特攻+東京大空襲=?
投稿者: mutekinozerosen 投稿日時: 2005/01/20 22:16 投稿番号: [172693 / 177456]
「アメリカの正義病、イスラムの原理病」
岸田秀
岸田▼あの同時多発テロ事件には、びっくりしたというのが正直なところです。
しかし、歴史においてまるっきり新しいことというのはめったにないので、ああいうことのもとはどこにあるかということを考えると、最初に思いついたのは日本の特攻隊のことです。特攻隊というのは、自分が死ぬことが前提になっている。攻撃して死ぬ可能性が高いというのではなくて、自分が死ぬというそのことが攻撃が成り立つための不可欠の手段になっている。そういうような攻撃の仕方というのは、歴史的には特攻隊が初めてだと思うんです。
戦争の歴史には、死を覚悟して城や砦を守ったとか、最後に死ぬ覚悟で突撃したとかというのは、しばしばあります。死を覚悟して戦うというのは、往々にしてあったわけです。戦争に戦死はつきもので、そういうことは不思議ではありません。けれども、最初から計画的に、攻撃の不可欠の要素として自死が含まれているというのは、特攻隊が最初だと思うんです。
しかし、特攻隊というのは、アメリカの航空母艦とか軍艦しかねらっていない。今回の同時多発テロは、一般市民を区別しないというか、むしろ一般市民をねらったという感じですね。ペンタゴンは軍事施設ですが、ニューヨークの世界貿易センタービルは民間施設ですからね。だから、そういう点では、今回のテロは特攻隊とは完全に違います。一般市民をねらった攻撃と言えば、思い出されるのは、アメリカ空軍の日本空襲です。もちろん、日本赤軍のテロやパレスチナのゲリラも一般市民を区別していませんが、歴史的にそういうことを初めてやったのはアメリカの日本本土空襲です。しかも、その規模は、一般市民をねらった他のテロと比べものになりません。何百とか何千とかのレベルではなく、アメリカ空軍は日本で一般市民を百万人は殺裁したのですから。
アメリカ空軍は日本本土を空襲したわけですが、その最終的な形が広島、長崎への原爆投下です。当時の日本では若い男はほとんど兵隊に取られて戦地に出征していましたから、本土に残っていだのはほとんど老人・女・子供でした。そして、アメリカ空軍は主として軍事施設ではなくて都市攻撃をやったのですから、ただひたすら老人・女・子供をねらった殺戟でした。したがって、女・子供といいますか、非戦闘員といいますか、一般市民といいますか、戦争にかかわりのない、自分たちに何の脅威も与えて小ない人たちを攻撃の対象とした点では、今度の同時多発テロはアメリカ空軍の伝統を引き継いでいるわけです。したがって、言うまでもないことですが、アメリカには、このテロを少なくとも道義的に非難する権利はありません。主としてアメリカ人が多数殺されたということで、怒ったり悲しんだりするのは判りますが……。
要するに、このテロは、日本の神風特攻隊の伝統とアメリカ空軍の伝統の両方を引き継いでいる、二つの伝統の合成の結果であると言えますね。
アメリカのほうでは真珠湾を思い出したそうですけれど、全然、見当違いです。特攻隊と同じく、真珠湾の奇襲も軍事施設しか狙っていません。戦艦四隻を撃沈したのが主な戦果で、その他戦艦や巡洋艦や駆逐艦などを大破、または中破しています。それから、飛行場を爆撃しています。市街地、一般市民は全然攻撃していない。真珠湾奇襲とニューヨークのテロとは全然一緒になりません。アメリカ人がこのテロでアメリカ空軍の日本空襲のことを思い出さないのは、都合の悪いことは忘れているからでしょうね。
岸田▼あの同時多発テロ事件には、びっくりしたというのが正直なところです。
しかし、歴史においてまるっきり新しいことというのはめったにないので、ああいうことのもとはどこにあるかということを考えると、最初に思いついたのは日本の特攻隊のことです。特攻隊というのは、自分が死ぬことが前提になっている。攻撃して死ぬ可能性が高いというのではなくて、自分が死ぬというそのことが攻撃が成り立つための不可欠の手段になっている。そういうような攻撃の仕方というのは、歴史的には特攻隊が初めてだと思うんです。
戦争の歴史には、死を覚悟して城や砦を守ったとか、最後に死ぬ覚悟で突撃したとかというのは、しばしばあります。死を覚悟して戦うというのは、往々にしてあったわけです。戦争に戦死はつきもので、そういうことは不思議ではありません。けれども、最初から計画的に、攻撃の不可欠の要素として自死が含まれているというのは、特攻隊が最初だと思うんです。
しかし、特攻隊というのは、アメリカの航空母艦とか軍艦しかねらっていない。今回の同時多発テロは、一般市民を区別しないというか、むしろ一般市民をねらったという感じですね。ペンタゴンは軍事施設ですが、ニューヨークの世界貿易センタービルは民間施設ですからね。だから、そういう点では、今回のテロは特攻隊とは完全に違います。一般市民をねらった攻撃と言えば、思い出されるのは、アメリカ空軍の日本空襲です。もちろん、日本赤軍のテロやパレスチナのゲリラも一般市民を区別していませんが、歴史的にそういうことを初めてやったのはアメリカの日本本土空襲です。しかも、その規模は、一般市民をねらった他のテロと比べものになりません。何百とか何千とかのレベルではなく、アメリカ空軍は日本で一般市民を百万人は殺裁したのですから。
アメリカ空軍は日本本土を空襲したわけですが、その最終的な形が広島、長崎への原爆投下です。当時の日本では若い男はほとんど兵隊に取られて戦地に出征していましたから、本土に残っていだのはほとんど老人・女・子供でした。そして、アメリカ空軍は主として軍事施設ではなくて都市攻撃をやったのですから、ただひたすら老人・女・子供をねらった殺戟でした。したがって、女・子供といいますか、非戦闘員といいますか、一般市民といいますか、戦争にかかわりのない、自分たちに何の脅威も与えて小ない人たちを攻撃の対象とした点では、今度の同時多発テロはアメリカ空軍の伝統を引き継いでいるわけです。したがって、言うまでもないことですが、アメリカには、このテロを少なくとも道義的に非難する権利はありません。主としてアメリカ人が多数殺されたということで、怒ったり悲しんだりするのは判りますが……。
要するに、このテロは、日本の神風特攻隊の伝統とアメリカ空軍の伝統の両方を引き継いでいる、二つの伝統の合成の結果であると言えますね。
アメリカのほうでは真珠湾を思い出したそうですけれど、全然、見当違いです。特攻隊と同じく、真珠湾の奇襲も軍事施設しか狙っていません。戦艦四隻を撃沈したのが主な戦果で、その他戦艦や巡洋艦や駆逐艦などを大破、または中破しています。それから、飛行場を爆撃しています。市街地、一般市民は全然攻撃していない。真珠湾奇襲とニューヨークのテロとは全然一緒になりません。アメリカ人がこのテロでアメリカ空軍の日本空襲のことを思い出さないのは、都合の悪いことは忘れているからでしょうね。
これは メッセージ 1 (messages_admin さん)への返信です.
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