虚構への報復
投稿者: kero_keroppi 投稿日時: 2001/09/16 01:03 投稿番号: [37652 / 177456]
その日は午前3時過ぎまでテレビにかじりついていました。高層ビルから煙と炎が噴出し、倒壊・・・。そして飛行機がビルに激突する映像を何度も見るために。そのときは私は激しい怒りと恐怖に打ち震え、首謀者への報復を望んでいました。
しかし今日ベッドに横になってからふと考えました。私は現実を見ているのだろうかと・・・。テレビに映し出された映像は紛れもなく現実を映したのもです。しかしそれを見ていた私に現実が見えていたのかと・・・。
今この瞬間にも瓦礫の下で助けを求めている人がいる、その人を助け出そうと懸命に努力している人がいる。多数の死体を目の前にしている人がいる。そして家族や友人・恋人・同僚・上司・部下・・・などと連絡が取れずにいる人がいる。そう思った瞬間、言い知れぬ焦燥感と無力感にさいなまれました。
あの映像を食い入るように見ていた自分は映画か何かの虚構を見ているような状態で、恐怖と怒り・憎悪で満たされていました。しかし、現実に生きる人に怒りや憎悪そして恐怖は何の役にもたちません。そればかりか邪魔なものでさえあります。
助けを求めている人には助けを、助けようとしている人には援護を、連絡が取れずにいる人には例えそれが灰であってもその人の居場所を指し示すことが必要なのです。しかし、無力な私にはできません。 そして武力による報復では何の解決にもならないばかりか、このような悲劇が繰り返されるだけということに気づいたにもかかわらず、私一人だけ騒いで見たところで、この流れを変えることはできません。
私にできることはただ一つ、これ以上傷つく人を一人でも減らす努力です。
今の今まで犯人グループに対する報復を期待していた自分がいました。昨日、街でアラブ系と思しき人とすれ違った時思わず強張った自分がいました。
私が報復の対象とした犯行組織も、街で会ったアラブ系の人に対する恐怖心も私自身が創り出した虚構だったのです。
もし私がアラブ系と思しき人とすれ違ったときに恐怖のあまり泣き叫んだら、ただのアホです。憎悪のあまり殴りかかったら、テロリストと同類の犯罪者です。そして、それらの行為が現実に行われたとすると新たな恐怖と憎悪が生まれたことでしょう。
いや、もしかしたらそのアラブ系と思しき人は私の強張った顔に気づき、心に傷を負ったかもしれません。
今、私がやらなければいけないのは、自分自身が創り出す恐怖や憎悪といった虚構に立ち向かうことであり、武力による報復行動には反対であるということを明確に意思表示することで、それが私にできる唯一のことです。またそのことがこの事件で被害に遭われた方とその家族・関係者への哀悼の意の実践であり、救助をしている人へのエールです。
しかし今日ベッドに横になってからふと考えました。私は現実を見ているのだろうかと・・・。テレビに映し出された映像は紛れもなく現実を映したのもです。しかしそれを見ていた私に現実が見えていたのかと・・・。
今この瞬間にも瓦礫の下で助けを求めている人がいる、その人を助け出そうと懸命に努力している人がいる。多数の死体を目の前にしている人がいる。そして家族や友人・恋人・同僚・上司・部下・・・などと連絡が取れずにいる人がいる。そう思った瞬間、言い知れぬ焦燥感と無力感にさいなまれました。
あの映像を食い入るように見ていた自分は映画か何かの虚構を見ているような状態で、恐怖と怒り・憎悪で満たされていました。しかし、現実に生きる人に怒りや憎悪そして恐怖は何の役にもたちません。そればかりか邪魔なものでさえあります。
助けを求めている人には助けを、助けようとしている人には援護を、連絡が取れずにいる人には例えそれが灰であってもその人の居場所を指し示すことが必要なのです。しかし、無力な私にはできません。 そして武力による報復では何の解決にもならないばかりか、このような悲劇が繰り返されるだけということに気づいたにもかかわらず、私一人だけ騒いで見たところで、この流れを変えることはできません。
私にできることはただ一つ、これ以上傷つく人を一人でも減らす努力です。
今の今まで犯人グループに対する報復を期待していた自分がいました。昨日、街でアラブ系と思しき人とすれ違った時思わず強張った自分がいました。
私が報復の対象とした犯行組織も、街で会ったアラブ系の人に対する恐怖心も私自身が創り出した虚構だったのです。
もし私がアラブ系と思しき人とすれ違ったときに恐怖のあまり泣き叫んだら、ただのアホです。憎悪のあまり殴りかかったら、テロリストと同類の犯罪者です。そして、それらの行為が現実に行われたとすると新たな恐怖と憎悪が生まれたことでしょう。
いや、もしかしたらそのアラブ系と思しき人は私の強張った顔に気づき、心に傷を負ったかもしれません。
今、私がやらなければいけないのは、自分自身が創り出す恐怖や憎悪といった虚構に立ち向かうことであり、武力による報復行動には反対であるということを明確に意思表示することで、それが私にできる唯一のことです。またそのことがこの事件で被害に遭われた方とその家族・関係者への哀悼の意の実践であり、救助をしている人へのエールです。
これは メッセージ 36397 (soulmixer_r さん)への返信です.
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