対米全面テロ

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モイラの恋

投稿者: light_cavalryman 投稿日時: 2005/09/18 02:48 投稿番号: [174117 / 177456]
夏が過ぎ去り、9月の朝の日差しのやさしさは、心なしか、さびしくそしてな
つかしいものを感じさせる。窓のカーテンをほんの少し開けると、東京の街の
家並みが続いていた。

mリン(=マリリン   msg173754 要参照)は、心地よい朝のひと時にもかかわ
らず、不安だった。最近知り合ったモイラのことを考えていた。どうでもよい
人なのであるけれども、mリンに、つまらない懸念や心配を与える人なのであ
る。

「ある種の男って、どうして思い込みがひどいのかしら?“いい迷惑”なのよ
ね。ちょっといい女に生まれたら支払わなければならない税金みたいなものか
しら」

テレビのニュース画面に、節目がちの岡田民主党党首の顔が映し出されていた。

カフェオレを作っていると、最近モイラと会った時の様子がまぶたに浮かんで
きた。何人かと一緒だったのだけれど、常にモイラの視線を意識した。ちょっ
と怖かったので、彼の方に目をやるのが憚られた。一度目が合った時、かなり
前から見つめていたらしく、この時とばかりにニコニコしていた…。

最近は、携帯を取り出して、メールを確認することにちょっとばかり気後れす
る。スパムメールかと思ったら、モイラのメールの束なのである。友だちや職
場からの大事なメールが埋もれてしまって困るのだけれど?

「mさん、今度新宿の焼肉食い放題のお店に行きませんか? 牛タンは高いで
すけれど。小泉は、なんで早くアメリカの牛肉の輸入を再開しないのだろう?
えっ? BSEが怖いって? 馬鹿いっちゃいけないよ。とっくの昔に、みんなス
ポンジ頭なのだからね。今更遅いんだよ。もちろん、モイラも…」

昨夜、最近駅前にできた、贔屓にしている洒落たパン屋さんで購入したサンド
イッチを、冷蔵庫から取り出した。食欲は、あまりなかったけれど、一口食べ
てから出勤することにした。その辺のコンビニのものとは、全然違う。

モイラは、先週、何人かで一緒にいたとき、携帯を取り出して、福山通運の八
王子事務所に電話していた。まわりの人などおかまいなしなのだ。
「ヴぁーか、お前じゃ話が分からん! 責任者を出せ! 社長を出せ! 福山な
んぞ、もう二度と利用してやるか!」

こういう恥ずかしい人とは、一緒に歩きたくないものである。

「まるっきり知らない人ではないんだから、あまり邪険にするわけにいかない
し、角が立つような断り方もできない。だから、手立てもなく、沈黙するのだ
けれど、こういうタイプの男は、それを自分に都合のいいほうにしか解釈でき
ないみたい。どうしたらいいのかしら?」

昨夜、今日の仕事の下調べのため、資料を探そうとパソコンを立ち上げた。す
ると、怖いもの見たさというのだろうか、「いやだ」と思うものに引き付けら
れる悲しくも不思議なところが人間にはあるらしい。mリンは、Yahoo掲示板
を覗いてしまった…。

<明日も、mさんが神と共にあり、笑って
輝いて居られますょぉ〜ι〓☆彡(*´^ω^`*)   >

「うっ…また見てしまった。体に悪い…」

<mさんは、どの様な人に憧れるのかなぁ〜?もいらがmさんの、
憧れの人になる事は・・・まず無い。。。(´ノω;`)

もいらはmさんの、成って欲しい人に成りたいなぁ〜☆(’ω’*)

亀井はヴァカだ…   >

「いい加減にしてよね。おとなしく“普通の人”になって、私のことなどかま
わなくなって下さるのが、一番なのよ。そんなことも分からんのか!」

mりんは、バスルームにシャワーを浴びに行った。昨夜から引きずっている、
つまらない思いを断ち切り、心を新たにして、オフィスに向かうには、これは
よくできた儀式だ。

テレビの画面には、野田聖子議員の涙顔が映し出されていた。

「そういえば、モイラは、この女性のこと好きだと言っていたっけ…アハハ」




※この小説は、フィクションであり、実際の人物・団体等は、何の関係もない
というわけでもありません。続編は、いまのところ予定していません。
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