対米全面テロ

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Re: なるほど。

投稿者: nuketusetus 投稿日時: 2001/12/18 00:02 投稿番号: [126142 / 177456]
>今回の戦争はアフガニスタンだけではなく全世界で反米感情を高めています。

「全世界の反米感情」という薄く広がる意識より、ビンラディンをリーダーとして
組織が構成されたことにこそアメリカの指導層は脅威を感じているのではないでしょうか。
「全世界の反米感情」に対してアメリカが何かをし得るかというと割と難しいですが、
テロ組織には軍事力をはじめとする強制力行使により対応することが比較的容易です。
また、個々のテロリストが事件を起こすとしてもせいぜいが自爆テロや銃の乱射どまりで、
航空機を乗っ取ってアメリカの中枢に特攻をかけてくると言うことはまずないのですから。


>現に、アメリカが戦争を仕掛ければ仕掛けるほど世界は米に反旗を翻す口実を得ます。

同様に世界が反旗を翻すことはアメリカは恐れていないように思います。
アメリカが恐れているのは反旗を翻す連中が組織化したときであって、
例えばイラクに反米を唱える連中が多く住んでいてもたぶん爆撃しようとは思わない。
それがフセイン大統領というボスを擁して国として反米を唱えたときに初めて
脅威として認識し、軍事力や経済封鎖で押さえ込もうとするのかと。


ええ、確かに「民衆のレベルでの反米感情の沸騰」こそその地に反米テロ組織を
育てる温床であることは当たり前のことです。
そういった反米感情を取り除くことがこういったテロ事件の再発防止のために
必要だという意見は理解できますし、それも一つのやり方でしょう。
成人病の患者に対して、生活習慣を改め、根治させようというやり方と言えば
例えになっているでしょうか。

それに対して、アメリカはもう一つのやり方、すなわち薄く広がる潜在的な反米感情が
一つの軸を中心に結成されるまで放っておき、軍事力を使えるまで成長してから
爆撃なりなんなりで叩き伏せるというやり方を選んでいるような気がします。
症状が現れたときに常に対症療法でいく方が楽だから。それも一つの生き方です。

長生きできるのは?私は前者だと思いますよ。
しかし後者を選ぶアメリカの指導部の考えも必ずしも誤っているとは思えない。
とりあえず短期的にはアルカイダというテロ組織の壊滅に成功し、今後10年は
自爆テロや銃の乱射という「小規模な」テロくらいしか行うことは不可能でしょうから。

なお、誤りであるとかないとかはテロ組織に対する方針の次元での評価であって、
無実であるアフガニスタン一般民衆の頭上に爆弾を落としたことが正しいと言っている
わけではありません。それは具体的なやり方の是非のレベルでの評価です。
それは「報復反対」も一つの誤っていないやり方だが、結果としてテロ組織への
手ぬるい対応となってしまい、大規模テロを再び許したとしたら「方針はよかったが
やり方は間違っていた」と評さざるを得ないのと同じことです。
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