「ハマス:イスラエル工作機関」説の作り方
投稿者: adventureoftheultraworld 投稿日時: 2003/06/19 13:59 投稿番号: [157667 / 177456]
http://www.geocities.co.jp/WallStreet-Bull/5615/
>ハマスがイスラエル軍・イスラエル政府と裏で通じている「工作機関」である事は、
>「公然の秘密」のたぐいである。
そのHPは有名な基地外(haikinhayuibutsukyoto)
ってのが作ってるHPだから、参考にならん。
でもこの基地外に限らず、「ハマスはリクードの操り人形」っていう説は
パレスチナ盲目的支持者の間で根強い。
その憶測は主に3つの事実から構成されている。
1 イスラエル内の和平勢力の伸展や、外交努力など
和平/平和/パレスチナ独立に
望ましい方向性がうまれるときに、
必ずといって良いほどハマスがテロを起こす。
2 ハマスのテロは、1996年の労働党の敗北や、報復攻撃、サウジ和平案の破棄など
ほとんど必ずパレスチナに不利益な結果をもたらす。
3 イスラエルは、ハマスを「敵」と宣言しながらも
その霊的/精神的指導者であるヤシン師を殺害しない。
この1〜3から、一部のパレスチナ支持派は、
「ハマスはリクードの別働隊である」と結論する。
この憶測はほとんどが「思い込み」から生まれている。
まず1については、
「パレスチナ人は全員平和を願っている」
「平和を望むパレスチナ人が、平和に逆行することをするはずない」
「パレスチナは清く正しい人々である」
という思い込みがある。
次に2について。
「テロが自らの足を引っ張るということを知らないほど
ハマスはバカじゃないだろう」と思い込んでいる。
逆に言えば、
「事件によってもっとも利益を得る者が、容疑者である」
という考えなのだろうが、この考えは冤罪の温床。
状況だけで事件を見るのなら
「北朝鮮の拉致は、総連弾圧を狙う日本の右翼が仕組んだ」
「オウムのサリンテロは、草加学会が仕組んだ」とも言えるでしょ?
3については、
たしかに80年代前半に、ムスリム同胞団のパレスチナ版が組織された頃は
イスラエルは「PLOの対抗勢力」として、ヤシンを大目にみていたらしい。
しかし、その後、危険性に気がついたイスラエルは
1982年や、1989年にヤシンを逮捕している。
(その後、モサドがヨルダンでハマスメンバーを暗殺しようとして
失敗した事件の「手打ち」として1997年に釈放された)
こうした過去の「弾圧」の事実は無視できない。
それに、ヤシンの下で活発に軍事行動を行なうハマス軍事部門指導者は
この3年弱でかなり暗殺されているという事実がある。
昨年「なぜヤシンを殺さないのか」と聞かれたシャロンは
「殺した場合、より状況が悪くなる可能性がある」と答えている。
『ハマスはイスラエルの工作機関である』という妄想は
うえに挙げた3つの思い込みに、
「パレスチナ人にはテロをする能力はない」
「ユダヤ人政府は自国民の命を敵に差し出すほどに悪らつである」
という、
パレスチナ人とイスラエル人への偏見をプラスすれば、出来上がる。
「9.11=アメリカの陰謀」説も
ほとんどはこの流れを流用しているんじゃないかな?
>ハマスがイスラエル軍・イスラエル政府と裏で通じている「工作機関」である事は、
>「公然の秘密」のたぐいである。
そのHPは有名な基地外(haikinhayuibutsukyoto)
ってのが作ってるHPだから、参考にならん。
でもこの基地外に限らず、「ハマスはリクードの操り人形」っていう説は
パレスチナ盲目的支持者の間で根強い。
その憶測は主に3つの事実から構成されている。
1 イスラエル内の和平勢力の伸展や、外交努力など
和平/平和/パレスチナ独立に
望ましい方向性がうまれるときに、
必ずといって良いほどハマスがテロを起こす。
2 ハマスのテロは、1996年の労働党の敗北や、報復攻撃、サウジ和平案の破棄など
ほとんど必ずパレスチナに不利益な結果をもたらす。
3 イスラエルは、ハマスを「敵」と宣言しながらも
その霊的/精神的指導者であるヤシン師を殺害しない。
この1〜3から、一部のパレスチナ支持派は、
「ハマスはリクードの別働隊である」と結論する。
この憶測はほとんどが「思い込み」から生まれている。
まず1については、
「パレスチナ人は全員平和を願っている」
「平和を望むパレスチナ人が、平和に逆行することをするはずない」
「パレスチナは清く正しい人々である」
という思い込みがある。
次に2について。
「テロが自らの足を引っ張るということを知らないほど
ハマスはバカじゃないだろう」と思い込んでいる。
逆に言えば、
「事件によってもっとも利益を得る者が、容疑者である」
という考えなのだろうが、この考えは冤罪の温床。
状況だけで事件を見るのなら
「北朝鮮の拉致は、総連弾圧を狙う日本の右翼が仕組んだ」
「オウムのサリンテロは、草加学会が仕組んだ」とも言えるでしょ?
3については、
たしかに80年代前半に、ムスリム同胞団のパレスチナ版が組織された頃は
イスラエルは「PLOの対抗勢力」として、ヤシンを大目にみていたらしい。
しかし、その後、危険性に気がついたイスラエルは
1982年や、1989年にヤシンを逮捕している。
(その後、モサドがヨルダンでハマスメンバーを暗殺しようとして
失敗した事件の「手打ち」として1997年に釈放された)
こうした過去の「弾圧」の事実は無視できない。
それに、ヤシンの下で活発に軍事行動を行なうハマス軍事部門指導者は
この3年弱でかなり暗殺されているという事実がある。
昨年「なぜヤシンを殺さないのか」と聞かれたシャロンは
「殺した場合、より状況が悪くなる可能性がある」と答えている。
『ハマスはイスラエルの工作機関である』という妄想は
うえに挙げた3つの思い込みに、
「パレスチナ人にはテロをする能力はない」
「ユダヤ人政府は自国民の命を敵に差し出すほどに悪らつである」
という、
パレスチナ人とイスラエル人への偏見をプラスすれば、出来上がる。
「9.11=アメリカの陰謀」説も
ほとんどはこの流れを流用しているんじゃないかな?
これは メッセージ 157657 (abcxyz_memo さん)への返信です.
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