戦争とプロパガンダ・・・
投稿者: yumeneko2000 投稿日時: 2003/05/04 09:24 投稿番号: [156548 / 177456]
< E. W .サイード>著より
―― パレスチナは、いま――
パレスチナに少しでも関わりのある者はみな、現在、
気の遠くなるような怒りとショックに打ちのめされている。
ほとんど1982年の出来事の再現ではあるものの、
現在イスラエルが(ジョージ・ブッシュのあきれるほど無知で
グロテスクな支持のもとに)パレスチナの人々にしかけている
全面的な植民地制圧攻撃は、1971年と1982年にシャロンが
パレスチナ人にしかけた前2回の大規模な侵略よりもさらにひどいものである。
政治的・倫理的な環境は今日ではずっと粗野で単純化志向
のものになっており、メディアの有害な役割(パレスチナ人の
自爆攻撃だけをとり出して、その背景となっているイスラエルによる
パレスチナ領土の35年にわたる非合法占領という文脈から
切り離すという役割にほぼ終始していた)はイスラエル寄りの
偏向を一段と強めており、合衆国の力はさらに揺るぎ無いものとなり、
テロリズムに対する戦争はずっと強力にグローバルな関心を
独占するようになっている。その一方で、アラブ世界の環境はといえば、
これまでにも増して一貫性を欠き、分裂を深めている。
このような条件を受けて、シャロンの殺人衝動は高楊し(
そういう表現が適切ならばだが)、おまけに肥大化している。
これはつまり、彼は以前より処罰を恐れることなくずっと大きな
危害を加えることが可能になっているということだ。
しかし同時にまた、彼のこれまでの努力も、築いてきた業績も、
否定と憎悪に凝り固まった政策の失敗によってずっと大きく損なわれている。
そのような否定と憎悪は、結局のところ政治的にも
軍事的にも実りをもたらすものではない。
このような民族間の
対立には戦車や戦闘機で排除できるもの以上の要素が
含まれているのであり、非武装の一般市民に対する戦争は決して
(シャロンがテロについての愚劣な念仏をいくたび不器用に吹聴して回ろうが)
彼が夢のお告げで約束されたような、本当に永続的な政治的成果を
もたらすことはない。パレスチナ人はいなくなりはしない。
おまけにシャロンはほぼ間違いなく自国民の不興を買い、
退けられることになる。
彼には何の計画もなく、ただパレスチナとパレスチナ人に
かかわるものを全て破壊しようとするだけだ。
アラファトとテロに対する病的な憤怒の固着も、結局は
アラファトの声望を高めただけで、本人のやみくもな
モノマニアぶりに注意をひきつける結果となった。
だが結局のところ、彼のことはイスラエルが面倒を見る問題だ。
私たちにとっては、現在の重要課題は精神的にもてるかぎりの
力を使って次のことを確認することだ――犯罪的な戦争によって
甚大な被害を被ってはいるが、私たちは決してあきらめない。
ズビグニュー・ブレジンスキーのように高名で尊敬できる元政治家が、
イスラエルはまるでアパルトヘイト時代の南アの白人至上主義政権
のようにふるまっていると国営テレビではっきり公言するよう
になったときには、そのような考えを抱いているのは
彼ひとりではないと考えてまず間違いない。
また、次第に多くのアメリカ人や他の国の人々が、イスラエルに対して、
たんに幻滅するばかりでなく、合衆国にとって途方もなく
高価な金食い虫の被後見人、あまりにも大きな代償を要求し、
アメリカの孤立を深め、アメリカに対する同盟国や国民の評判を
大きく損なう存在として愛想を尽かすようになってきていることも間違いない。
問題は、この最大の難局に際して、私たちは現在の危機から
何を理性的に学びとり、将来の計画に資することができるのかということだ。
いまぜひとも述べておきたいことは、内容は絞ったものの、
アラブと西洋の両世界で育った者として、私がパレスチナ運動
に注いできた長年の努力のささやかな成果といえるものだ。
◎stwmpxqmwtsさん
おはようございます!
