「日本人の善意」に驚き
投稿者: enomoto0072 投稿日時: 2001/11/08 12:22 投稿番号: [113607 / 177456]
『北海道新聞』11月8日付朝刊
このあいだ、札幌市中央区のホテルで開かれた講演会に行って、ちょっと意外だったことがある。話したのは、アフガニスタンとパキスタンで十七年余り、無償の医療活動をしている福岡市出身の医師、中村哲さん(55)。長く戦火と貧困にさらされるアフガニスタンで、「人間の命と心」を見つめてきた人の虚飾のない言葉がとてもよかった。
驚いたのは、会場の人たちの反応の方だ。ホテルの担当者によると、通常三百人収容の宴会場に、開業以来の記録となる六百人を超す聴衆が集まり、いすに座れない人は立ったり、ステージの上に陣取ったりして聞き入った。それも、ただ聞くだけではない。次々に質問が出る。タリバン政権と国民の関係について、米軍の誤爆について、日本のあり方について。なかには、「明日から食料支援のための募金活動を始める」と宣言する人までいる。
閉会後は、中村さんの前に「直接話したい」という人たちの長い列ができた。他者への無関心が言われて久しいのに、この「熱狂」はなんだろう。中村さんは翌日、こんなふうに言った。「みんな何かしたいけれども、どうしていいか分からないでいる。日本人の善意を代表する熱狂だと思います」
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