アメリカはなぜ嫌われるのか
投稿者: chottomato3 投稿日時: 2002/09/06 22:19 投稿番号: [146849 / 177456]
アメリカはなぜ嫌われるのか。パウエル米国務長官は、南アフリカでしみじみ考えたのではないか。ヨハネスブルクで開催された環境開発サミットの最終日、パウエル氏の演説は怒号に包まれたそうだ。
不在のブッシュ大統領への不満、自国中心主義の米政府への不信が爆発したらしい。米政権内では、国際協調派と目されているパウエル氏である。演説を中断しなければならないような経験は珍しいのではないか。
アメリカはなぜ嫌われるのか。皮肉にも、このテーマでの会議が米国で5、6日の2日間開催されている。内外の研究者らを集めての会議で、米国務省の主催である。政府主催でこうした研究会を開くところがあの国の懐の深いところかもしれない。ただし非公開で、参加者の名前も明らかにされない。
米紙でインド系英国人作家のサルマン・ラシュディ氏がブッシュ政権を痛烈に批判しながらこの会議について言及している。政権内のタカ派と違って、明らかに戦争より外交を重視するパウエル氏の路線を強化する会議になるかもしれない、と。
国務省はまた広告業界の大物を次官に招いて、宣伝戦にも力を入れている。シャーロット・ビアーズさんで、フォーチュン誌に米国で最も影響力のある女性と評されたこともある人だ。最近5億ドルの予算を得て、史上最大の宣伝戦を展開するという。その役割は「米国ブランドの復権」である。
アメリカはなぜ嫌われるのか。この自問は貴重だと思う。この問いをくぐって大国にふさわしい謙虚さが生まれることを願おうか。
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(以上、今日の asahi.com「天声人語」より)
http://www.asahi.com/paper/column.html
これは メッセージ 146677 (chottomato3 さん)への返信です.
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