「暫定政権の設立」シーア派指導者 提言
投稿者: ryuuyuuressi 投稿日時: 2003/08/27 10:29 投稿番号: [159162 / 177456]
http://www.mainichi.co.jp/news/flash/kokusai/20030827k0000m030126001c.html
イラク:
シーア派指導者が選挙による暫定政権求め提言書
【バグダッド山科武司】イラク人の6割を占めるイスラム教シーア派の宗教指導者たちが「選挙結果に基く暫定政権の設立」を求めた提言書をまとめ、「統治評議会」に送付していたことが分かった。毎日新聞が入手した提言書は、現在の統治評議会を「イラク人民に諮られておらず合法性がない」と批判。選挙で選ばれた1040人で暫定議会、政府を構成し、その協議を経て恒久的な議会と政府を発足させるよう具体的に提案している。
提言はシーア派の法学者らによってまとめられ、多数の宗教的権威の承認を得たうえで評議会の憲法策定研究委員会に提出された。「宗教的権威によるイラクの経過的政体計画」と題され、「我々シーア派の宗教的権威は国家実現のため新たな政治計画を提案する」としている。
提言は「前政権崩壊後のすべての政治的進展はまったく合法性がない」と米英占領当局と統治評議会による統治を拒否したうえで、暫定政府発足のための総選挙を求めている。
具体的には、全国を260の選挙区に分けて各4人を選挙で選び、計1040人の互選により暫定議会(定数260人)と暫定政府(閣僚数23人)を設立。閣僚は互選で元首役も務める首相を選任する。議会、政府ともに任期は選挙後2年間とし、その間に恒久的な議会、政府の枠組を固め、憲法策定特別委員会を創設する、との手続を提案している。
米英占領当局の役割についても言及。イラク警察官を用いて選挙時の秩序と安定の維持に貢献し、「イラク国民の意思を尊重し、選挙結果に介入しないこと」と、その役割を限定するよう求めている。
統治評議会は既に新内閣発足に向けて人選を進めているため、提言がそのまま受け入れられる可能性は低い。しかし、国民の大多数に影響力を及ぼす宗教的指導者による提言だけに、統治評議会もこうした「民意の反映」を求める声への配慮を迫られる。
◇統治評議会の人選 国民の意図に沿わない ヤコビ師
提言の意図や背景について、シーア派宗教的指導者の中でサドル派と並び支持を集めるヤコビ派の総帥、ムハンメド・ムーサ・ヤコビ師(43)に聞いた。 【ナジャフで山科武司】
――提言作成の経緯は
直接的には現在イランに在住するオベイクカボン・アルフセイニ・ハアリ師の名前でまとめられた。サドル師派の重鎮も賛同し、私も賛成した。重要なのは我々イラク人が一致して行動することだ。
――イラクの現状は
日に日に悪くなっていく。治安は乱れ、統治評議会に集まる多くの政党人は、自党の利益ばかりを考え分裂状態だ。そのために人心が離れ、益々治安が乱れる。
――何が原因なのか
一番の問題は、提言にもあるように、現在の統治評議会の人選がイラク国民の意思に沿ったものではないことだ。彼らは占領軍、つまり米国によって選ばれた人々で、多くが海外にいた人物だ。民意の裏づけがないから、イラク人から支持されない。占領軍を拒否することもできず、両手を縛られながら仕事をしているようなものだ。本当に問題なのは、イラク人自身にすべてを決めさせない占領軍だが、イラク人の不満は統治評議会に向かう形となっている。
――解決策は
提言に沿ってまず選挙を行うことだ。イラクの民意が反映されていない政策はすべて、我々から拒否されるだろう。
――武力闘争も辞さないのか
我々はテロに強く反対する。我々は言葉を武器に戦う。
[毎日新聞8月27日]
● 2000文字の字数制限もある。今回は、記事のみを合わせ紹介する。
ご吟味下さい。
http://www.mainichi.co.jp/news/article/200308/02m/121.html
