対米全面テロ

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横レス>復讐

投稿者: katakorichan 投稿日時: 2002/02/15 02:12 投稿番号: [135383 / 177456]
>でも「対抗」と「復讐」ってまた違うよね。


私は、同じ復讐でも、当事者が「自分の基準」で復讐するのと、第三者が「一定の基準(法)」に沿って復讐するのとでは、意味が違ってくると思うのですね。それは、人間関係の中の対抗措置と、罪に対する対抗措置の違いなんだと思います。

ところで、先日読んだ本「国際人道法   戦争にもルールがある」(小池政行著・朝日選書;法律初心者におすすめであります)の中に「復讐の連鎖を断ち切るために」という一文があります。ご参考まで↓

***

犠牲者の無念を晴らして復讐を遂げた人々を称賛する「忠臣蔵」の世界は、現代にも存在する。家族や親しい人を殺された者が、殺した人間を殺す、そのような連鎖を「信義を果たす」「倫理を守る」ことと考える人々により、止むことがない。殺人に応えるに殺人をもってするという以外の、復讐に取って代わる公平な罰則の制度を整えていくことが、国際法の分野でも必要である。このように国内法と同じく、暴力を国家ないしはそれに代わる公的機関が管理し、国際法違反の戦争犯罪者に罰則を適用することにより、初めて復讐を制御できるようになる。

  実際、復讐は時代を超えて行われてきた。北アイルランドの人々が抱くイギリスへの憎悪は、17世紀にクロムウエルがアイルランド人に対して行った謀略と殺人から始まっているかもしれない。セルビア人のクロアチア人に対する憎悪は、1942年にクロアチア人が行った残虐行為に対する復讐かもしれない。復讐の連鎖は時代を超え、世代を超え、世代を超えて巡っている。
 
  この連鎖を断ち切るために、われわれは「若い」という概念を持ち出さなければならない。仏教は哀れみの心、相互扶助を行う「慈悲」を徳目とした。老子は「人間は他人への奉仕なくしては無価値」と述べた。儒教は連帯を慫慂する利他主義を説いている。「旧約聖書」は虐殺の場面に満ちているが、投降した敵を殺すな、傷病者や婦女子には慈悲を示せと説いてもいる。古代インドの「マハーバーラタ」と「マヌ法典」は、戦士は戦う能力のない敵や投降した敵を殺してはならない、敵の傷病兵が治癒したら故郷に帰さなければならない、としている。
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