Re: 「壁」と「一方的撤退」
投稿者: adventureoftheultraworld 投稿日時: 2006/02/17 18:22 投稿番号: [174597 / 177456]
最初に
またしばらく書き込みを控えるつもりです。どうも私の書き込み=平均的イスラエル人の考え、ととってしまっている方もいるようですので。私はこちらに住むようになってわずか1年くらいですから「イスラエルの平均的な声」などでは断じてありません。しょせんは腰掛の気楽なガイジンです。
>でも、やはりグリーンゾーンを大きく外れてパレスチナの土地に大きく食い込んで作られたルートはどう見ても「テロの阻止」だけが目的とは思えないのです。
>そこには
>パレスチナ人の農地やもともと乏しい水資源をさらに奪うことで農業を破壊する。
>パレスチナ人の町と町を分断し、生活、文化、教育、経済等々・・・パレスチナ社会そのものを破壊する。
>このような目的があるとしか思えないのです。
壁のルートはそこまでしっかり計画されていませんよ。計画発表から建設までの間に、住民の提訴を受けて最高裁によってルート変更命令が出されたこともあるし、逆に入植者のシャロンへの直訴でルートが変わった事もある。「へへヘ、ここに壁を立てれば2000人が職を失うわい」なんて詳細に計画されていない。もっと場当たり的です。しかもいわゆる「人道的配慮」というもので、各所の壁には抜け道や穴があります。(こういった抜け道を、本当に必要としている人だけが使えばいいのですが。。。)
壁がパレスチナ民衆に与える影響は、「パレスチナ内部が分断されること」ではなく「パレスチナがイスラエルから切り離されること」のほうが大きいのではないかと思います。パレスチナ経済はほぼ完全にイスラエル経済に従属しています(もちろん一部にはアラブ諸国との交易で成果を上げているパレスチナ企業もありますが、その多くは東エルサレムの企業のようです)。すでに出稼ぎはかなり難しい。各種通行証もありますから完全に不可能ではありませんけどね。
また、一昨年あたりからパレスチナ内部での武装衝突が起きているのも壁と無関係ではないかもしれません。鬱屈したエネルギー、権力への反発志向がイスラエルに対して向けられなくなったために、矛先が既存の権威である自治政府やPLO、また各地の有力部族長らに向けられたと考えられます。
>(まぁ・・・こんなことを比べてみても自国民とどうでもいい他民族との扱いに差があるのは当たり前といえば当たり前なので意味はないとは思うけど、
そのとおり、貴女の比較はまったく無意味です。私が問うているのは「平和のために、どこまで内部に厳しく対処できるのか?」ということですから。「自治政府治安機関が自爆テロをやろうとする人に銃撃する」「カッサム砲を撃とうとしたイスラム聖戦の連中をハマスが銃殺する」といったことがあれば、それは比較の対象になりえるでしょうけど。
>あと付け足したいのですが・・・「お互いに双方の暴力を『免罪符』として利用しない」というのはどうでしょうか?
