永遠平和のために
投稿者: katakorichan 投稿日時: 2002/02/26 19:22 投稿番号: [136650 / 177456]
一緒に生活する人間の間の平和状態は、なんら自然状態(status naturalis)ではない。自然状態は、むしろ戦争状態である。言いかえれば、それはたとえ敵対行為がつねに生じている状態ではないにしても、敵対行為によってたえず脅かされている状態である。それゆえ、平和状態は創設されなければならない。なぜなら、敵対行為がなされていないということは、まだ平和状態の保障ではないし、また隣りあっているひとの一方が他方に平和状態の保障を求めたのに、他方から保障が与えられない場合は(こうした保障は、法的状態の下でのみ生ずることができるのであるが)、かれはこの他方の隣人を敵として扱うことができるからである。
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カント「永遠平和のために」(岩波文庫、宇都宮芳明訳)
第二章/この章は、国家間の永遠平和のための確定条項を含む、からの引用です。
「平和状態は創設されなければならない。」です。
「こうした保障は、法的状態の下でのみ生ずることができるのであるが」にも注目です。ルールが守られていることが、平和創設のために極めて重要だと思います。
これは メッセージ 1 (messages_admin さん)への返信です.
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