Re: 大げさ
投稿者: nuketusetus 投稿日時: 2001/11/29 16:20 投稿番号: [120438 / 177456]
>1.アメリカは何を考えて国際協調を無視するのでしょうか?
アメリカは伝統的に国際社会への強調に消極的な国だそうです。
建国期のモンロー主義、あるいは20世紀の新モンロー主義などという言葉がありますが、
アメリカという国の安全を最優先に、他国の紛争に関与しない伝統があります。
少なくとも第一次世界大戦期まではそういう国でした。
第一次世界大戦でヨーロッパの戦いに途中参戦しドイツ・オーストリアに対する
同盟国の勝利に貢献して以来、アメリカの孤立主義に覇権主義がブレンドされました。
つまりそれまでは「俺は俺のやりたいようにやる。お前のことは知らない」でしたが、
それが「俺は俺のやりたいようにやるが、お前のことにもちょっかいは出す」に
変わったと言ってもいいでしょうか?
しかし、それはアメリカが自らそうなったと言うより、他国がそれをアメリカに望んだのですよ。
そしてアメリカの擁護が許されるなら、多かれ少なかれどの国も同じなんです。
日本は工業製品の輸出で大金を稼ぎながら、農産物の輸入には極めて消極的です。
これは工業製品を日本から輸入しているのに農産物を買ってくれない国からすれば、
経済大国のエゴにしか見えなくて当然です。
産油国は国際協調より原油の値段を重視し、途上国は温暖化防止より経済成長を優先しています。
その中でアメリカが目立つのは、アメリカが唯一の超大国だからという部分も否めません。
超大国の責任として自国の利益より国際協調を優先する姿勢はあってもいいですけどね。
経済的に超大国だった日本が自国の利益より国際協調を優先したとはお世辞にも言えません(^^;。
>2.ABMってのが、もし誤爆(?)したら、どうなるんですか?
ABM自体は迎撃ミサイルに過ぎないので、対人対物の破壊には使えません。
対ミサイルに対してのみ、ある程度の効果があるようです。
もっとも、宇宙から超高速で落下してくる弾道弾の迎撃は極めて難しく、コストもかかります。
ロシアはABM制限条約で認められたミサイルを既に破棄してしまっていますし、
アメリカも北米防衛の要であるNORAD(北米航空宇宙防衛司令部)以外は防衛していません。
(ABM制限条約は、アメリカとソ連にそれぞれ2カ所を防衛するためのミサイル基地の
建設を許している)
また比較的新型の大陸間弾道弾であるMIRVなどはABMで防御することは不可能だと言われています。
ABM制限条約自体は既に風化しつつあるんです。
ただ実質的に核戦争を防いできたABM制限条約は、未だ「戦争を防ぐドクトリン」として
多くの政府に印象づけられています。
代わりの新しいドクトリンがない中で、古いドクトリンとはいえ消えてしまうことに
心理的に抵抗する人は多いようですね。
本来は新しい時代の戦争に対する「新ドクトリン」の形成こそ大事なことなのですが。
(そしてこれがアメリカがABM制限条約を脱退したいという理由になっています)
アメリカは伝統的に国際社会への強調に消極的な国だそうです。
建国期のモンロー主義、あるいは20世紀の新モンロー主義などという言葉がありますが、
アメリカという国の安全を最優先に、他国の紛争に関与しない伝統があります。
少なくとも第一次世界大戦期まではそういう国でした。
第一次世界大戦でヨーロッパの戦いに途中参戦しドイツ・オーストリアに対する
同盟国の勝利に貢献して以来、アメリカの孤立主義に覇権主義がブレンドされました。
つまりそれまでは「俺は俺のやりたいようにやる。お前のことは知らない」でしたが、
それが「俺は俺のやりたいようにやるが、お前のことにもちょっかいは出す」に
変わったと言ってもいいでしょうか?
しかし、それはアメリカが自らそうなったと言うより、他国がそれをアメリカに望んだのですよ。
そしてアメリカの擁護が許されるなら、多かれ少なかれどの国も同じなんです。
日本は工業製品の輸出で大金を稼ぎながら、農産物の輸入には極めて消極的です。
これは工業製品を日本から輸入しているのに農産物を買ってくれない国からすれば、
経済大国のエゴにしか見えなくて当然です。
産油国は国際協調より原油の値段を重視し、途上国は温暖化防止より経済成長を優先しています。
その中でアメリカが目立つのは、アメリカが唯一の超大国だからという部分も否めません。
超大国の責任として自国の利益より国際協調を優先する姿勢はあってもいいですけどね。
経済的に超大国だった日本が自国の利益より国際協調を優先したとはお世辞にも言えません(^^;。
>2.ABMってのが、もし誤爆(?)したら、どうなるんですか?
ABM自体は迎撃ミサイルに過ぎないので、対人対物の破壊には使えません。
対ミサイルに対してのみ、ある程度の効果があるようです。
もっとも、宇宙から超高速で落下してくる弾道弾の迎撃は極めて難しく、コストもかかります。
ロシアはABM制限条約で認められたミサイルを既に破棄してしまっていますし、
アメリカも北米防衛の要であるNORAD(北米航空宇宙防衛司令部)以外は防衛していません。
(ABM制限条約は、アメリカとソ連にそれぞれ2カ所を防衛するためのミサイル基地の
建設を許している)
また比較的新型の大陸間弾道弾であるMIRVなどはABMで防御することは不可能だと言われています。
ABM制限条約自体は既に風化しつつあるんです。
ただ実質的に核戦争を防いできたABM制限条約は、未だ「戦争を防ぐドクトリン」として
多くの政府に印象づけられています。
代わりの新しいドクトリンがない中で、古いドクトリンとはいえ消えてしまうことに
心理的に抵抗する人は多いようですね。
本来は新しい時代の戦争に対する「新ドクトリン」の形成こそ大事なことなのですが。
(そしてこれがアメリカがABM制限条約を脱退したいという理由になっています)
これは メッセージ 120423 (katakorichan さん)への返信です.
固定リンク:https://yarchive.emmanuelc.dix.asia/1143582/bpjfa4lla5fa5m_1/120438.html