クリックしてみましたが・・・。
あぁ〜、疲れました!難しい内容!!
―― パレスチナは、いま――
パレスチナに少しでも関わりのある者はみな、現在、
気の遠くなるような怒りとショックに打ちのめされている。
ほとんど1982年の出来事の再現ではあるものの、
現在イスラエルが(ジョージ・ブッシュのあきれるほど無知で
グロテスクな支持のもとに)パレスチナの人々にしかけている
全面的な植民地制圧攻撃は、1971年と1982年にシャロンが
パレスチナ人にしかけた前2回の大規模な侵略よりもさらにひどいものである。
政治的・倫理的な環境は今日ではずっと粗野で単純化志向
のものになっており、メディアの有害な役割(パレスチナ人の
自爆攻撃だけをとり出して、その背景となっているイスラエルによる
パレスチナ領土の35年にわたる非合法占領という文脈から
切り離すという役割にほぼ終始していた)はイスラエル寄りの
偏向を一段と強めており、合衆国の力はさらに揺るぎ無いものとなり、
テロリズムに対する戦争はずっと強力にグローバルな関心を
独占するようになっている。その一方で、アラブ世界の環境はといえば、
これまでにも増して一貫性を欠き、分裂を深めている。
このような条件を受けて、シャロンの殺人衝動は高楊し(
そういう表現が適切ならばだが)、おまけに肥大化している。
これはつまり、彼は以前より処罰を恐れることなくずっと大きな
危害を加えることが可能になっているということだ。
しかし同時にまた、彼のこれまでの努力も、築いてきた業績も、
否定と憎悪に凝り固まった政策の失敗によってずっと大きく損なわれている。
そのような否定と憎悪は、結局のところ政治的にも
軍事的にも実りをもたらすものではない。
このような民族間の
対立には戦車や戦闘機で排除できるもの以上の要素が
含まれているのであり、非武装の一般市民に対する戦争は決して
(シャロンがテロについての愚劣な念仏をいくたび不器用に吹聴して回ろうが)
彼が夢のお告げで約束されたような、本当に永続的な政治的成果を
もたらすことはない。パレスチナ人はいなくなりはしない。
おまけにシャロンはほぼ間違いなく自国民の不興を買い、
退けられることになる。
彼には何の計画もなく、ただパレスチナとパレスチナ人に
かかわるものを全て破壊しようとするだけだ。
アラファトとテロに対する病的な憤怒の固着も、結局は
アラファトの声望を高めただけで、本人のやみくもな
モノマニアぶりに注意をひきつける結果となった。
だが結局のところ、彼のことはイスラエルが面倒を見る問題だ。
私たちにとっては、現在の重要課題は精神的にもてるかぎりの
力を使って次のことを確認することだ――犯罪的な戦争によって
甚大な被害を被ってはいるが、私たちは決してあきらめない。
ズビグニュー・ブレジンスキーのように高名で尊敬できる元政治家が、
イスラエルはまるでアパルトヘイト時代の南アの白人至上主義政権
のようにふるまっていると国営テレビではっきり公言するよう
になったときには、そのような考えを抱いているのは
彼ひとりではないと考えてまず間違いない。
また、次第に多くのアメリカ人や他の国の人々が、イスラエルに対して、
たんに幻滅するばかりでなく、合衆国にとって途方もなく
高価な金食い虫の被後見人、あまりにも大きな代償を要求し、
アメリカの孤立を深め、アメリカに対する同盟国や国民の評判を
大きく損なう存在として愛想を尽かすようになってきていることも間違いない。
問題は、この最大の難局に際して、私たちは現在の危機から
何を理性的に学びとり、将来の計画に資することができるのかということだ。
いまぜひとも述べておきたいことは、内容は絞ったものの、
アラブと西洋の両世界で育った者として、私がパレスチナ運動
に注いできた長年の努力のささやかな成果といえるものだ。
◎stwmpxqmwtsさん
おはようございます!
クリックしてみましたが・・・。
あぁ〜、疲れました!難しい内容!!
これは メッセージ 156533 (yumeneko2000 さん)への返信です.
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