爆撃で罪ない人々を殺していいか、ノーだ!
投稿者: chottomato2 投稿日時: 2001/12/21 21:00 投稿番号: [127044 / 177456]
【言語学者チョムスキー氏「アフガン」を語る】
---- -現地を見て、考えは変わりましたか。
「いや。アフガンにいるだれかに対米テロを行った疑いがあれば、爆撃して罪もない人を殺してよいか。当然、ノーだ。もし認められるなら、ニカラグアは(反政府ゲリラを後押しした)米国を、ロシアは(爆弾テロを行ったとみられる)チェチェンを、英軍はIRA(アイルランド共和軍)の資金源があるとされるボストンを爆撃できることになる」
---- -米英軍が勝利しつつあります。オサマ・ビンラディン氏を排除すればテロの脅威は減ると思いますか。
「米国が勝つのは当たり前、話す価値もない。世界史上例のない圧倒的な軍が、中世のような敵と戦っているのだから。米国がビンラディンの関与を疑うなら、まず証拠を集め、適切な機関に提出し、犯罪者を裁きにかけるよう国際社会に働きかける。こうした手順は十分可能だったはずだ。タリバーンは引き渡しに証拠の提示を求めた。実にまっとうなこと。それをけって攻撃するのはテロ国家のすることだ」
「国連安保理決議(1368)が米国の自衛権を認めたものかどうか、学者や法律家が議論している。意味のないことだ。明確な承認が欲しければ米国はそうする。自衛権はだれかに認めてもらう筋合いのものではないと考えただけのこと。『大国は望むようにやり、小国は課せられたものに耐える』。これが国際政治の現実だ」
---- -国連は米国を抑える力にはなれない?
「米国が反対すれば、国連は何も守ることができない。先週、安保理がパレスチナ問題で国際監視団派遣の決議を通そうとして、米国が拒否権を使ったのがよい例だ」
---- -日本に比べ、米国では武力行使に反対の声がずいぶんと小さい。
「(日本が中国を侵略した)1930年代に日本でどれだけの人が反対の声を上げたかね。実質、ゼロだろう」
「いま米国で『テロへの軍事力行使を認めますか』と聞けば、ほとんどがイエスだろう。私も多分イエス。だが、『罪のない人々が飢えて死ぬことになっても、アフガンへの武力行使を認めますか』と聞けば、人々はノーという。人々に武力行使の実態を知らせるのがメディアの仕事だ」
---- -アフガンに関して左派といわれる知識人は旗色が悪いようです。
「左派、右派という問題ではない。人間の品位の問題。左派知識人の歴史を見れば、自国の暴力を支持する例が多いではないか。第1次世界大戦のときがそう。ベトナム戦争時もリベラル知識人は支持していたし、反対するとしても自国の失敗や費用の問題からだった」
---- -今、国際社会はアフガンとその国民のために何をすべきでしょう。
「アフガンの破壊に責任があるのは、侵攻したロシア(当時はソ連)と米国。まずこの2カ国が補償金を払うべきだ。対ロシアで北アフリカやサウジアラビアからイスラム過激派の殺し屋たちを集めたのは米国だ。当面、両国は緊急食糧援助を急ぐ責務がある」
■ノーム・チョムスキー氏略歴
1928年生まれ。1955年からマサチューセッツ工科大学(MIT)で教える。生成文法理論を提唱した言語学の大家ながら、反戦平和活動家としても知られる。「文法の構造」「お国のために」「知識人と国家」など幅広い分野で著書多数。同時多発テロを扱った近著「9・11」は日本語版(文芸春秋)も出ている。
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以上、今朝の朝日新聞より無断転載。(←もう日課になってる・・・)
(チョットマトより)トピの流れとあわなくても、見逃してね。
---- -現地を見て、考えは変わりましたか。
「いや。アフガンにいるだれかに対米テロを行った疑いがあれば、爆撃して罪もない人を殺してよいか。当然、ノーだ。もし認められるなら、ニカラグアは(反政府ゲリラを後押しした)米国を、ロシアは(爆弾テロを行ったとみられる)チェチェンを、英軍はIRA(アイルランド共和軍)の資金源があるとされるボストンを爆撃できることになる」
---- -米英軍が勝利しつつあります。オサマ・ビンラディン氏を排除すればテロの脅威は減ると思いますか。
「米国が勝つのは当たり前、話す価値もない。世界史上例のない圧倒的な軍が、中世のような敵と戦っているのだから。米国がビンラディンの関与を疑うなら、まず証拠を集め、適切な機関に提出し、犯罪者を裁きにかけるよう国際社会に働きかける。こうした手順は十分可能だったはずだ。タリバーンは引き渡しに証拠の提示を求めた。実にまっとうなこと。それをけって攻撃するのはテロ国家のすることだ」
「国連安保理決議(1368)が米国の自衛権を認めたものかどうか、学者や法律家が議論している。意味のないことだ。明確な承認が欲しければ米国はそうする。自衛権はだれかに認めてもらう筋合いのものではないと考えただけのこと。『大国は望むようにやり、小国は課せられたものに耐える』。これが国際政治の現実だ」
---- -国連は米国を抑える力にはなれない?
「米国が反対すれば、国連は何も守ることができない。先週、安保理がパレスチナ問題で国際監視団派遣の決議を通そうとして、米国が拒否権を使ったのがよい例だ」
---- -日本に比べ、米国では武力行使に反対の声がずいぶんと小さい。
「(日本が中国を侵略した)1930年代に日本でどれだけの人が反対の声を上げたかね。実質、ゼロだろう」
「いま米国で『テロへの軍事力行使を認めますか』と聞けば、ほとんどがイエスだろう。私も多分イエス。だが、『罪のない人々が飢えて死ぬことになっても、アフガンへの武力行使を認めますか』と聞けば、人々はノーという。人々に武力行使の実態を知らせるのがメディアの仕事だ」
---- -アフガンに関して左派といわれる知識人は旗色が悪いようです。
「左派、右派という問題ではない。人間の品位の問題。左派知識人の歴史を見れば、自国の暴力を支持する例が多いではないか。第1次世界大戦のときがそう。ベトナム戦争時もリベラル知識人は支持していたし、反対するとしても自国の失敗や費用の問題からだった」
---- -今、国際社会はアフガンとその国民のために何をすべきでしょう。
「アフガンの破壊に責任があるのは、侵攻したロシア(当時はソ連)と米国。まずこの2カ国が補償金を払うべきだ。対ロシアで北アフリカやサウジアラビアからイスラム過激派の殺し屋たちを集めたのは米国だ。当面、両国は緊急食糧援助を急ぐ責務がある」
■ノーム・チョムスキー氏略歴
1928年生まれ。1955年からマサチューセッツ工科大学(MIT)で教える。生成文法理論を提唱した言語学の大家ながら、反戦平和活動家としても知られる。「文法の構造」「お国のために」「知識人と国家」など幅広い分野で著書多数。同時多発テロを扱った近著「9・11」は日本語版(文芸春秋)も出ている。
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以上、今朝の朝日新聞より無断転載。(←もう日課になってる・・・)
(チョットマトより)トピの流れとあわなくても、見逃してね。
これは メッセージ 1 (messages_admin さん)への返信です.
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