対米全面テロ

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記者の目前、戦車が威嚇射撃

投稿者: chottomato3 投稿日時: 2002/04/18 12:32 投稿番号: [140501 / 177456]
ジェニン難民キャンプ(04/16)

  イスラエル軍の大規模侵攻でパレスチナ人が「虐殺」されたとの疑いが持ち上がっているジェニンの難民キャンプに15日入った。いたるところに戦車が陣取り、イスラエル軍がひっきりなしに巡回していた。武装勢力はすでに制圧されたが、報道関係者の立ち入りは厳しく制限され、被害の真相は明らかにされていない。(小森保良)

  「止まれ!   止まれ!」。キャンプの南にある畑に足を踏み入れた途端、50メートルほど離れた場所にいる戦車から拡声機の声が響いた。記者は防弾チョッキを着ているが、足が踏み出せない。先に飛び出したカメラマンは威嚇射撃された。いったん戻ってオリーブの大木に身を隠しつつ、キャンプ南端にある民家にたどり着いた。

  「イスラエル軍がここで何をやったのか、しっかり見て伝えてくれ」
  ヌルディーン・オスートさん(45)の2階建ての家は、2日の侵攻後、間もなく砲弾を撃ち込まれた。2階は崩壊し、使えるのは1階の2部屋だけだ。
  それでも、オスートさんの家に、キャンプの別の場所で住居を壊された親類や近所の人約30人が身を寄せている。キャンプ内の電気と水道は止まったまま。主な情報源はラジオだけだ。電話線が切断され、外との連絡は携帯電話が頼りだが、電池切れに悩まされる。自家発電機で充電している人が多いという。

  キャンプの成年男性はほとんどが、イスラエル兵によって拘束された。オスートさんの家にも押し入ってきたが、部屋の隅に身を隠し、逃れたという。1万5千人いたキャンプに現在とどまっているのは、オスートさんらの推計で3千〜4千人。女性と子どもが圧倒的に多い。カーテンを閉め、イスラエル兵が去り、男たちの戻る日を心待ちにしている。
  キャンプ内は、外出禁止令が出ているため、自由に歩くことはできない。家宅捜索も依然続いている。拘束後にキャンプの外で釈放された男たちも、同軍の命令で戻って来ることができない。

  「いったい何人が殺されたのか、私たちにも分からない。キャンプ内を動くことができないからだ」と訴えた。
  「あそこの一家8人は間違いなく全員が家の下敷きになっている」
  オスートさんが、自宅から50メートルほど離れたがれきの山を指した。8人のうち1人は17歳の言葉の不自由な少年で、路上でイスラエル兵に頭を撃たれた。家族が自宅に連れ戻したその直後に家が砲撃を受け崩れたという。
  その建物を目指した。発射音が連続して響く。最寄りの建物に飛び込まざるを得なかった。現場まであと30メートルまで迫ったところで、銃撃がさらに激しくなる。それ以上は進めなかった。

     ◇

  イスラエル軍は「虐殺」を真っ向から否定している。立ち入り制限は「武装勢力の遺体に爆発物が仕掛けられており、その除去作業が終わらないため」という。パレスチナ側は「証拠を隠滅しようとしている」と非難している。

(asahi.com)   http://www.asahi.com/international/update/0416/005.html
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