>基本法合意
投稿者: adventureoftheultraworld 投稿日時: 2004/03/02 15:15 投稿番号: [164216 / 177456]
http://www.mainichi.co.jp/news/flash/kokusai/20040302k0000m030093002c.html
イラク:基本法合意 イスラム系、押し切る
【カイロ小倉孝保】イラク統治評議会が1日に合意したイラク基本法は、イスラム色を強く打ち出しながらも非宗教的な法を求める勢力にも配慮し玉虫色のまま決着した感が強い。宗教、民族構成の複雑なイラクで分裂回避を優先するには結局、最大公約数を重視するしかなく、重要課題は先送りされたとも言える。
基本法で最大の焦点になっていたのはイスラムの取り扱いだった。イスラム教シーア派組織「アッダワ党」や「イラク・イスラム革命最高評議会(SCIRI)」、同スンニ派グループはイスラム色の強い法律の制定を強く主張。特に、「イスラム法を唯一の法の源」とするよう求めていたとされる。
一方、共産党やキリスト教徒のアッシリア系グループ、非宗教色の強い「クルド愛国同盟(PUK)」、女性団体などは今こそ、宗教と政治を分離する好機とし、基本法に宗教色がつくのに反対していた。
結局、基本法ではイスラムを公式の国家宗教と位置付けたうえ、イスラム法(シャリア)を「あらゆる法の重要な源」と規定した。「唯一の源」とすることが回避されたことでは、非宗教勢力の抵抗にイスラム組織がやや歩み寄ったとみてよい。
しかし、女性グループなどが「シャリアは遺産相続や離婚手続きなどの面で女性の権利を侵す可能性がある」として、完全な政教分離を主張していたことを考えると、イスラム系グループの力が新生イラクで強くなっている感は否めない。
その背景には、イラクで人口の97%がイスラム教徒で、しかも旧フセイン政権崩壊後、組織力のあるイスラム系政党が勢力を伸ばしている現実がある。宗教色の強い人々は、指導者の発言一つで大規模デモを起こす力を持ち、統治評議会や米英占領当局(CPA)はアリ・シスタニ師のようなシーア派指導者の発言を無視することが不可能な状況になっている。
基本法の表現では、あらゆる法がシャリアを基本にすることは明らかだが、どの程度イスラム的色彩の強いものになるのかなど、今後の協議に委ねられた部分も大きい。イスラム色の濃い法律に反発していたとされるCPAは、占領統治が順調に進んでいることをアピールするためにも、基本法作成を先延ばしすることはできず、文面だけを整え、実際の課題は先延ばしされたとも言えそうだ。
●基本法は新憲法制定までの「つなぎ」らしいけど、新憲法にも大きな影響を持つみたいですね。
>憲法の改正も時宜に応じてできるように、ちゃんと手続きを決めたほうが良いと、そうしないと困ることがおきる、現に日本も原理主義者に困っているなどについて、日本がちゃんと忠告することが、
数十年後のイラクでも「アメリカの押し付けでできた妥協の憲法だ!改正しよう!」「制定までの経緯はともかく、平和と民主主義の憲法だから護憲だ! 日本人だってあの憲法をいまだに使ってるじゃないか」みたいな論議が起きたりしてね(笑)。
イラク:基本法合意 イスラム系、押し切る
【カイロ小倉孝保】イラク統治評議会が1日に合意したイラク基本法は、イスラム色を強く打ち出しながらも非宗教的な法を求める勢力にも配慮し玉虫色のまま決着した感が強い。宗教、民族構成の複雑なイラクで分裂回避を優先するには結局、最大公約数を重視するしかなく、重要課題は先送りされたとも言える。
基本法で最大の焦点になっていたのはイスラムの取り扱いだった。イスラム教シーア派組織「アッダワ党」や「イラク・イスラム革命最高評議会(SCIRI)」、同スンニ派グループはイスラム色の強い法律の制定を強く主張。特に、「イスラム法を唯一の法の源」とするよう求めていたとされる。
一方、共産党やキリスト教徒のアッシリア系グループ、非宗教色の強い「クルド愛国同盟(PUK)」、女性団体などは今こそ、宗教と政治を分離する好機とし、基本法に宗教色がつくのに反対していた。
結局、基本法ではイスラムを公式の国家宗教と位置付けたうえ、イスラム法(シャリア)を「あらゆる法の重要な源」と規定した。「唯一の源」とすることが回避されたことでは、非宗教勢力の抵抗にイスラム組織がやや歩み寄ったとみてよい。
しかし、女性グループなどが「シャリアは遺産相続や離婚手続きなどの面で女性の権利を侵す可能性がある」として、完全な政教分離を主張していたことを考えると、イスラム系グループの力が新生イラクで強くなっている感は否めない。
その背景には、イラクで人口の97%がイスラム教徒で、しかも旧フセイン政権崩壊後、組織力のあるイスラム系政党が勢力を伸ばしている現実がある。宗教色の強い人々は、指導者の発言一つで大規模デモを起こす力を持ち、統治評議会や米英占領当局(CPA)はアリ・シスタニ師のようなシーア派指導者の発言を無視することが不可能な状況になっている。
基本法の表現では、あらゆる法がシャリアを基本にすることは明らかだが、どの程度イスラム的色彩の強いものになるのかなど、今後の協議に委ねられた部分も大きい。イスラム色の濃い法律に反発していたとされるCPAは、占領統治が順調に進んでいることをアピールするためにも、基本法作成を先延ばしすることはできず、文面だけを整え、実際の課題は先延ばしされたとも言えそうだ。
●基本法は新憲法制定までの「つなぎ」らしいけど、新憲法にも大きな影響を持つみたいですね。
>憲法の改正も時宜に応じてできるように、ちゃんと手続きを決めたほうが良いと、そうしないと困ることがおきる、現に日本も原理主義者に困っているなどについて、日本がちゃんと忠告することが、
数十年後のイラクでも「アメリカの押し付けでできた妥協の憲法だ!改正しよう!」「制定までの経緯はともかく、平和と民主主義の憲法だから護憲だ! 日本人だってあの憲法をいまだに使ってるじゃないか」みたいな論議が起きたりしてね(笑)。
これは メッセージ 164214 (stwmpxqmwts さん)への返信です.
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