対米全面テロ

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アジア二〇二五

投稿者: z3tph4cv 投稿日時: 2001/12/10 19:25 投稿番号: [124140 / 177456]
『アジア二〇二五』は国防総省が提出した軍事国防分野での中期的展望である。二五年先のアジアがどう変化し、その結果 として米国がどんな状態に追い込まれるかを予測したものだ。

  この報告書は米国防総省の伝説的戦略家アンドリュー・マーシャルの発意で実施されたものだ。マーシャルという人物は、国防総省長官官房付属相対評価室という組織を率いてきた。この相対評価室は、米国の相対的優位 (あるいは劣位)を評定するために一九七三年に作られたもので、マーシャルはこの組織を延々二七年間も率いてきた。ニクソンからクリントンまで六人の大統領に仕え、八〇歳近い高齢にも関わらず国防総省は彼を手放せない。この伝説の男の発意で生まれた『アジア二〇二五』の内容と、その奥に隠された米国の意思を再度吟味してみる必要がある。以下をご覧いただきたい。


〔前提〕   二〇二五年までのアジアの将来には「非直線的」事態が意外に早くやってくる可能性がある。
〔火薬庫〕   北東アジアから東南アジア、インド、中央アジアに移る。
〔溶解する国家〕   パキスタン、インドネシアが危ない。
〔人口変化〕   二〇二五年、パキスタンの人口はロシアの倍に。中国は豊かになる前に老いる。
〔中東との接近〕   米国は原油を西半球と西アフリカで調達。中東はもっぱらアジア需要を賄う。
〔インドの台頭〕   米国はインドとの関係を強化すべきである。核拡散の容認=インド・台湾の核化も止むなし。中国は強くても弱くても不安定な要因で、米国の競合相手。

  以上の解析の結果、米国は以下のシナリオを想定している。

〔シナリオ1〕   アジア再編
  南北朝鮮平和条約→半島から米軍撤退→日本が潜在核武装能力誇示+台湾核化支援→中台緊張激化→日本がインドとの軍事関係強化。

〔シナリオ2〕   新南アジア秩序
  パキスタン崩壊へ→印パ緊張激化→北京政府がインドに軍事的警告→米軍介入するが、結局のところ印パ合体して超大国化→イランがこれに接近→米国も承認。

〔シナリオ3〕   強い中国・不安定な中国
  強い中国の誕生→ロシアから東南アジアまで影響下に→日本に対し日米安保条約破棄・中国傘下入りを迫る。
  不安定な中国の誕生→経済の停滞→中国国内、地方分権化傾向顕著に→軍事的冒険主義へ→米国介入で軍事的拡大失敗→活路をシベリア・ロシアに求め対露戦直前まで進む。

〔シナリオ4〕   中印によるアジア分割支配
  インドネシア崩壊→中国系住民の迫害→シーレーン治安悪化→市場混乱→米国が介入するが損害が多く結局撤退→中印が急接近→マラッカ海峡の東西で中印がアジア分割支配に合意。

〔日本の選択肢〕   アジア近未来に対して日本は三つの選択肢を持つ。
一、米国との真の軍事同盟締結
二、独自の軍備強化
三、中国の覇権受け入れ
  この「日本の選択肢」には特別に「日本とインドの接近に要注目」の項あり。


  以上が『アジア二〇二五』の主内容であり、米国防総省が二五年後のアジアを展望した結論である。ここには米ソ東西冷戦以降の世界情勢を、文明の衝突をベースにした「覇権葛藤時代」と認識したうえで、アジア・イスラム文明との敵対を想定する米国の本音が滲み出ている。

  この報告書作成に関与した人物は日本について、「従前のように日本が対中国投資を続けているようでは、米国の努力は水泡と帰す」と指摘し、さらに、「日本が米国と一人前の同盟関係を結ぶには今が絶好の好機だ。これを逃せば日本は米国と中国との間で漂いつつ、結局は中国の側に引き寄せられるだろう」と警告している。

  この報告書は、わが国とインドの接近に神経を尖らせている。日印が結べば日本主導のアジア秩序圏が誕生すると予測されるが、これは明確に〔新・大東亜共栄圏〕であり、その成立に米国が神経を尖らせるのは当然だ。米国としては、森首相がプーチンとの首脳会談で日露間の地政学的・戦略的パートナーシップ合意を得た後、インドを訪問して日印の地政学的・戦略的パートナーシップ合意に漕ぎ着けたことを快く思っていない。
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