Re15 peacekeeperさん
投稿者: chao_zoo 投稿日時: 2001/11/18 00:25 投稿番号: [117554 / 177456]
えーと、まず転載先を教えてください。こうしてやり取りをしている当事者なんですから、知る権利くらいはあるでしょ?
「安定してれば悪魔のような政権でもいいのか」問題。
たしかに「検索しろ」は不親切でしたね。ごめんなさいね。この自分ですら探すのめんどいですもんね。
いくつか書いたと思います。そだな…「ハタミ」と僕のハンドル名でand検索すれば見つかるかも。よかったら探してみてください。
趣旨はですね、タリバンにはたしかに悪質な部分はあるものの、歴史を見れば例がいくらでも見つかるように、「安定してないから支配が苛烈なものになる」ということだったのです。刑罰一つとって見ても、社会が安定すれば緩刑化することは経験的に知られています。上で「ハタミ」をキーにと書いたのは、そこではイランを例に挙げたからです。イスラム原理主義を掲げ、女性に美しく装うことを禁じていた革命直後のイランでしたが、今では女性たちもそれなりにファッションを楽しんでいます。それだけ、あの国の社会が安定したからです。
アフガニスタンも同様だったと思います。平和が訪れれば、「あのタリバンであっても」寛容な支配に移行できたはずです。
だいたい、そんな趣旨でした。
それから、これはまた別の投稿においてですが、特にパキスタンを中心とする地域の安定から見ても、「アフガニスタン地域には親パキスタン的勢力が存在することが望ましい」とも述べております。インドと対峙しているパキスタンは、背後に親和的勢力がいてくれれば戦略的縦深性を持てます。が、そうでないと苦しい。パキスタンの南半分は平坦な土地ですから、守りにくいのです。逆に言えば、インドは攻めやすい。つまりは、印パ関係の緊張が高まった際に南アジア地域が不安定になるのです。「緊張」と「戦争」の間の段階的柔軟性が失われて硬直し、ちょっとした弾みで戦争にもなりかねない状態になる。それを避けるためです。
むしろ僕はこちらを重視していました。タリバンの支配に問題があることは百も承知。しかし南アジア地域の長期的安定のためには、できればタリバンがそのまま安定支配を確立する方がよかった、ということです。
北部同盟のラバニ氏も、「パキスタンとは友好的な関係を築きたい」とは言っています。が、彼らのタリバンへの敵意には「パキスタンの手先」という要素も含まれます。パキスタンにとっては、信用できない勢力でしょう。
では「経済」面。
テロ事件は「ショック」、「衝撃」でした。もちろん影響はあります。今年のクリスマス商戦は売上低迷必至でしょう。
が、これはもともと低落傾向にあったアメリカ経済の下り坂に一つのアクセントを刻み込む衝撃だったのであって、テロ事件が無くともアメリカ経済は容易に立ち直るきっかけが見出せない不況期に入っていたのです。
その状態で、つまり経済的な足腰の弱まった状態で、「戦争」です。初期の特別支出だけで五兆円近くが出されています。利益が得られるかもしれない「投資」ではなくて、ただ蕩尽するだけの「戦争」に。
「世界同時不況」はもうすでに始まっています。その中で、アメリカ経済は世界経済を引っ張るどころか、足を引っ張る方に回りかねません。
「じわじわくる」というのは、そういうことを念頭に置いて書いたことです。
ところで他の論点は?
「武力行使がテロ抑止力になるか」とか。どうもあなたには、多くの論点を置き去りにする傾向があるようですね。
------------------------------------------------
「安定してれば悪魔のような政権でもいいのか」問題。
たしかに「検索しろ」は不親切でしたね。ごめんなさいね。この自分ですら探すのめんどいですもんね。
いくつか書いたと思います。そだな…「ハタミ」と僕のハンドル名でand検索すれば見つかるかも。よかったら探してみてください。
趣旨はですね、タリバンにはたしかに悪質な部分はあるものの、歴史を見れば例がいくらでも見つかるように、「安定してないから支配が苛烈なものになる」ということだったのです。刑罰一つとって見ても、社会が安定すれば緩刑化することは経験的に知られています。上で「ハタミ」をキーにと書いたのは、そこではイランを例に挙げたからです。イスラム原理主義を掲げ、女性に美しく装うことを禁じていた革命直後のイランでしたが、今では女性たちもそれなりにファッションを楽しんでいます。それだけ、あの国の社会が安定したからです。
アフガニスタンも同様だったと思います。平和が訪れれば、「あのタリバンであっても」寛容な支配に移行できたはずです。
だいたい、そんな趣旨でした。
それから、これはまた別の投稿においてですが、特にパキスタンを中心とする地域の安定から見ても、「アフガニスタン地域には親パキスタン的勢力が存在することが望ましい」とも述べております。インドと対峙しているパキスタンは、背後に親和的勢力がいてくれれば戦略的縦深性を持てます。が、そうでないと苦しい。パキスタンの南半分は平坦な土地ですから、守りにくいのです。逆に言えば、インドは攻めやすい。つまりは、印パ関係の緊張が高まった際に南アジア地域が不安定になるのです。「緊張」と「戦争」の間の段階的柔軟性が失われて硬直し、ちょっとした弾みで戦争にもなりかねない状態になる。それを避けるためです。
むしろ僕はこちらを重視していました。タリバンの支配に問題があることは百も承知。しかし南アジア地域の長期的安定のためには、できればタリバンがそのまま安定支配を確立する方がよかった、ということです。
北部同盟のラバニ氏も、「パキスタンとは友好的な関係を築きたい」とは言っています。が、彼らのタリバンへの敵意には「パキスタンの手先」という要素も含まれます。パキスタンにとっては、信用できない勢力でしょう。
では「経済」面。
テロ事件は「ショック」、「衝撃」でした。もちろん影響はあります。今年のクリスマス商戦は売上低迷必至でしょう。
が、これはもともと低落傾向にあったアメリカ経済の下り坂に一つのアクセントを刻み込む衝撃だったのであって、テロ事件が無くともアメリカ経済は容易に立ち直るきっかけが見出せない不況期に入っていたのです。
その状態で、つまり経済的な足腰の弱まった状態で、「戦争」です。初期の特別支出だけで五兆円近くが出されています。利益が得られるかもしれない「投資」ではなくて、ただ蕩尽するだけの「戦争」に。
「世界同時不況」はもうすでに始まっています。その中で、アメリカ経済は世界経済を引っ張るどころか、足を引っ張る方に回りかねません。
「じわじわくる」というのは、そういうことを念頭に置いて書いたことです。
ところで他の論点は?
「武力行使がテロ抑止力になるか」とか。どうもあなたには、多くの論点を置き去りにする傾向があるようですね。
------------------------------------------------
これは メッセージ 117486 (peacekeeper_jp さん)への返信です.
固定リンク:https://yarchive.emmanuelc.dix.asia/1143582/bpjfa4lla5fa5m_1/117554.html