僕は、「比喩が実体を覆い隠して、実体として一人歩きしている」ように思います。
  「リンゴのように赤いほほ」は、あくまでも少年の「ほほ」であってリンゴではありません。
  なのに、「戦争のように大規模なテロ」は、実体はテロなのに、戦争として扱われてしまっています。

  アメリカは、将来の歴史にどう評価されるか慎重に考えて行動すべきです。国際法の問題をクリアすることも、そのためには必要です。
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