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親・子・孫間の争い

投稿者: step2light 投稿日時: 2001/09/16 13:49 投稿番号: [40549 / 177456]
キリスト教とイスラム教の神が同じということはporannsyukyさんがご指摘なさっていましたが、ちなみにパレスチナ紛争の原因のひとつのユダヤ教の神も同じです。

つまり、こんな流れですね。

ユダヤ教はイスラエルの民族宗教です。
その聖典の「旧約聖書」はでイスラエル民族の歴史と文化の集大成といったかんじのものです。
中心に流れる思想は『イスラエルは神により選ばれた民である』というもの。

そんなユダヤ人のなかから生まれたのがイエス。
彼の生涯や言葉を彼の死後弟子たちが書き留めたものが「新約聖書」で、キリスト教の聖典です。
最初ユダヤ教のなかの一派と考えられていたキリスト教を世界宗教へと押し上げたのは、伝道に生涯をかけたそれらの弟子たちでした。
キリスト教でいう「神」はユダヤ教と同じ「神」です。
ただ、『民族主義を超えた』というところに特徴があります。
ちなみにキリスト教会は「旧約聖書」「新約聖書」2冊を聖典としています。

そしてメッカの商人マホメットが神からうけた数々の啓示を、後にそれらを記憶していた人々が集約した「コーラン」を根本聖典とするのがイスラム教。
ここでいう「神」も、ユダヤ教、キリスト教の神とおなじ「神」です。
ただ、前2教との違いは『民族だけでなく人種・国家・階級・身分といったすべての地上的な差異を超えた』というところにあります。
そして神がマホメットを遣わされたのは『あらゆる人々に対して喜びの音信と警告を与えさせるためであった』とのことです。
ですから、兄貴分の当時のユダヤ教徒とキリスト教徒は「同じ神を頂く」弟分として、マホメットを受け入れてよいはずでした。
しかしそうならなかったのは、彼らが自分たちの聖書の記述と食い違うところの多いマホメットの使信を、素直に神の言葉として受け入れることができなかったからだと言われています。
ちなみに「旧約聖書」と「新約聖書」もイスラム教の聖典のなかに含まれていますし、モーゼ(ユダヤ教)やイエスを預言者として尊重しています。

つまり大まかに言ってしまえば、親(ユダヤ教)が子(キリスト教)を生み、子が孫(イスラム教)を生んだというかんじでしょうか。
ですから共通点がたくさんあります。
神、天地創造、預言者、啓示、天使、最後の審判、天国と地獄などなど‥。
ただ、相違点もあります。
それは各々の宗教が、その時代の宗教の現状に対する批判(キリスト教ならユダヤ教の、イスラム教ならキリスト教の批判)として生まれてきたということが原因でしょう。

神はひとつなのです。
ただ、それぞれの解釈が違うのです。
(例えばキリスト教ではイエス自身を「神」とする宗派がありますが、イスラム教ではイエスはただの預言者であり、神としては絶対認めません)
同じ宗教の中でも、原理主義者、保守派、リベラル派と数限りなく分裂しており、対話もなされていないと聞きます。
いわんや違う宗教では、というかんじですね。

私は「神」はどんなことに対する報復も許さないと思います。
ただ、報復したい人が解釈すれば「神」も報復に賛成!ということになるのです。
100人いれば「神」の言葉も100通りなのです。

参考文献:世界の宗教と経典(自由国民社)
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