ラマダン
投稿者: kusotaka 投稿日時: 2001/11/21 03:37 投稿番号: [118374 / 177456]
16日ごろからイスラム圏でラマダンが始まった。イスラム教徒(ムスリム)は1カ
月間「白い糸と黒い糸が区別できる」早朝から日が沈む夕方まで断食をする。
イスラム教の胎動期に始まったこの長い伝統のため、ラマダンは「イスラム暦の9
番目の月」という本来の意味よりも「断食月」として多く知られた。
ムスリムにとって、ラマダンはとても大切なものだ。予言者マホメットが神から啓
示を受けた神聖な月であり、624年に異教徒に対し初勝利を収めた偉大な月でもあ
る。この良い月に断食する理由は、敬虔に神に敬拜するためだ。
イスラムでは断食を「天使の属性をもって神に近づく行為」と説明する。天使は食
事をとらないためあらゆる罪から解放された存在であり、断食は人間が清らかで純粋
な天使の属性に近づくという意味があるのだそうだ。
東洋でも、仙道の修行者は断食を断穀と呼び、神仙になる方法の1つとして認め
た。神仙は「露を飲み霧を食らう」存在として描かれた。欲望を断ち切れとの教えか
らだろう。釈迦は断食が悟りを得る方法ではないといったが「体のどこか具合が悪け
れば、まず食飲を中断せよ」と語り、健康維持法としては奨励したという。
現代でも、断食を崇尚する人々は、食を断つことで精神が清らかになり、身体の自
然治癒力がより強くなると信じる。キリスト教、ユダヤ教なども、宗教行事の1つと
して断食をする伝統がある。信仰は違っても断食ではお互い通じる部分がある。
ラマダン断食には、飢えてみることで飢餓に苦しむ人の苦痛を体験し、彼らに愛と
慈悲を施す動機を与えるという意味もあるという。飢餓に苦しむ難民のための募金行
事の1つで飢餓体験をするのと同じ脈絡だ。そういったわけで、イスラム世界でラ
マダンは、恵まれない隣人を助ける、慈しみの月でもある。
イスラム暦では、ラマダンがどの季節にも来る可能性があるが、今年はちょうどキ
リスト教のクリスマスがある12月の直前となっている。妙な縁だ。家族が集まり、
隣人にプレゼントをあげたりもらったりする点では、ラマダンとクリスマスの風習は
互いに似ている。
だから、イスラム圏ではラマダン行事、キリスト教圏では聖誕行事の一環として、
アフガニスタン難民に、順番に慈しみの手を差し伸べてはどうか。イスラム教とキリ
スト教の衝突の危機を、互いに抱擁する契機に変えられるかも知れない。アフガニス
タンに、国際社会の温情が溢れんばかりに注がれるよう期待しよう。
韓国紙、中央日報
月間「白い糸と黒い糸が区別できる」早朝から日が沈む夕方まで断食をする。
イスラム教の胎動期に始まったこの長い伝統のため、ラマダンは「イスラム暦の9
番目の月」という本来の意味よりも「断食月」として多く知られた。
ムスリムにとって、ラマダンはとても大切なものだ。予言者マホメットが神から啓
示を受けた神聖な月であり、624年に異教徒に対し初勝利を収めた偉大な月でもあ
る。この良い月に断食する理由は、敬虔に神に敬拜するためだ。
イスラムでは断食を「天使の属性をもって神に近づく行為」と説明する。天使は食
事をとらないためあらゆる罪から解放された存在であり、断食は人間が清らかで純粋
な天使の属性に近づくという意味があるのだそうだ。
東洋でも、仙道の修行者は断食を断穀と呼び、神仙になる方法の1つとして認め
た。神仙は「露を飲み霧を食らう」存在として描かれた。欲望を断ち切れとの教えか
らだろう。釈迦は断食が悟りを得る方法ではないといったが「体のどこか具合が悪け
れば、まず食飲を中断せよ」と語り、健康維持法としては奨励したという。
現代でも、断食を崇尚する人々は、食を断つことで精神が清らかになり、身体の自
然治癒力がより強くなると信じる。キリスト教、ユダヤ教なども、宗教行事の1つと
して断食をする伝統がある。信仰は違っても断食ではお互い通じる部分がある。
ラマダン断食には、飢えてみることで飢餓に苦しむ人の苦痛を体験し、彼らに愛と
慈悲を施す動機を与えるという意味もあるという。飢餓に苦しむ難民のための募金行
事の1つで飢餓体験をするのと同じ脈絡だ。そういったわけで、イスラム世界でラ
マダンは、恵まれない隣人を助ける、慈しみの月でもある。
イスラム暦では、ラマダンがどの季節にも来る可能性があるが、今年はちょうどキ
リスト教のクリスマスがある12月の直前となっている。妙な縁だ。家族が集まり、
隣人にプレゼントをあげたりもらったりする点では、ラマダンとクリスマスの風習は
互いに似ている。
だから、イスラム圏ではラマダン行事、キリスト教圏では聖誕行事の一環として、
アフガニスタン難民に、順番に慈しみの手を差し伸べてはどうか。イスラム教とキリ
スト教の衝突の危機を、互いに抱擁する契機に変えられるかも知れない。アフガニス
タンに、国際社会の温情が溢れんばかりに注がれるよう期待しよう。
韓国紙、中央日報
これは メッセージ 1 (messages_admin さん)への返信です.
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