「民主的な政府、新たにつくる」――イラク・シーア派指導者ムクタダ(・サドル)師と会見
イラク:
シーア派指導者が選挙による暫定政権求め提言書
【バグダッド山科武司】イラク人の6割を占めるイスラム教シーア派の宗教指導者たちが「選挙結果に基く暫定政権の設立」を求めた提言書をまとめ、「統治評議会」に送付していたことが分かった。毎日新聞が入手した提言書は、現在の統治評議会を「イラク人民に諮られておらず合法性がない」と批判。選挙で選ばれた1040人で暫定議会、政府を構成し、その協議を経て恒久的な議会と政府を発足させるよう具体的に提案している。
提言はシーア派の法学者らによってまとめられ、多数の宗教的権威の承認を得たうえで評議会の憲法策定研究委員会に提出された。「宗教的権威によるイラクの経過的政体計画」と題され、「我々シーア派の宗教的権威は国家実現のため新たな政治計画を提案する」としている。
提言は「前政権崩壊後のすべての政治的進展はまったく合法性がない」と米英占領当局と統治評議会による統治を拒否したうえで、暫定政府発足のための総選挙を求めている。
具体的には、全国を260の選挙区に分けて各4人を選挙で選び、計1040人の互選により暫定議会(定数260人)と暫定政府(閣僚数23人)を設立。閣僚は互選で元首役も務める首相を選任する。議会、政府ともに任期は選挙後2年間とし、その間に恒久的な議会、政府の枠組を固め、憲法策定特別委員会を創設する、との手続を提案している。
米英占領当局の役割についても言及。イラク警察官を用いて選挙時の秩序と安定の維持に貢献し、「イラク国民の意思を尊重し、選挙結果に介入しないこと」と、その役割を限定するよう求めている。
統治評議会は既に新内閣発足に向けて人選を進めているため、提言がそのまま受け入れられる可能性は低い。しかし、国民の大多数に影響力を及ぼす宗教的指導者による提言だけに、統治評議会もこうした「民意の反映」を求める声への配慮を迫られる。
◇統治評議会の人選 国民の意図に沿わない ヤコビ師
提言の意図や背景について、シーア派宗教的指導者の中でサドル派と並び支持を集めるヤコビ派の総帥、ムハンメド・ムーサ・ヤコビ師(43)に聞いた。 【ナジャフで山科武司】
――提言作成の経緯は
直接的には現在イランに在住するオベイクカボン・アルフセイニ・ハアリ師の名前でまとめられた。サドル師派の重鎮も賛同し、私も賛成した。重要なのは我々イラク人が一致して行動することだ。
――イラクの現状は
日に日に悪くなっていく。治安は乱れ、統治評議会に集まる多くの政党人は、自党の利益ばかりを考え分裂状態だ。そのために人心が離れ、益々治安が乱れる。
――何が原因なのか
一番の問題は、提言にもあるように、現在の統治評議会の人選がイラク国民の意思に沿ったものではないことだ。彼らは占領軍、つまり米国によって選ばれた人々で、多くが海外にいた人物だ。民意の裏づけがないから、イラク人から支持されない。占領軍を拒否することもできず、両手を縛られながら仕事をしているようなものだ。本当に問題なのは、イラク人自身にすべてを決めさせない占領軍だが、イラク人の不満は統治評議会に向かう形となっている。
――解決策は
提言に沿ってまず選挙を行うことだ。イラクの民意が反映されていない政策はすべて、我々から拒否されるだろう。
――武力闘争も辞さないのか
我々はテロに強く反対する。我々は言葉を武器に戦う。
[毎日新聞8月27日]
● 2000文字の字数制限もある。今回は、記事のみを合わせ紹介する。
ご吟味下さい。
http://www.mainichi.co.jp/news/article/200308/02m/121.html
「民主的な政府、新たにつくる」――イラク・シーア派指導者ムクタダ(・サドル)師と会見
これは メッセージ 159158 (ryuuyuuressi さん)への返信です.
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