>>>・・空爆外交
投稿者: katakorichan 投稿日時: 2002/01/13 21:07 投稿番号: [130266 / 177456]
>その本には、どう書かれてました?
印象に残ったところを、抜き書きしてみました。
「アルバニア系住民を非人道的状況から救い出すことが目的だと宣明していた点で、空爆をおこなった国々は、それが「人道的介入」であると認識し、したがって合法的であると確信して行動していたと言える」(P96)
「空爆の成果は・・(中略)・・反対にコソヴォでは、空爆開始後しばらくの間、アルバニア系住民に対する迫害が増えるどころか逆に増え、難民あるいは国内避難民化する人の数が一気に増えた。(中略)介入によって救援されるべき人間たちが、むしろ苦難をしいられたことになる」(P98)
「NOTOの軍事行動についていは、「懲罰的空爆」という表現も随所で使われた。(中略)・・産業施設や生活インフラを攻撃する作戦が多いという事実は、単なる補給・兵站ラインの切断を越えるものであり、その限りでこの空爆を「懲罰的」と呼んでも誤りではない」(P106)
「人道的と言いながらNATO諸国は、苦しんでいる犠牲者そのものを助けるのではなく、自分の安全を優先し、遠くから加害者を懲らしめることをもって替えた。加害者を懲らしめることも時には有効かもしれないが、それ以上に本質的なのは、自分の身を危険にさらしてでも迫害される人々を救うことであろう。そういう自己犠牲が誰にとっても容易であるはずはない。容易でないのは明白だが、それを避けて「人道的」というラベルを貼れば間に合わせになる、というものでもありえないだろう」(P126)
「さて、NATOの空爆が方法として不適切であり、適法とも認められず、したがって許容しうる人道的介入とは言えないとしても、罪もなく殺されていく人々に対して何かをしなければならない、という課題はそのまま残る。NATOのあの行動がよかったかどうかが最重要の問題なのではない。あのような状況で誰が何をすべきかを考えることが、最も重要な事柄なのである」(P127)
これは メッセージ 130180 (chottomato2 さん)への返信です.
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