Baghdad Burning
投稿者: pyu_pyu_kitakaze 投稿日時: 2005/09/11 21:19 投稿番号: [174026 / 177456]
2005年9月9日金曜日
ブログ再開
長い間ブログを休んでしまった。理由はいくつかあるけれど、ただブログする気になれなかった、それが一番の理由。
暦(こよみ)の上では、今は夏の終わり。でも実際には、少なくともあとひと月、暑さに組み伏せられるような日々が続く。9月半ばのバグダードは相変わらず暑く、雨が降らない。日差しがまだ柔らかい早朝のほんのわずかな時間が、恵みの時。早起きすれば、そよ風と夏の涼しさの中でたっぷり1時間は過ごすことができる。
今夏のバグダードの電気事情は、壊滅的だった。毎日連続8時間から10時間、少なくとも6時間は電気がなかった。冬であれば、停電したら地区の発電機が給電してくれる。夏は、そうはいかない。暑さとエアコン使用で負荷がかかりすぎ、おまけに燃料不足なので、発電機の多くは日中止めておかなければならない。
それだけでなく水も不足している。みんな慣れてきたとはいうものの。朝起きてまず気がつくのは、今日は断水だということ。今朝も目覚めてベッドから出る前にもう、断水しているとわかった。音で。家中、干上がっていた。ふだんの家の営みが聞こえるかと耳を澄ませてみる。が、聞こえない。廊下の端のバスルームからのぽたぽたと蛇口を伝う水の音。階下の台所で皿を洗う音。トイレの水が流される音。どれもまったく聞こえない。もちろんシャワーの音なんて。家はからからに乾いている。
この干ばつと熱波は、テレビに映し出されるミシシッピとルイジアナの映像とまるで対照的だ。毎日、テレビでカトリーナが残した大破壊を見ては、戦争や占領のような人為的な破壊と、ハリケーンや津波のような自然災害とどちらが耐え難いだろうかと考えあぐねている。
アインマ橋の悲劇以来2週間、バグダードの多くの地区は、ほとんど黒く被われている。家から数キロのところにモスクがあって、その外壁に幅の広い黒幕がいくつも掛かっている。この2年間、この光景にも慣れてしまった。どの幕にも、アラビア文字の凝った書体で、イラク人の死が告知され、その日から数日間一家の男性たちがモスクでお悔やみを受けると述べられている。
今は、砂埃でくすんだ薄茶色のモスクの壁がほとんど見えないほど、黒い死亡告知の幕で被われてしまった。ひと目で読みとることなどできない。最も心をかき乱されるのは、今、多くの幕の一枚一枚に一つではなく大勢の名が書かれていることだ。橋の惨劇後、幕は、一つの家族から2人も3人も4人も犠牲者が出たことを告げている。
このところ、憲法草案を何度も読み返している。非常に危ないと感じさせるものだ。所々、あまりしっかり検討されたとも思えない条項については、あるべき憲法の要約のような感じだ。もしかして切り貼りしたの、という感じ。完成品とは思えない。ある所では漠然としすぎ、またの所では、不審な感じを受けるほど精緻にかかれている。明日、憲法草案について特集ブログを書くつもり。そのー、私が理解したことだけでも、ね。
午前1時48分 リバー
(翻訳 池田真里)
http://www.geocities.jp/riverbendblog/index.html
___________________
再開・・・なにがともあれ慶賀である。
あんまりブランクが長いもんで,よからぬことを考えたりしていたもんだ。
ブログ再開
長い間ブログを休んでしまった。理由はいくつかあるけれど、ただブログする気になれなかった、それが一番の理由。
暦(こよみ)の上では、今は夏の終わり。でも実際には、少なくともあとひと月、暑さに組み伏せられるような日々が続く。9月半ばのバグダードは相変わらず暑く、雨が降らない。日差しがまだ柔らかい早朝のほんのわずかな時間が、恵みの時。早起きすれば、そよ風と夏の涼しさの中でたっぷり1時間は過ごすことができる。
今夏のバグダードの電気事情は、壊滅的だった。毎日連続8時間から10時間、少なくとも6時間は電気がなかった。冬であれば、停電したら地区の発電機が給電してくれる。夏は、そうはいかない。暑さとエアコン使用で負荷がかかりすぎ、おまけに燃料不足なので、発電機の多くは日中止めておかなければならない。
それだけでなく水も不足している。みんな慣れてきたとはいうものの。朝起きてまず気がつくのは、今日は断水だということ。今朝も目覚めてベッドから出る前にもう、断水しているとわかった。音で。家中、干上がっていた。ふだんの家の営みが聞こえるかと耳を澄ませてみる。が、聞こえない。廊下の端のバスルームからのぽたぽたと蛇口を伝う水の音。階下の台所で皿を洗う音。トイレの水が流される音。どれもまったく聞こえない。もちろんシャワーの音なんて。家はからからに乾いている。
この干ばつと熱波は、テレビに映し出されるミシシッピとルイジアナの映像とまるで対照的だ。毎日、テレビでカトリーナが残した大破壊を見ては、戦争や占領のような人為的な破壊と、ハリケーンや津波のような自然災害とどちらが耐え難いだろうかと考えあぐねている。
アインマ橋の悲劇以来2週間、バグダードの多くの地区は、ほとんど黒く被われている。家から数キロのところにモスクがあって、その外壁に幅の広い黒幕がいくつも掛かっている。この2年間、この光景にも慣れてしまった。どの幕にも、アラビア文字の凝った書体で、イラク人の死が告知され、その日から数日間一家の男性たちがモスクでお悔やみを受けると述べられている。
今は、砂埃でくすんだ薄茶色のモスクの壁がほとんど見えないほど、黒い死亡告知の幕で被われてしまった。ひと目で読みとることなどできない。最も心をかき乱されるのは、今、多くの幕の一枚一枚に一つではなく大勢の名が書かれていることだ。橋の惨劇後、幕は、一つの家族から2人も3人も4人も犠牲者が出たことを告げている。
このところ、憲法草案を何度も読み返している。非常に危ないと感じさせるものだ。所々、あまりしっかり検討されたとも思えない条項については、あるべき憲法の要約のような感じだ。もしかして切り貼りしたの、という感じ。完成品とは思えない。ある所では漠然としすぎ、またの所では、不審な感じを受けるほど精緻にかかれている。明日、憲法草案について特集ブログを書くつもり。そのー、私が理解したことだけでも、ね。
午前1時48分 リバー
(翻訳 池田真里)
http://www.geocities.jp/riverbendblog/index.html
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再開・・・なにがともあれ慶賀である。
あんまりブランクが長いもんで,よからぬことを考えたりしていたもんだ。
これは メッセージ 174016 (pyu_pyu_kitakaze さん)への返信です.
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