対米全面テロ

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パレスチナ

投稿者: lovepeacemama 投稿日時: 2002/04/06 00:17 投稿番号: [139813 / 177456]
パレスチナ女性救急隊員の自爆
−占領によって生ずる不条理な死に日常的に接して−

  1月27日に西エルサレムの繁華街でパレスチナ人女性が自爆しました。女性で初の自爆テロと言うことで非常に大きな衝撃を与えました。そのことは皆さんもご存じだと思います。新聞をただ読むだけでは分からなかったのですが、様々な情報から彼女の活動や思いを辿っていく中で私たちも言葉に言い表せないほどの強い衝撃を受けました。

  赤新月社(赤十字に相当)のボランティア救急隊員ワファ・イドリス、28歳。ヨルダン川西岸ラマラ近郊のアルアマリ難民キャンプに母親と2人で暮らしていました。16歳のとき父親が死去。3人の兄たちは結婚して独立。高校生のころからイスラエルの占領に反対するデモに参加し、イスラエル兵士に投石する気丈な女の子だったといいます。インティファーダで死傷した若者の家族の世話をする女性組織でも活動し、ボランティア救急隊員として負傷者を運び手当てする活動を日夜続けていました。

  自爆直後には、さまざまな憶測が流されましたが、2日後に身元が確認され、母親や叔母たちがワファのことを語った記事がいくつも報道されました。それらによると、「娘は、今日も子供が血を流しているのを見たとか、目の前でパレスチナ人が殺されたというような話をよくした。思いつめていたのかもしれない」(母親/「毎日新聞」1.31夕刊)、「彼女の心が傷を負ったのは、負傷者を運ぶ日常の中で、私たちが見ないものを見てきたからだと思う」(叔母/「AERA」2.18号)。
  「救急車で妊婦を病院に運んでいる途中、イスラエル軍の検問所でどうしても通してもらえず、車の中で産み落とされた赤ん坊が死んだことがあった。ワファはその日、疲れたといって部屋にこもり、誰にも会わなかった。」−−彼女は大の子ども好きだったと言います。彼女自身、結婚後8年目にして妊娠したが、6ヶ月で流産し子供を産めない体になったようです。それを機に夫婦仲にも亀裂が入り3年前に離婚・・・。この経緯が人一倍子どものいのちへの思いを強めたのかもしれません。
  また「イスラエル軍に頭を撃たれた若者を運んでいる途中、若者の頭から脳が流れ出ないよう両手で必死に押さえていたこともあった。だが、車は激しく揺れた。若者はワファの手の中で息を引き取った。その日もワファは何も言わなかった。」(「AERA」2.18号)。「自爆の前日、イスラエル軍に撃たれたパレスチナ人が救急車で搬送中に同軍の検問にかかった。手当てが遅れて死ぬのを間近に見て最後の決心をしたという。」(「朝日新聞」2.4)。
 
  ワファと同じようなボランティア救急隊員は約2千人いて、高校生や大学生も多いといいます。その救急隊員たちに多くの死傷者が出ています。イスラエル軍が意図的に救急隊員を標的にしていると言われているのです。彼女たちは自らも命がけで救急活動にとりくみ、その中で占領に起因する不条理な死を日常的に否応なく見せつけられているのです。彼らの中に大勢の“ワファ”がいるのです。



  1月31日、彼女の葬儀が行われました。彼女の友人や同僚や大勢の若者達の手で誇らしげに高く担ぎ上げられたのは空の棺でした。「ワファこそ人間だ」と思うのは私たちだけでしょうか。「空の棺」の悲しみと怒り−−この中に「暫定自治」とは名ばかりのイスラエルによる軍事占領の真実、本質が現れているのです。まさしくかつて南アの白人が黒人らを軍事的に隔離支配したアパルトヘイト体制のイスラエル版です。イスラエルが占領支配をやめない限り、彼女のような自爆死は不可避的必然的に生み出されるでしょう。自爆テロの是非を問う段階はもうずっと以前に過ぎ去っています。イスラエルがこのまま占領を続けるのか、それとも今すぐにやめるのか−−事態はぎりぎりにまで煮詰まっているのです。
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