対米全面テロ

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Re: 1938年(昭和13年)

投稿者: nuketusetus 投稿日時: 2002/04/12 14:36 投稿番号: [140204 / 177456]
>3月にはすでに国家総動員法が成立。戦争をするといっても経済的には余裕がなかったようです。

日本に戦争をする経済的余裕がなかったという見方には同意ですが、国家総動員法は
日本に固有の法律ではなかったかと思います。第一次世界大戦以降のこの当時には、
局地的な紛争を超えれば国家の全てを戦争に費やす総力戦のフェイズまで一足飛びに
進展するのが常でしたから、日本以外のどの国であれ、戦争に直面した際には
国家総動員法に類する法律を成立させていた筈です。折しも1938年のデータを見ると、
フランスもこの年に国家総動員法を成立させていますね。

故に、国家総動員法が成立した→経済的な余裕がないという帰結は早計かと。


>このうえ、アメリカとも戦争をすることになるのですから、わけわかりません。

第一次大戦の開戦時のドイツ帝国も、この時の日本と同じような雰囲気があったように
私は感じているのですが、軍事が政治を凌駕する体制では、政治が行き詰まる極限に
戦争があるのではなく、逆に軍事の一要素に過ぎない作戦が戦争の開始を理由づけます。

第一次世界大戦開戦時には、ドイツはフランス侵攻計画「シェリーフェンプラン」を
持っていたのですが、これはロシアの動員が鉄道網の不備によりフランスの動員より
2ヶ月遅延するという時間差を利用し、先に西部戦線で攻勢に立ち、2ヶ月間での
フランス野戦軍殲滅後、東部戦線でロシアを撃退するという詳細な作戦計画でした。
つまり、ドイツ政府が外交の余地を残していようがいまいが、ロシアの総動員令が
発動した直後にドイツはシェリーフェンプランを発動しフランス領内に進軍しない限り、
東西両面の戦線を維持することが出来ない。戦争の開始が政治ではなく作戦の都合に
制約されていた訳です。

そして対米開戦時の日本も、軍事が政治を凌駕しているという点で、この時のドイツと
同じでした。奇襲攻撃によりアメリカの拠点であるハワイを攻撃し、東南アジア戦線で
イギリス東洋艦隊を撃破すれば、石油やボーキサイトを初めとする資源は確保できる。
そのタイミングは、アメリカがヨーロッパ戦線への参戦を決め総動員が始まる前、
なるべく早く…というのが軍事面から見た要請だったことでしょう。

確かに政治面だけからしか見なければ「わけわからん」宣戦布告でしたが、軍事面から
見れば、それなりの動機は存在するのだと思います。それが間違っているものであるに
せよ。


>この他、目立つのは、世界初の核実験がニューメキシコで行われています。

これは歴史データベースの誤りだと思います。ニューメキシコでの最初の核実験は
1945/7/16の出来事です。1938年だと、ようやく中性子照射によるウランの核分裂が
実験室で発見されたくらいの時代です。
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