これはおっしゃるとおりだと思いますが、またLovepeacemamaさんがおっしゃるとおり簡単にはできません。テロ未遂で捕まったパレスチナ人の多くは「家族や友人がイスラエル軍に殺されたから」と動機を述べる人が多いし、逆にイスラエルのほうでは民主国家である以上国民が殺された場合になんら手を打たなければ政権は潰れます。
また、ガザ撤退直後にハマスが催した「勝利集会」にて、展示用のカッサム砲が暴発し、15人ほどのパレスチナ民衆が死亡したことがありました。このとき、ハマスは非を認めずに「これはイスラエルの攻撃である」と主張し、「報復」としてカッサム砲を大量に打ち込みました。掲示板の「自作自演」のような事件ですが、これで怪我をしたイスラエル人にとってみればたまりませんよ。「なんてアホらしい奴らだ」と思いました。
「陰謀論の危険性」は昔からの私の持論ですが、これはハマスが政権を取ったことで少しは変わるかもしれませんね。
またしばらく書き込みを控えるつもりです。どうも私の書き込み=平均的イスラエル人の考え、ととってしまっている方もいるようですので。私はこちらに住むようになってわずか1年くらいですから「イスラエルの平均的な声」などでは断じてありません。しょせんは腰掛の気楽なガイジンです。
>でも、やはりグリーンゾーンを大きく外れてパレスチナの土地に大きく食い込んで作られたルートはどう見ても「テロの阻止」だけが目的とは思えないのです。
>そこには
>パレスチナ人の農地やもともと乏しい水資源をさらに奪うことで農業を破壊する。
>パレスチナ人の町と町を分断し、生活、文化、教育、経済等々・・・パレスチナ社会そのものを破壊する。
>このような目的があるとしか思えないのです。
壁のルートはそこまでしっかり計画されていませんよ。計画発表から建設までの間に、住民の提訴を受けて最高裁によってルート変更命令が出されたこともあるし、逆に入植者のシャロンへの直訴でルートが変わった事もある。「へへヘ、ここに壁を立てれば2000人が職を失うわい」なんて詳細に計画されていない。もっと場当たり的です。しかもいわゆる「人道的配慮」というもので、各所の壁には抜け道や穴があります。(こういった抜け道を、本当に必要としている人だけが使えばいいのですが。。。)
壁がパレスチナ民衆に与える影響は、「パレスチナ内部が分断されること」ではなく「パレスチナがイスラエルから切り離されること」のほうが大きいのではないかと思います。パレスチナ経済はほぼ完全にイスラエル経済に従属しています(もちろん一部にはアラブ諸国との交易で成果を上げているパレスチナ企業もありますが、その多くは東エルサレムの企業のようです)。すでに出稼ぎはかなり難しい。各種通行証もありますから完全に不可能ではありませんけどね。
また、一昨年あたりからパレスチナ内部での武装衝突が起きているのも壁と無関係ではないかもしれません。鬱屈したエネルギー、権力への反発志向がイスラエルに対して向けられなくなったために、矛先が既存の権威である自治政府やPLO、また各地の有力部族長らに向けられたと考えられます。
>(まぁ・・・こんなことを比べてみても自国民とどうでもいい他民族との扱いに差があるのは当たり前といえば当たり前なので意味はないとは思うけど、
そのとおり、貴女の比較はまったく無意味です。私が問うているのは「平和のために、どこまで内部に厳しく対処できるのか?」ということですから。「自治政府治安機関が自爆テロをやろうとする人に銃撃する」「カッサム砲を撃とうとしたイスラム聖戦の連中をハマスが銃殺する」といったことがあれば、それは比較の対象になりえるでしょうけど。
>あと付け足したいのですが・・・「お互いに双方の暴力を『免罪符』として利用しない」というのはどうでしょうか?
これはおっしゃるとおりだと思いますが、またLovepeacemamaさんがおっしゃるとおり簡単にはできません。テロ未遂で捕まったパレスチナ人の多くは「家族や友人がイスラエル軍に殺されたから」と動機を述べる人が多いし、逆にイスラエルのほうでは民主国家である以上国民が殺された場合になんら手を打たなければ政権は潰れます。
また、ガザ撤退直後にハマスが催した「勝利集会」にて、展示用のカッサム砲が暴発し、15人ほどのパレスチナ民衆が死亡したことがありました。このとき、ハマスは非を認めずに「これはイスラエルの攻撃である」と主張し、「報復」としてカッサム砲を大量に打ち込みました。掲示板の「自作自演」のような事件ですが、これで怪我をしたイスラエル人にとってみればたまりませんよ。「なんてアホらしい奴らだ」と思いました。
「陰謀論の危険性」は昔からの私の持論ですが、これはハマスが政権を取ったことで少しは変わるかもしれませんね。
これは メッセージ 174594 (lovepeacemama さん)への返信です.
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