アフガンからの手紙1
投稿者: mita108 投稿日時: 2001/09/22 19:42 投稿番号: [65083 / 177456]
友人経由でアフガニスタンの状況を伝える情報が入ってきましたので紹介します。これは他のトピックスで紹介したもので、もしどこかで読まれていたらごめんなさい。私も途中でこのトピックスを知りましたが、すべてのメッセージを確認することができないぐらいの数があり、長文のメッセージを載せることをどうかなとも思いましたが、参考までに呼んでみてください。日本カトリック正義と平和協議会経由で送られてきたもので筆者
千田悦子(ちだ・えつこ)さんは、国連難民高等弁務官カンダハール事務所で仕事をしていましたが、オ サマ・ビン・ラ ディン氏をかくまっているとされるタリバンの本拠地へのアメリカの軍事行動などの 危険性が出てくる中、一時的に勤務先をパキスタンに移転するという措置で、「避難」をしています が、その緊急避難の最中にしたためた手記とのことです。ただし、私個人はこの手紙の裏を取っておりませんのでご承知おきのこと。
「報道機関の煽る危機感 9月12日(水)の夜11時、カンダハールの国連のゲストハウスでアフガニスタ ンの人々と同じ く眠れない夜を過ごしている。 私のこの拙文を読んで、一人でも多くの人が アフガニスタンの人々が、(ごく普> 通の一人一人の アフガン人達が)、どんなに不安な気持ちで9月11日(昨日)に起きたアメリカの 4件同時の飛行機ハイジャック襲撃事件を受け止めているか少しでも考えていただきたいと思う。
テレビのBBCニュースを見ていて心底感じるのは今回の事件の報道の仕方自体が政治的駆け引きであるということである。特にBBCやCNNの報道の仕方自体が根拠のない不安を世界中にあおっ ている。事件の発生直後(世界貿易センターに飛行機が2機突っ込んだ時点で)BBCは早くも、未確認の情報源よりパレスチナのテログループが犯行声明を行ったと、テレビで発表した。それ以後事件の 全貌が明らかになるにつれてオサマ.ビン.ラデンのグループの犯行を示唆する報道 が急増する。そ の時点でカンダハールにいる我々はアメリカがいつ根拠のない報復襲撃を また始めるかと不安におびえ、明らかに不必要に捏造された治安の危機にさらされる。何の捜査もしないうちから、一体何を根拠にこんなにも簡単にパレスチナやオサマ・ビン・ラビンの名前を大々的に報道できるのだろうか。そしてこの軽率な報道がアフガンの国内に生活をを営む大多数のアフガンの普通市民、人道援助に来ているNGO(非政治組織)NPOや国連職員の生命を脅かしていることを全く考慮 していない。
1998年8月にケニヤとタンザニアの米国大使館爆破事件があった時、私は奇しも ケニヤのダダブの難民キャンプで同じくフィールドオフィサーとして働いており、ブッシュネ ル米国在ケニヤ 大使が爆破事件の2日前ダダブのキャンプを訪問していたという奇遇であった。その 時も物的確証も 無いまま オサマ・ビン・ラデンの事件関与の疑いが濃厚という理由だけでアメリカ (クリントン政 権)はスーダンとアフガニスタンにミサイルを発射した。スーダンの場合は、製薬会 社、アフガンの場合は遊牧民や通りがかりの人々など大部分のミサイルがもともとのターゲットと離れた場所に落ち、 罪の無い人々が生命を落としたのは周知の事実である。まして標的であった軍部訓練 所付近に落ちた ミサイルも肝心のオサマ・ビン・ラデンに関与するグループの被害はほぼ皆無だっ た。 タリバンやこうした組織的グループのメンバーは発達した情報網を携えているので、 いち早く脱出し ているからだ。前回のミサイル報復でも 結局 犠牲者の多くは子供や女性だったと 言う。
我々国連職員の大部分は 今日緊急避難される筈だったが天候上の理由として国連 機がカンダハー ルに来なかった。ところがテレビの報道では「国連職員はアフガニスタンから避難し
た。」と既に報 道している。 報道のたびに「アメリカはミサイルを既に発射したのではないか。」という不安が募 る。アフガニス タンに住む全市民は 毎夜この爆撃の不安の中で日々を過ごしていかなくてはいけな いのだ。
