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インドネシア:イスラム新政党 2

投稿者: aznrsrsnsn 投稿日時: 2002/07/02 03:22 投稿番号: [144490 / 177456]
IPS Japanese
http://www.ipsnihongo.org/a06/28.html


▽総選挙で健闘、7議席確保
  98年の結党以来、正義党は支持層を急速に広げ、99年6月の総選挙では初登場 にもかかわらず、既成政党や他のイスラム系政党に伍して健闘し、国会に7議席を確 保した。「国会では政党中では5番目の勢力を誇っている。大成功だ」と誇らしげに 語るのはヒダヤット第2党首。

  正義党のこうした動きに対し、イスラム系の大組織をバックにする従来からの政党 は警戒心を高めている。そのうちのひとつ、アブドルラフマン・ワヒド前大統領率い る「国民覚せい党」の関係者たちは正義党の動きに不快感を隠さない。国民覚せい党 は、会員3500万人を誇るイスラム系組織「ナフダトゥール・ウラマ」を基盤にし ている。

  正義党が主張する憲法改正に関し、ワヒド前大統領は、唯一神への信仰を保証する 憲法第29条は、インドネシア建国の英雄たちが異なる宗教への信仰の自由を認め、 一致して同意したものだ、と反論しているという。

  メガワティ大統領の与党「闘争民主党」、スハルト時代の元与党「ゴルカル党」、 アミン・ライス国民協議会議長率いる「国民信託党」といった他の主要政党も、第2 9条改正にはこぞって反対している。国民信託党はナフダトゥール・ウラマに次ぐ規 模を持つイスラム系組織「ムハマディア」を支持母体にしている。

▽世俗主義のイスラム教徒最大国
  1945年8月17日の独立以来、インドネシアは人口2億2000万人のうち、 90%近くを占めるイスラム教徒と同教にある種の社会的優先権は与えているが、近 代法体系下で政治、司法を進める世俗国家としての道を歩んできた。

  独立の父と呼ばれるスカルノ初代大統領は民族主義を掲げ、イスラム勢力を無視し、 それに続いたスハルト元大統領は国軍を背景に国家統一を第1とし、イスラム勢力と イスラム知識人らを政権存立への危険な存在として遠ざける政治を行った。

  その結果、ナフダトゥール・ウラマといった大衆に根差した大組織を筆頭に、イス ラム系組織は議会政治の中で重要な役割を果たすことはなく、また、その指導者たち の多くも世俗国家に賛意を表してきた。スハルト政権崩壊後でも、イスラム教徒の大 半は世俗的な政党を支持し続けた。

  しかし、ハムザ・ハス副大統領はイスラム系の既成政党で、憲法改正を支持する開 発統一党の党首でもある。副大統領は改憲を主張するものの、改憲運動が国権の最高 機関である国民協議会の場で十分な支持を得られない、との見方を繰り返し表明して いる。
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