対米全面テロ

Yahoo! Japan 掲示板トピックビューアー

[ << 最初のページ | < 前のページ | メッセージリスト | 掲示板表示 | [ メッセージ # ] | 次のページ > | 最後のページ >> ]

本を読みましょう

投稿者: anti_genrisyugisya 投稿日時: 2003/04/06 21:51 投稿番号: [155351 / 177456]
アメリカの国家犯罪全書
ウィリアム・ブルム著、益岡賢訳
作品社、400ページ、2000円、2003年3月31日発売
1ページ5円という安さ! 索引付



原書は Rogue State: A Guide to the World's Only Superpower (London: Zed Books, 2002) です。著者のウィリアム・ブルム氏は、1967年、米国のベトナム侵略に抗議して国務省を辞任して以降、地道に米国の海外介入や国内での人権侵害を調査してきた人で、その著書は、米国内で米国の政策を憂慮する人々に高く評価されています。勇ましいタイトルがついていますが、米国による多くの国際法違反をオムニバス形式で記述した、淡々とした本です。細かい章に分かれているため、最初から読み通すこともできますが、ハンドブック的に使うこともできます。もうすぐ書店に並びますので、よろしければ手にとって見てみて下さい。直接手に取ることが難しい方のために、一部、オンラインで公開致します。ただし、その後訳文には大分手が入れられていますので、正確に本と同じではありません。ご了承下さい。また、2003年1月に著者からのイラクを巡るコメントをもらった部分が「著者まえがき」に追加されています。

あと、わざわざお断りするまでもないことなのかも知れませんが、これはいわゆる「反米本」ではありません。親米とか反米といった妙なカテゴリー(これ自身、ブッシュが他人に強制しようとしたカテゴリーです)においてではなく、冷静に、記録として検討していただきたい中身の本です。占領下パレスチナの人が恐ろしい状況に置かれている中で、それをしっかりと批判しながら、不当な行為に対してはどのような場所でそれが起ころうと反対する枠組みの必要性を説き、そのために「オープンなディスカションや交流の促進を通して、手前勝手な議論、戦争や宗教的急進主義や先制「防衛」の専門用語などと取り引きすることのない知的な誠実さを育むこと」(中野真紀子訳『イスラエル、イラク、アメリカ -- -戦争とプロパガンダ3 -- -』みすず書房、二〇〇三年)の重要性を強調する、エドワード・サイードの言葉が、訳者は、とても好きです。そして、サイードのこの言葉は、「親米」とか「反米」といった対立軸と、全く異なる立場からのものだと思います。

目次:

著者まえがき
はじめに
第一部   「われわれ」と「奴ら」:テロリストおよび人権侵害者と米国の愛憎関係
第1章   テロリストたちが米国をいじめる理由
第2章   アメリカから世界へのプレゼント:アフガンのテロリスト養成所卒業生たち
第3章   暗殺
第4章   米軍/CIA訓練マニュアルからの抜粋・・・いいヤツらの心にある素敵な考え
第5章   拷問
第6章   芳しくない輩
第7章   「芳しくない輩」の新規訓練
第8章   戦争犯罪者:敵側の、そしてわれわれの
第9章   テロリストの安息地
第10章   ポル・ポト支援
第二部   米国による大量破壊壁の使用
第11章   爆撃
第12章   劣化ウラン
第13章   クラスター爆弾
第14章   化学兵器・生物兵器の利用:米国外編
第15章   化学兵器・生物兵器の利用:米国編
第16章   化学兵器と生物兵器の利用を他国に奨励する
第三部   「無法国家」対世界
第17章   米国の世界介入小史   一九四五年〜現在
第18章   選挙操作
第19章   トロイの木馬:「米国民主主義基金」(NED)
第20章   米国対世界:国連を舞台に
第21章   盗聴:地球上のあらゆる場所で
第22章   拉致と略奪
第23章   CIAがネルソン・マンデラを二八年間の牢獄生活に送りこんだ経緯
第24章   CIAと麻薬:「何が悪い?」
第25章   地上唯一の超大国であるということは、決して謝罪する必要がないということである。
第26章   自由企業のために、合衆国は、侵略し、爆撃し、殺害する。しかし、アメリカ人は本当にそれを信じているのだろうか。
第27章   自由な国のある一日
[ << 最初のページ | < 前のページ | メッセージリスト | 掲示板表示 | [ メッセージ # ] | 次のページ > | 最後のページ >> ]

Yahoo! Japan 掲示板 アーカイヴ

[検索ページ] (中東) (東亜) (捕鯨 / 捕鯨詳細)