「戦後」60年
投稿者: pyu_pyu_kitakaze 投稿日時: 2005/07/24 12:30 投稿番号: [173666 / 177456]
(抜き書き)
〜初年兵にまず命じられたのは、中国人を銃剣で刺し殺す訓練だった。木の幹に後ろ手で縛られた二人の中国人捕虜がいた。
「突けっ」
号令を受け、走って左胸を突き刺した時には足の震えは収まっていた。豆腐をはしで刺すような感覚。罪悪感はなかった。
同じ部隊の古年兵は山間の集落で若い女性を探し、集団で性的暴行を繰り返した。ある「討伐作戦」では、暴行した若い母親を裸のまま靴だけ履かせて、行軍に同行させた。
荷を軽くしようと思ったのか途中で古年兵が、母親が抱いていた赤ん坊を谷底に投げ捨てた。母親が後を追って身を投じると、兵士たちからゲラゲラと笑い声が上がった。近藤さんの目の前で起きた出来事だった。
近藤さんも小銃一発で何人貫通するかを試したことがある。中国人男性を尋問した後、十人ほどを並ばせ、背中から撃った。死体は豚の飼育場に放り込んだ。
銃剣で妊婦の腹を切り裂いたり、老人の耳をそぎ落としたり…。先の見えない泥沼の戦闘の中、部隊は残虐行為を繰り返した。
「幼いころから大和民族は優秀だと教え込まれ、劣等民族の中国人には何をしてもいいと思っていた。何百年謝っても償えないことをしてしまった」。そう語る近藤さんの顔がこわばった。
〜中隊復帰後、南部に撤退する際に、戦闘に巻き込まれた何百という住民の死体を見た。飛散した頭や手足。母親を失った赤ん坊の泣き声が聞こえた。「私らが中国でしてきたことが、沖縄で起きていた。地獄だった」。部隊壊滅後の六月末、死ぬつもりの「万歳突撃」に失敗し、捕虜になった近藤さんは地獄を生き延びる。
沖縄に行かなかった多くの古年兵は中国から復員した。戦友会では残虐行為を振り返るが、外に向かっては家族にも決して明かすことはないという。
だが、沖縄戦を語り始めることで、一兵士もまた戦争の“罪”を背負っていることに気付いた近藤さんは、八十歳を過ぎても山西省などを繰り返し訪れ、加害の記憶と向き合おうとしている。
「沖縄で虫けらのように殺された兵隊が、中国では人間とは思えんことをやっていたんですから」
東京新聞
http://www.tokyo-np.co.jp/kioku05/index.html
「戦後60年」特集はこちら↓
http://www.tokyo-np.co.jp/sengo60/index.html
〜初年兵にまず命じられたのは、中国人を銃剣で刺し殺す訓練だった。木の幹に後ろ手で縛られた二人の中国人捕虜がいた。
「突けっ」
号令を受け、走って左胸を突き刺した時には足の震えは収まっていた。豆腐をはしで刺すような感覚。罪悪感はなかった。
同じ部隊の古年兵は山間の集落で若い女性を探し、集団で性的暴行を繰り返した。ある「討伐作戦」では、暴行した若い母親を裸のまま靴だけ履かせて、行軍に同行させた。
荷を軽くしようと思ったのか途中で古年兵が、母親が抱いていた赤ん坊を谷底に投げ捨てた。母親が後を追って身を投じると、兵士たちからゲラゲラと笑い声が上がった。近藤さんの目の前で起きた出来事だった。
近藤さんも小銃一発で何人貫通するかを試したことがある。中国人男性を尋問した後、十人ほどを並ばせ、背中から撃った。死体は豚の飼育場に放り込んだ。
銃剣で妊婦の腹を切り裂いたり、老人の耳をそぎ落としたり…。先の見えない泥沼の戦闘の中、部隊は残虐行為を繰り返した。
「幼いころから大和民族は優秀だと教え込まれ、劣等民族の中国人には何をしてもいいと思っていた。何百年謝っても償えないことをしてしまった」。そう語る近藤さんの顔がこわばった。
〜中隊復帰後、南部に撤退する際に、戦闘に巻き込まれた何百という住民の死体を見た。飛散した頭や手足。母親を失った赤ん坊の泣き声が聞こえた。「私らが中国でしてきたことが、沖縄で起きていた。地獄だった」。部隊壊滅後の六月末、死ぬつもりの「万歳突撃」に失敗し、捕虜になった近藤さんは地獄を生き延びる。
沖縄に行かなかった多くの古年兵は中国から復員した。戦友会では残虐行為を振り返るが、外に向かっては家族にも決して明かすことはないという。
だが、沖縄戦を語り始めることで、一兵士もまた戦争の“罪”を背負っていることに気付いた近藤さんは、八十歳を過ぎても山西省などを繰り返し訪れ、加害の記憶と向き合おうとしている。
「沖縄で虫けらのように殺された兵隊が、中国では人間とは思えんことをやっていたんですから」
東京新聞
http://www.tokyo-np.co.jp/kioku05/index.html
「戦後60年」特集はこちら↓
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これは メッセージ 173665 (pyu_pyu_kitakaze さん)への返信です.
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