対米全面テロ

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記事を見つけました。2 ちょっと長いです

投稿者: poko_poko_777 投稿日時: 2001/09/22 01:19 投稿番号: [63327 / 177456]
ISI   オサマ・ビン・ラディンの陰の支援者

  パキスタン国内では、まったく人気がないのだが、ジャマラット・イスラミ党は、強大な権力を手中に収めている。なぜなら、この政党は、泣く子も黙ると恐れられるISI(パキスタン情報局)と密接な繋がりがあるからだ。
  パキスタンは、長年にわたり、軍出身の将軍たちに支配されてきた。そして、その多くが、イスラミスト(一般のモスレムに比べ、より原理主義に傾倒している)である。かつては四つの部局に分かれていた軍情報部は、後に、ISIとして統合する。近年、議会側は何人ものISI幹部を交代させてきたが、結局この組織は陰の力として、パキスタンの国内政治に大きな影響力を持ってきた。
  ISIはアフガン戦争において、ムジャヒディン(アフガンゲリラの一派)を強力に支援してきたが、後にその対抗勢力であるタリバンの形成と勢力拡大に大きな役割を果たすことになる。
  イスラミズムの理想主義を重んじるか、それとも、国粋主義からの利得を優先するかの、どちらを選択すべきかという点を、ISIに問うこと自体、まったく無意味なことだろう。パキスタンにとってアフガニスタンは、次の二つの点から非常に重要な意味を持っている   −アフガニスタンは、中央アジア内陸部の商業市場への貴重な陸上路であり、またそれ以上に重要なのは、隣国インドとの次の戦争を想定した場合、パキスタンにとってアフガニスタンは、地政学的観点から見た場合、”戦略的奥行き”を提供することになるのである。
  ISI幹部たちは、アフガニスタンの非宗教的ナショナリストたちを、全く信用しておらず、むしろ、ある種のイスラム原理主義的政府を望んできていた。タリバンのもとではアフガニスタンは事実上パキスタンの隷属国家となったのである。1950年代・60年代には、パキスタンと敵対するインド側に属していたのに・・・。
  アフガニスタンが属国となった今、パキスタンの次の標的は言うまでもなく、カシミール地方なのだ。ISI将校達や、イスラミストの中核をなすグループの最大の懸念材料は、このカシミール地方を水源とするチェナブ川とジェレム川からパキスタンへ流れ込む重要な水路を、インド側が握ることなのだ。歴史的に、インドから分割されたパキスタンのエスタブリッシュメント達は、このカシミールの”渓谷”をイスラム国家の一部であると、国家発祥の時から当然の事実として考えている。
  ISIは、アフガニスタンのイスラミストをゼロから作り上げた。アフガン戦争時、アフガニスタンにアラブ人達を導き入れたのは、何を隠そうこのISIなのである。
  しばしば話題になることではあるが、今日、CIAがアフガンゲリラを支援し、最新鋭兵器を与えたとして非難をされるが、それは必ずしも正しくはない。1979年に、ソ連がアフガニスタンに侵攻した当初は、CIAは、アフガンとはほとんどコンタクトを持っていなかった。ましてや、アラブ・アフガン人となると全く繋がりがなかったのである。確かにスティンガー(高性能携帯式地対空ミサイル)をはじめとする兵器を供給し、アフガンゲリラに戦術訓練を施したのは事実である。しかし、その多くはISIをパイプ役としていたものであり、ISIに手玉にとられた感はいなめない。当時のジア・アル・ハク大統領は、CIAからの支援という名目でISIを通して手に入れた巨額の資金で、私腹を肥やしていたのだった。
  ISI幹部は、確かに、アフガン戦争時、ソビエト連邦の脅威から世界を救ったと主張している。これを達成するためにソ連との対決姿勢を鮮明にしていた当時のレーガン政権からの支援を受け続けた。だからと言って、ジア大統領とISIが、アメリカ寄りであったわけでは決してないのだ。事実、ISIは、カシミール地方でインドと戦うことは、アフガニスタンでソ連を相手に戦い続けたことより、遥かに容易だと考えている。率直に言って、インド軍は、アメリカとイスラエルからの支援なくして、カシミール紛争での勝利は望めないのだ。
  つまり、パキスタンは、アフガニスタンのオサマ・ビン・ラディンを保護し続けるだけでなく、カシミール地方へビン・ラディンが率いるジハッド・インターナショナリスト達(ビン・ラディンによって組織化された狂信的原理主義者集団)を、聖戦の名のもとに送り続けているのである。
  今日、アメリカは、アフガニスタンへの地上軍をも含めた侵攻作戦を検討している。しかし、アフガニスタンと全面対決をすることは、隣国パキスタンを含めた、非常に複雑な繋がりを持つ、イスラム国家との対決をも意味するのである。
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