更に、現ブッシュ大統領の父、前ブッシュ大統領は1993年の6月に同年4月に イラクが同大統 領の暗殺計画を企てた、というだけで 同国へのミサイル空爆を行っている。世界史上初めて、「計画」(実際には何の行動も伴わなかった?)に対して実際に武力行使の報復を行った大統領である。(その2に続く)
「報道機関の煽る危機感 9月12日(水)の夜11時、カンダハールの国連のゲストハウスでアフガニスタ ンの人々と同じ く眠れない夜を過ごしている。 私のこの拙文を読んで、一人でも多くの人が アフガニスタンの人々が、(ごく普> 通の一人一人の アフガン人達が)、どんなに不安な気持ちで9月11日(昨日)に起きたアメリカの 4件同時の飛行機ハイジャック襲撃事件を受け止めているか少しでも考えていただきたいと思う。
テレビのBBCニュースを見ていて心底感じるのは今回の事件の報道の仕方自体が政治的駆け引きであるということである。特にBBCやCNNの報道の仕方自体が根拠のない不安を世界中にあおっ ている。事件の発生直後(世界貿易センターに飛行機が2機突っ込んだ時点で)BBCは早くも、未確認の情報源よりパレスチナのテログループが犯行声明を行ったと、テレビで発表した。それ以後事件の 全貌が明らかになるにつれてオサマ.ビン.ラデンのグループの犯行を示唆する報道 が急増する。そ の時点でカンダハールにいる我々はアメリカがいつ根拠のない報復襲撃を また始めるかと不安におびえ、明らかに不必要に捏造された治安の危機にさらされる。何の捜査もしないうちから、一体何を根拠にこんなにも簡単にパレスチナやオサマ・ビン・ラビンの名前を大々的に報道できるのだろうか。そしてこの軽率な報道がアフガンの国内に生活をを営む大多数のアフガンの普通市民、人道援助に来ているNGO(非政治組織)NPOや国連職員の生命を脅かしていることを全く考慮 していない。
1998年8月にケニヤとタンザニアの米国大使館爆破事件があった時、私は奇しも ケニヤのダダブの難民キャンプで同じくフィールドオフィサーとして働いており、ブッシュネ ル米国在ケニヤ 大使が爆破事件の2日前ダダブのキャンプを訪問していたという奇遇であった。その 時も物的確証も 無いまま オサマ・ビン・ラデンの事件関与の疑いが濃厚という理由だけでアメリカ (クリントン政 権)はスーダンとアフガニスタンにミサイルを発射した。スーダンの場合は、製薬会 社、アフガンの場合は遊牧民や通りがかりの人々など大部分のミサイルがもともとのターゲットと離れた場所に落ち、 罪の無い人々が生命を落としたのは周知の事実である。まして標的であった軍部訓練 所付近に落ちた ミサイルも肝心のオサマ・ビン・ラデンに関与するグループの被害はほぼ皆無だっ た。 タリバンやこうした組織的グループのメンバーは発達した情報網を携えているので、 いち早く脱出し ているからだ。前回のミサイル報復でも 結局 犠牲者の多くは子供や女性だったと 言う。
我々国連職員の大部分は 今日緊急避難される筈だったが天候上の理由として国連 機がカンダハー ルに来なかった。ところがテレビの報道では「国連職員はアフガニスタンから避難し
た。」と既に報 道している。 報道のたびに「アメリカはミサイルを既に発射したのではないか。」という不安が募 る。アフガニス タンに住む全市民は 毎夜この爆撃の不安の中で日々を過ごしていかなくてはいけな いのだ。
更に、現ブッシュ大統領の父、前ブッシュ大統領は1993年の6月に同年4月に イラクが同大統 領の暗殺計画を企てた、というだけで 同国へのミサイル空爆を行っている。世界史上初めて、「計画」(実際には何の行動も伴わなかった?)に対して実際に武力行使の報復を行った大統領である。(その2に続く)
これは メッセージ 65053 (A_P_P_O_U さん)への返信です.
固定リンク:https://yarchive.emmanuelc.dix.asia/1143582/bpjfa4lla5fa5m_1/65083.html