yagyuukennさんへ 原理主義の定義
投稿者: shinobu 投稿日時: 2001/11/09 11:30 投稿番号: [114126 / 177456]
原理主義の定義はあいまいですが、大きく分けて、二つあると思います。
1.原理主義=宗教に定められたものを、そのまま厳格に守る
この場合、一神教であれば、とても排他的になり、殺伐がありえると思うため、とても危険だと思います。
こちらの場合は、民主主義とは重なりません。
2.原理主義=宗教の教えに基づき社会を正していこうとする主義運動
イスラム教でいえば、西欧型の近代化政策、生活様式を否定し、イスラム法実践を通してイスラム社会を正していこうとする運動でしょう。
戒律は、他宗教同様、それぞれの歴史の中で少しずつ変化しており、さまざまな宗派というようなものがあります。
この2の原理主義という意味は、民族が継承してきたモラルの基盤を整えるというようなものであると思っています。
そして、アメリカや日本、他の国々も多かれ少なかれ同様です。
たとえば、アメリカなどは大統領がバイブルに宣誓したりしておりますし、法にもキリスト教的価値観が影響しています。
この原理主義は、民主主義というやり方に対立するものではなく、民主主義をつかさどる個々の価値観に反映するものといえると思います。
しかし、世間的にはこの二つの原理主義の意味が混同されて使われており、「原理主義=宗教原理からくる排他的殺伐がテロとなる」、いうイメージとなってしまっているのが、非常にそれぞれの理解を妨げているように感じています。
今回の事件でいわれている、タリバン・ラディンは、「イスラム教徒以外を殺せ」とはいっていないため、1ではない2の原理主義だと思います。
宗教原理の対立ではなく、国家・価値観の侵害・不条理を訴えているものと思います。
最後に、誤解されるといけないので、テロで人を殺すという行為は、罰せられるべきものです。
以上の説明は、西欧・イスラムの価値観理解促進したいためであり、テロ擁護のためではありません。
理解を行なえる状況になってほしいと切に思います。
これは メッセージ 114117 (shinobu さん)への返信です.
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