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ドビルパン仏外相

投稿者: light_cavalryman 投稿日時: 2003/03/10 18:23 投稿番号: [153486 / 177456]
ドビルパン仏外相:
「平和外交」の顔   情熱的な演説も人気の的

  イラクに対する武力行使を認めるかどうか。国連安保理は最終局面を迎えている。その中で、フランスの「平和外交」を引っ張るドミニク・ドビルパン外相(49)が注目を集めている。長身で容姿端麗、歴史や文学を織り込んだ情熱的な演説も人気の的。「次期大統領候補」との声も出始めている。【パリで大木俊治】

  ★22年前の出会い

  「(対イラク攻撃に反対するのは)戦争と占領と残虐の歴史を知っている“古い欧州”であるフランスからのメッセージだ。フランスはその価値観を忠実に守り、より良い世界を共に築く力があると信じる」。

  米英を除く安保理メンバーが称賛の拍手を送った2月14日の国連演説の締めくくり。この部分は外相自身がニューヨークへ向かう機内で考えたという。和平推進派の非政府組織の女性メンバーが演説後、花束とチョコレートを贈ったほどだ。

  もともとは外交官で、在米ワシントン、在インドの大使館勤務や外務省アフリカ局次長も経験している。しかし、何と言っても特筆すべきはシラク大統領との長く親密な付き合いだ。27歳の時、当時パリ市長だったシラク氏の目に留まった。将来の大統領を目指し、補佐役となる有能な外交官を探していたシラク氏は、「会ってすぐに、非常にすぐれた知力の持ち主だと分かった」とジャーナリストのフィリップ・ラブロ氏に語っている。

  ★学業は失敗?

  「詩人であると同時にすぐれた指揮官。コンクリートのように揺るがない公明正大さ。彼のような男に出会うことはめったにない」。大統領自身のドビルパン評が、その信頼の高さを物語る。アフリカ民芸品のお面を集める趣味まで同じだ。

  モロッコのラバトで生まれ、南米ベネズエラのカラカスで育った。父親のグザビエ・ドビルパン氏(76)は当時、海外を渡り歩く実業家で、86年に帰国して上院議員に当選している。息子のドビルパン氏はフランス南部・トゥールーズに近い寄宿学校に預けられたが、学校とそりが合わず「学業的には失敗した」(フィガロ紙)。それでも、エリート養成機関で名高い国立行政学院(ENA)を卒業しており、切れ者だったことは確かだ。

  ★冷めた見方も

  執務室にナポレオンの胸像や肖像画を飾り、ナポレオンについて書いた「百日天下あるいは犠牲の精神」という近著がある。冒頭の国連演説には、彼のドゴール主義に近い「フランス礼賛」の考えを読みとる人も多い。

  歴史や文学への造詣が深く、演説でランボーの詩を引用する。また、イラク危機のさなか、作家を昼食に招いて詩について熱弁をふるったとのエピソードもある。

  ただ、今回脚光を浴びるまでは、知的だが冷たいイメージで、一般受けはあまり良くなかったとも言われる。「有能な外交官だが、今の人気はたまたまイラク危機と重なったための現象」(ベルトラン仏国際関係研究所員)との冷めた見方もある。この人気はいつまで続くのだろうか。

[毎日新聞3月10日] ( 2003-03-10-14:47 )

http://www.mainichi.co.jp/news/flash/kokusai/20030310k0000e030091000c.html


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気品のある知的で端整なマスク。少し冷たい感じはするが、外交官らしい怜悧さと
ランボーを引用する叙情性を併せ持つ外相は、素敵だ。14日の安保理での演説の後、
非政府組織の平和団体の女性から、チョコレートと花束を受け取ったのは頷ける。

日本にも、萩原朔太郎や中原中也を語る外相や政治家がいてもいい。無理か…。
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