ある朝目が覚めると戦争が始まっていた。
投稿者: fwgd1653 投稿日時: 2001/09/16 11:56 投稿番号: [40215 / 177456]
ぼくは、そのことをテレビで映像で知った。トイレに行き、歯を磨き、昨日近くの店で買った食パンが焼きあがっても、攻撃は続いていた。
通勤電車に乗って会社に行き、たまってた仕事をこなした。同僚と少しだけ戦争の話をした。皆あまり情報を持ってなかった。
夜に部屋に戻り、スパゲティを炒めながらテレビをつけた。やはり戦争は終わってなかった。
冷蔵庫から缶ビールを出し、飲みかけたとき彼女から電話がかかってきた。
「多くの人が死んだわ」
彼女は一日テレビを見ていたらしい。
「戦争って終わりがないのね」
ぼくは二週間前に彼女と言い争ったことを思い出した。
「おやすみ」彼女はやさしく言って電話を切った。
そのとき、世界中の灯りが消えたような寂しさがおそってきた。
人間はいつの時代も愛する人と、終わりのない戦争をし続けるのかもしれない。
テレビの中では、新たな攻撃が始まろうとしていた。
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