対米全面テロ

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アメリカ帝国への報復攻撃

投稿者: TomMorris 投稿日時: 2001/09/15 20:11 投稿番号: [35821 / 177456]
オサマ・ビン・ラディーンは、アメリカが育てた人物だ。1979年からのアフガニスタン内戦でのソビエト軍との戦いに、イスラム義勇軍として現地に入っていった人々を、背後から支援したのは、アメリカである。アメリカの特殊部隊(軍事顧問団)の指導を受けた、ムジャヒディーン(イスラム原理主義ゲリラ)たちは、ソビエト軍の最新鋭の戦車部隊や、戦闘ヘリコプターの前に苦戦した。それで、アメリカ軍が、スティンガー・ミサイル(肩にかけて持ち運べるロケット砲)を2万丁も援助したという。このときラディーンらが技術指導を受けて、育てられている。資金のほとんどは、サウジアラビア政府から出ている。石油をアメリカ政府に売ったその代金である。だから、彼らムジャヒディーンは、アメリカの軍事技術に精通している。

パナマの英雄だったノリエガ将軍も、アメリカが育てた人だ。こういう風に、世界帝国は、周辺属国の民族指導者たちを、手なずけるか、始めから自分たちの操り人形として育てる。ところが、その属国指導者(ナショナリスト)たちが、帝国に対して叛乱を起こして、民族自立の闘いを始めたりする。

だから、一国の指導者になる者たちは、国内と外国の大国の両方と裏でつながっている人でなければならない。そして、どんな時も、その国で一番、大きな軍事力と資金力を持つ者を、その国の最高権力者(国王)という。

私は、今度の「同時多発テロ」は、これで、一段落だと思う。アメリカ政府は、国家として臨戦態勢(国家緊急事態体制)に入っただろうから、これで、ゲリラの攻撃はひとまず終わりである。

次は、アメリカ政府が、ラディーンらに報復攻撃をかける番だが、ジェット機による誘導ミサイル攻撃では、アメリカ国民が納得しない。「犯人たちの指導者を生きたまま逮捕して裁判にかけよ」という感じになるだろう。しかし、この犯人捜索はうまく行かない。ゲリラ戦を仕掛けられた、正規軍というのは案外弱いものだ。防戦の一方で、図体の大きい自分自身を守るので精一杯になるからだ。

中東・アラブ世界で、新たに米軍が軍事展開するほどの力はない。なぜなら今度の「戦場」は、アメリカの国内だからだ。だからあくまで、このあとは「犯罪捜査」となるから、中東各国の国家主権(ソブランティ)の捜査権と裁判権の壁に阻(はば)まれて、うまく行かない。ラディーンらを、報復ミサイル攻撃で暗殺するぐらいでお仕舞いにするしかないだろう。それでもアラブ・ゲリラたちによる反米実力闘争は止まない。こうやって世界政治は、これからも続いて行く。事件も死傷者の数も次々に新記録をうち立てながら。

副島隆彦氏の「今日のぼやき」   9月12日分より抜粋
http://www.interq.or.jp/world/soejima/boyaki/today/wd200109.html
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