wakaba154さんへ(2)
投稿者: rejoicing 投稿日時: 2001/09/20 23:23 投稿番号: [59718 / 177456]
ここで感情的、感傷的な人道論、理想平和主義から離れて、冷静に客観的に状況を考えてみて下さい(もちろん下らない陰謀論などは全く無視します)。米国の目的は何ですか?短期的には、今回の事件の首謀者とその支援者を罰することです。そして長期的には、例え長く困難な戦いになろうとも、米国を対象とするテロ攻撃に対しては徹底的に戦い抜き、そういったテロの覆滅を目指すということでしょう。そして今米国がやっている事は何ですか?事件の解明捜査を進める一方、Prime Suspectであるビンラディンを徹底的に追い詰めることです。とっても単純化して言うと、パキスタンの胸ぐら掴まえ協力させることを同意させ、匿っているビンラディンを差し出せとタリバンに銃口を向けて脅すという、それこそ国として死ぬか生きるかの(米国の繁栄を保ちうるかどうかということ)という駆け引きをやっているところです。米国にとってタリバンは目障りですが、タリバンを痛めつけることが第一の目的ではありません。しかし、いつでも痛めつけることができるし、その意思も覚悟も十分に持っている - ということを相手に分からしめなければ、脅しの効果はありません。従い、このトピでよく見られるような、報復攻撃や戦争の是非論は、問題をあまりに表層的に見過ぎていると、私は思っています。
実際のところ、米国のやろうとしている方法の他に、少しでも有効な解決策はあるのでしょうか?
これ以上の無実な犠牲者の増大は、米国自身決して望んでいないと思います(人道的にもそうですし、無闇な犠牲者の増大は、米国に対する支持の揺らぎにもつながります)。しかし、国際社会や人倫上のルールを破り続けるテロリスト(しかも彼等は、現実に虐げられているイスラム貧民やパレスチナ人の代表ではない)相手に、話し合いで解決できると思いますか?話し合いだけで、具体的にどのような決着方法が考え得るのでしょうか?(ちなみに言うと、アラファトはもとはテロリストの親玉でしたが、これをパレスチナ人の代表者としての責任を持たせることにより、交渉相手としての適格性を持たせました)
「テロリストを攻撃したからといってテロが無くなるのか?」という問いかけも良く見かけます。
もちろん、そう簡単には無くならないでしょうし、場合によってはさらなる一時的にさらなる報復テロにより多大な人命が失われる可能性もあるでしょう。しかし、話し合いで解決することができない、このような非道のテロリストが相手の場合、「決してテロを許さずテロに屈せずテロと戦い抜くという姿勢を貫く」という米国が採ろうとしている方法以上に有効な方法は、私には思い付きません。
付記しますと、長期的には、今後米国はアフガニスタンとパキスタンを中心に、中等地域に対するコミットメントを大幅に増やし、経済援助等の手段も用い地域の安定に力を注ぐことになるものと思われます。例えばベトナムやイランは過去米国と先鋭的に対立していた国ですが、政権が安定し経済的にも成長した結果、米国を中心とする自由主義経済世界との融和が行われつつあります。そう言う意味では、皮肉ではありますがテロリストの犯した行為は無駄では無かったとも言えるのかも知れません。
実際のところ、米国のやろうとしている方法の他に、少しでも有効な解決策はあるのでしょうか?
これ以上の無実な犠牲者の増大は、米国自身決して望んでいないと思います(人道的にもそうですし、無闇な犠牲者の増大は、米国に対する支持の揺らぎにもつながります)。しかし、国際社会や人倫上のルールを破り続けるテロリスト(しかも彼等は、現実に虐げられているイスラム貧民やパレスチナ人の代表ではない)相手に、話し合いで解決できると思いますか?話し合いだけで、具体的にどのような決着方法が考え得るのでしょうか?(ちなみに言うと、アラファトはもとはテロリストの親玉でしたが、これをパレスチナ人の代表者としての責任を持たせることにより、交渉相手としての適格性を持たせました)
「テロリストを攻撃したからといってテロが無くなるのか?」という問いかけも良く見かけます。
もちろん、そう簡単には無くならないでしょうし、場合によってはさらなる一時的にさらなる報復テロにより多大な人命が失われる可能性もあるでしょう。しかし、話し合いで解決することができない、このような非道のテロリストが相手の場合、「決してテロを許さずテロに屈せずテロと戦い抜くという姿勢を貫く」という米国が採ろうとしている方法以上に有効な方法は、私には思い付きません。
付記しますと、長期的には、今後米国はアフガニスタンとパキスタンを中心に、中等地域に対するコミットメントを大幅に増やし、経済援助等の手段も用い地域の安定に力を注ぐことになるものと思われます。例えばベトナムやイランは過去米国と先鋭的に対立していた国ですが、政権が安定し経済的にも成長した結果、米国を中心とする自由主義経済世界との融和が行われつつあります。そう言う意味では、皮肉ではありますがテロリストの犯した行為は無駄では無かったとも言えるのかも知れません。
これは メッセージ 56924 (wakaba154 さん)への返信です.
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