アフガンからの手紙
投稿者: asoko77 投稿日時: 2001/09/20 15:59 投稿番号: [58344 / 177456]
アフガニスタンからの手紙を転送します。
一人でも多くの方に読んでいただきたいとのことですのでご紹介します。
国連難民高等弁務官カンダハール事務所で働いていらした方
−千田悦子(ちだ・えつこ)さんという方の手記です。
千田さんは、国連難民高等弁務官カンダハール事務所で仕事を
していましたが、オサマ・ビン・ラディン氏をかくまっているとされる
タリバンの本拠地へのアメリカの軍事行動などの危険性が出てくる中、
一時的に勤務先をパキスタンに移転するという措置で、「避難」を
していますが、その緊急避難の最中に書かれたものです。
以下、千田さんの手記です。
*****************************
報道機関の煽る危機感
9月12日(水)の夜11時、カンダハールの国連のゲストハウスで
アフガニスタンの人々と同じく眠れない夜を過ごしている。私のこの
拙文を読んで、一人でも多くの人が アフガニスタンの人々が、
(ごく普通の一人一人のアフガン人達が)、どんなに不安な気持ち
で9月11日(昨日)に起きたアメリカの4件同時の飛行機ハイジャ
ック襲撃事件を受け止めているか 少しでも考えていただきたいと
思う。テレビのBBCニュースを見ていて心底感じるのは 今回の事
件の報道の仕方自体が 政治的駆け引きであるということである。
特にBBCやCNNの報道の仕方自体が根拠のない不安を世界中に
あおっている。
事件の発生直後(世界貿易センターに飛行機が2機突っ込んだ
時点で)BBCは早くも、未確認の情報源よりパレスチナのテログル
ープが犯行声明を行ったと、テレビで発表した。それ以後 事件の
全貌が明らかになるにつれて オサマ.ビン.ラデンのグループの
犯行を示唆する報道が急増する。その時点でカンダハールにいる
我々はアメリカがいつ根拠のない報復襲撃を また始めるかと不
安におびえ、明らかに不必要に捏造された治安の危機にさらされ
る。何の捜査もしないうちから、一体何を根拠にこんなにも簡単に
パレスチナやオサマ・ビン・ラビンの名前を大々的に報道できるの
だろうか。そしてこの軽率な報道がアフガンの国内に生活をを営
む大多数のアフガンの普通市民、人道援助に来ているNGO(非
政治組織)NPOや国連職員の生命を脅かしていることを全く考慮
していない。
1998年8月にケニヤとタンザニアの米国大使館爆破事件が
あった時、私は奇しくも ケニヤのダダブの難民キャンプで同じく
フィールドオフィサーとして働いており、ブッシュネル米国在ケニ
ヤ大使が爆破事件の2日前ダダブのキャンプを訪問していたと
いう奇遇であった。その時も物的確証も無いまま オサマ・ビ
ン・ラデンの事件関与の疑いが濃厚という理由だけでアメリカ
(クリントン政権)はスーダンとアフガニスタンにミサイルを発射し
た。スーダンの場合は、製薬会社、アフガンの場合は遊牧民や
通りがかりの人々など 大部分のミサイルがもともとのターゲット
と離れた場所に落ち、罪の無い人々が生命を落としたのは周知
の事実である。まして 標的であった軍部訓練所付近に落ちた
ミサイルも肝心のオサマ・ビン・ラデンに関与するグループの被
害はほぼ皆無だった。タリバンやこうした組織的グループのメン
バーは発達した情報網を携えているので、いち早く脱出してい
るからだ。前回のミサイル報復でも 結局 犠牲者の多くは
子供や女性だったと言う。
〜〜〜〜つづく
一人でも多くの方に読んでいただきたいとのことですのでご紹介します。
国連難民高等弁務官カンダハール事務所で働いていらした方
−千田悦子(ちだ・えつこ)さんという方の手記です。
千田さんは、国連難民高等弁務官カンダハール事務所で仕事を
していましたが、オサマ・ビン・ラディン氏をかくまっているとされる
タリバンの本拠地へのアメリカの軍事行動などの危険性が出てくる中、
一時的に勤務先をパキスタンに移転するという措置で、「避難」を
していますが、その緊急避難の最中に書かれたものです。
以下、千田さんの手記です。
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報道機関の煽る危機感
9月12日(水)の夜11時、カンダハールの国連のゲストハウスで
アフガニスタンの人々と同じく眠れない夜を過ごしている。私のこの
拙文を読んで、一人でも多くの人が アフガニスタンの人々が、
(ごく普通の一人一人のアフガン人達が)、どんなに不安な気持ち
で9月11日(昨日)に起きたアメリカの4件同時の飛行機ハイジャ
ック襲撃事件を受け止めているか 少しでも考えていただきたいと
思う。テレビのBBCニュースを見ていて心底感じるのは 今回の事
件の報道の仕方自体が 政治的駆け引きであるということである。
特にBBCやCNNの報道の仕方自体が根拠のない不安を世界中に
あおっている。
事件の発生直後(世界貿易センターに飛行機が2機突っ込んだ
時点で)BBCは早くも、未確認の情報源よりパレスチナのテログル
ープが犯行声明を行ったと、テレビで発表した。それ以後 事件の
全貌が明らかになるにつれて オサマ.ビン.ラデンのグループの
犯行を示唆する報道が急増する。その時点でカンダハールにいる
我々はアメリカがいつ根拠のない報復襲撃を また始めるかと不
安におびえ、明らかに不必要に捏造された治安の危機にさらされ
る。何の捜査もしないうちから、一体何を根拠にこんなにも簡単に
パレスチナやオサマ・ビン・ラビンの名前を大々的に報道できるの
だろうか。そしてこの軽率な報道がアフガンの国内に生活をを営
む大多数のアフガンの普通市民、人道援助に来ているNGO(非
政治組織)NPOや国連職員の生命を脅かしていることを全く考慮
していない。
1998年8月にケニヤとタンザニアの米国大使館爆破事件が
あった時、私は奇しくも ケニヤのダダブの難民キャンプで同じく
フィールドオフィサーとして働いており、ブッシュネル米国在ケニ
ヤ大使が爆破事件の2日前ダダブのキャンプを訪問していたと
いう奇遇であった。その時も物的確証も無いまま オサマ・ビ
ン・ラデンの事件関与の疑いが濃厚という理由だけでアメリカ
(クリントン政権)はスーダンとアフガニスタンにミサイルを発射し
た。スーダンの場合は、製薬会社、アフガンの場合は遊牧民や
通りがかりの人々など 大部分のミサイルがもともとのターゲット
と離れた場所に落ち、罪の無い人々が生命を落としたのは周知
の事実である。まして 標的であった軍部訓練所付近に落ちた
ミサイルも肝心のオサマ・ビン・ラデンに関与するグループの被
害はほぼ皆無だった。タリバンやこうした組織的グループのメン
バーは発達した情報網を携えているので、いち早く脱出してい
るからだ。前回のミサイル報復でも 結局 犠牲者の多くは
子供や女性だったと言う。
〜〜〜〜つづく
これは メッセージ 1 (messages_admin さん)への返信です.
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