正体不明の「訓練」
投稿者: pyu_pyu_kitakaze 投稿日時: 2005/12/01 00:12 投稿番号: [174428 / 177456]
(抜き書き)
〜原発過疎地が、政府、自治体、県警、自衛隊、海保にとって、ちょうど訓練しやすい規模を想定できるからである。それではテロリストが原発を襲撃する可能性について問われれば、これも「軍事常識を知らないバカバカしい想定」と答えるしかないのだ。訓練を企画した主催者は、「どうして、何にために、どのようにして、テロリストが原発を襲うのか」という質問に答えなければいけない。
どうせ敵役に北朝鮮の武装工作員あたりを想定して、大都市への送電停止や、付近への放射能汚染ともっともらしく説明するだろう。今回も迫撃砲数発の攻撃で、原子炉を停止させ、付近への放射能汚染を想定している。もし原子炉が迫撃砲数発で深刻な影響が出てくるように建設されているなら、それは姉歯設計事務の数値の偽装どころでは済まない大事件である。最も心配されている大地震ではなく、原発を人為的に爆破・破壊するためには、北朝鮮の工作員が肩で担いで運び込める量の爆薬では無理である。
仮に北朝鮮の工作員が原発施設の内部に協力者を獲得し、爆薬を数台のトラックで原発内に搬入でき、原子炉の外壁を爆破することに成功したとしても、何のためか。
テロというのは愉快犯の仕事ではない。あくまで政治的な目的を持った軍事行動のひとつなのである。ある組織がテロを行えば、自らが実行した犯行声明を出す必要がある。それも実行犯しか知らない事実をあげて証明し、間違いなく自分たちのテロと証明しなければいけない。それから政治的な要求を行うのである。
そのような条件がテロには必要なのである。
しかし今、北朝鮮が日本で正体を明かして、テロを行うメリットがあるだろうか。新幹線爆破など北朝鮮の工作員にとっては朝飯前の仕事であると思う。しかし北朝鮮のテロによって大惨事が起これば、日本人が北朝鮮に対する怒りを考えて欲しい。あえて具体的なことは言わないが、北朝鮮は日本から耐え難い報復を被ることになる。そのデメリットを考えれば、北朝鮮が日本の原発を襲って破壊するメリットはない。これが軍事でいう現実的な抑止力なのである。
ニセの脅威はよく権力者によって作られる。
歴史上の教訓がある。それは軍事でよく語られる「ミサイル・ギャップ論」である。1957年にソ連は初の人工衛星「スクートニク1号」に成功した。そのとき米国では、明日にでもソ連の核ミサイルがアメリカ本土に降ってくると「ミサイル危機」が叫ばれた。国防省の発表に議会や国民など、アメリカ全体がパニックになったことがある。これが米国防省が唱えた「ミサイル・ギャップ論」で、これで当時の国防省は国防予算の記録的な獲得増に成功した。しかし数十年後、米国の情報機関は当時のソ連に戦略核ミサイルを開発出来る能力が無いのを知っていたことがわかった。ミサイル・ギャップ論で国防予算を増やすために、情報機関が得た真実は議会や国民に伏されたのである。(以下略)
J-rcom
http://www.kamiura.com/new.html
___________________
・・・これは「国民保護 初の実動訓練」(読売 11月28日 朝刊)と云う記事についての神浦氏の論評である。
「テロ(またはテロリスト)」について考える場合,ここんところ↓がポイントだと思う。
「テロというのは愉快犯の仕事ではない。あくまで政治的な目的を持った軍事行動のひとつなのである。ある組織がテロを行えば、自らが実行した犯行声明を出す必要がある。それも実行犯しか知らない事実をあげて証明し、間違いなく自分たちのテロと証明しなければいけない。それから政治的な要求を行うのである。」
「ニセの脅威はよく権力者によって作られる。」っていう一文もよく噛みしめてみようかね。
〜原発過疎地が、政府、自治体、県警、自衛隊、海保にとって、ちょうど訓練しやすい規模を想定できるからである。それではテロリストが原発を襲撃する可能性について問われれば、これも「軍事常識を知らないバカバカしい想定」と答えるしかないのだ。訓練を企画した主催者は、「どうして、何にために、どのようにして、テロリストが原発を襲うのか」という質問に答えなければいけない。
どうせ敵役に北朝鮮の武装工作員あたりを想定して、大都市への送電停止や、付近への放射能汚染ともっともらしく説明するだろう。今回も迫撃砲数発の攻撃で、原子炉を停止させ、付近への放射能汚染を想定している。もし原子炉が迫撃砲数発で深刻な影響が出てくるように建設されているなら、それは姉歯設計事務の数値の偽装どころでは済まない大事件である。最も心配されている大地震ではなく、原発を人為的に爆破・破壊するためには、北朝鮮の工作員が肩で担いで運び込める量の爆薬では無理である。
仮に北朝鮮の工作員が原発施設の内部に協力者を獲得し、爆薬を数台のトラックで原発内に搬入でき、原子炉の外壁を爆破することに成功したとしても、何のためか。
テロというのは愉快犯の仕事ではない。あくまで政治的な目的を持った軍事行動のひとつなのである。ある組織がテロを行えば、自らが実行した犯行声明を出す必要がある。それも実行犯しか知らない事実をあげて証明し、間違いなく自分たちのテロと証明しなければいけない。それから政治的な要求を行うのである。
そのような条件がテロには必要なのである。
しかし今、北朝鮮が日本で正体を明かして、テロを行うメリットがあるだろうか。新幹線爆破など北朝鮮の工作員にとっては朝飯前の仕事であると思う。しかし北朝鮮のテロによって大惨事が起これば、日本人が北朝鮮に対する怒りを考えて欲しい。あえて具体的なことは言わないが、北朝鮮は日本から耐え難い報復を被ることになる。そのデメリットを考えれば、北朝鮮が日本の原発を襲って破壊するメリットはない。これが軍事でいう現実的な抑止力なのである。
ニセの脅威はよく権力者によって作られる。
歴史上の教訓がある。それは軍事でよく語られる「ミサイル・ギャップ論」である。1957年にソ連は初の人工衛星「スクートニク1号」に成功した。そのとき米国では、明日にでもソ連の核ミサイルがアメリカ本土に降ってくると「ミサイル危機」が叫ばれた。国防省の発表に議会や国民など、アメリカ全体がパニックになったことがある。これが米国防省が唱えた「ミサイル・ギャップ論」で、これで当時の国防省は国防予算の記録的な獲得増に成功した。しかし数十年後、米国の情報機関は当時のソ連に戦略核ミサイルを開発出来る能力が無いのを知っていたことがわかった。ミサイル・ギャップ論で国防予算を増やすために、情報機関が得た真実は議会や国民に伏されたのである。(以下略)
J-rcom
http://www.kamiura.com/new.html
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・・・これは「国民保護 初の実動訓練」(読売 11月28日 朝刊)と云う記事についての神浦氏の論評である。
「テロ(またはテロリスト)」について考える場合,ここんところ↓がポイントだと思う。
「テロというのは愉快犯の仕事ではない。あくまで政治的な目的を持った軍事行動のひとつなのである。ある組織がテロを行えば、自らが実行した犯行声明を出す必要がある。それも実行犯しか知らない事実をあげて証明し、間違いなく自分たちのテロと証明しなければいけない。それから政治的な要求を行うのである。」
「ニセの脅威はよく権力者によって作られる。」っていう一文もよく噛みしめてみようかね。
これは メッセージ 174427 (pyu_pyu_kitakaze さん)への返信です.
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