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「遠交近攻策」の中国とアフリカ

投稿者: pyu_pyu_kitakaze 投稿日時: 2005/05/31 11:03 投稿番号: [173432 / 177456]
(抜き書き)
〜反帝国主義者として西側諸国に対抗する中国は、米ソが顧みないアフリカ大陸に入り込んでいった。そして、タンザニアとザンビアを結ぶタンザン鉄道建設のような最も野心的な建設事業を引き受け、思想的な同志である東部アフリカ諸国(エチオピア、ウガンダ、タンザニア、ザンビアなど)や、エジプトのような有力非同盟諸国と軍事協力協定を結んだ。1955年から77年にかけて、中国はアフリカに1億4200万ドル相当の軍事物資を売却した。また、大学の門戸を部分的に解放し、独立したアフリカ諸国から1万5000人の留学生を受け入れてきた。

〜   中国は世界第2位の原油消費国で、その25%以上はギニア湾とスーダン内陸部から輸入している。今後2020年までにエネルギー資源の輸入依存率が 60%に達することになり、取引相手国を分け隔てしているわけにはいかない。台湾と外交関係を維持しているチャドのような国とて例外ではない(2)。アフリカは2004年時点で中国の貿易額の2%しか占めていないが、その「門戸開放政策」の恩恵を大きく受けている。90年代を通じて中国とアフリカの貿易高は700%増となり(3)、2000年に北京で第1回中国アフリカ・フォーラムが開催されて以降は(4)、40 以上の協定が調印され、この4年間で貿易額は倍増した(2004年末で200億ドル超)。今後2005年末までに、中国はイギリスを抜き、アメリカ、フランスに次ぐ第3位の貿易相手国となるだろう。さらに、世界銀行との共同プロジェクト策定に長けている中国は、アフリカで「自国の利になるようなグローバル化のパラダイム」を作り上げようとしているらしい(5)。

〜中国政府は、この新しい経済ゲームは「ウィン・ウィン」であり、もとより誰も敗者にならないと主張する。しかし、それは結局のところ、南々開発という幻想にくるまれた新植民地主義の新しい形態にすぎないのではないか。中国の貿易政策の限界や、繊維から鉄鋼にいたるアジア製品のアフリカへの襲来による直接競合が、アフリカの一部の論者によって懸念されている。

〜アフリカの伝統的なパートナーは、中国の出現をどこまで受け入れ、どのようにして適応していくのだろうか。社会科学院の賀文萍は以下のように語る。「アフリカでの中国の投資の増加が、旧宗主国との利害衝突を発生させるのは当然でもっともなことです。しかし我われは必要以上に不安を感じることはありません。アフリカ人を助け、アフリカ人の生活条件を改善し、グローバル化の恩恵を受けられるようにすることは、世界全体の人びとと国ぐににとって共通の目的です。中国人民および中国政府は、それに貢献することを非常に好ましく思っています。しかしながら、過去の経験に照らせば、それは長く厳しい旅になることでしょう」

  IMFによると、アフリカは2005年に、過去30年で最も高い5.8%の成長率を達成するに違いない。そこには中国の投資も寄与することになる。かつて冷戦の後背基地であったアフリカは、明日は激化する貿易戦争の前戦基地になるのだろうか。

Le Monde diplomatique
アフリカに経済攻勢かける中国
ジャン=クリストフ・セルヴァン(Jean-Christophe Servant)ジャーナリスト
訳・清水眞理子
http://www.diplo.jp/articles05/0505-3.html
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