自爆テロの戦略的正当性:2
投稿者: t_symphonia 投稿日時: 2001/09/14 21:23 投稿番号: [29571 / 177456]
今回のテロについて、あるイスラム教の指導者が「自業自得」といったのは暗示的である。
相手を追い詰めると、思わぬ結果を招くという伊野は、戦略上の常識である。これは、そのままいまのパレスチナ人、ひいてはアラブ人全体にも当てはまる。
故郷を追われ、経済的にも追い詰められた彼らには、テロによる意思表示しか残されていない。しかも、仲裁すべき大国アメリカは親イスラエル路線を変えようとしない。この彼らの苛立ちがパレスチナ人・アラブ人を反アメリカ感情に向かわせるのは当然のことである。
ここの掲示板で、テロを喜ぶアラブ人に対する怒りの声があった。しかし、それは私たちが「こちら側」の人間だから感じることだ。追い詰められた「あちら側」の人間にとって、今回のテロは自分たちの解放に一歩近づくことを意味する。
今回のテロを「パールハーバー」になぞらえて語る識者も多い。その日、私たちの祖父は大本営発表のニュースを聞き、どんな反応を示したかは、ご存知の通りである。今回、私たちはその光景を遠い中東の地で見た、ということである。
最後に、ブッシュ大統領は、今回のテロで「彼らが政治的目的を果たすことはない」という意味のことを言った。これについて検討したい。
政治的目的が、単にパレスチナの開放や、中東からのアメリカ軍の撤退を意味するのであれば、おそらく今回のテロはその目的を果たさないだろう。しかし、このテロを計画したものは、そういった目的を持っていたのだろうか?
これは メッセージ 29475 (t_symphonia さん)への返信です.
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