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生殖異常

投稿者: dog_cat_1256 投稿日時: 2001/10/29 19:44 投稿番号: [108405 / 177456]
生殖異常

精子減少の“有力容疑者”

「精子の数が減っている」と報告した論文が一九九二年、デンマークのスキャケベク博士によって発表され、世界中に衝撃を与えた。


異常に小さく途切れたコイの精巣(上)と正常なオスの精巣

精子に関する世界中の研究文献を分析したところ、この五十年間で精子の数が半分近くに減っているとの内容。この原因として環境ホルモンを“有力容疑者”に挙げた。

精子が本当に減ったのか、その原因は環境ホルモンなのか−その結論を得るには時間が必要だが、疑いは日々濃くなっている。十勝でも「不妊カップルを診察してきた中で、精子が減っているという印象を受ける」(帯広厚生病院の津村宣彦産婦人科主任部長)という“証言”があり、この“疑惑”から逃れることはできない。

このほか、生殖器に関連した異常として、精巣が発達しない「停留精巣」や精巣がん、女性の子宮内膜症、乳がんの増加でも環境ホルモンに疑いの目が向けられている。

環境の“番人”に異変

こうした“疑惑”の背景の一つに、世界各地で見つかっている野生動物の生殖異変がある。魚、ワニ、カメ、イルカ、ワシ…報告例は増す一方だ。

「野生生物は環境の“番人”と言われます。野生生物に何かが起こったとき、きちんと対応しないと、野生生物はもちろん、人間も救えないかもしれない」−環境ホルモンという日本語の“名付け親”井口泰泉・横浜市立大教授(理学部機能科学科)はこう話す。





オスの「メス化」
井口教授らのグループは東京・多摩川で、コイの生殖腺(せん)を調べ、異常を発見した。下水処理場に近い場所でオスを捕獲したところ、三割が精子をほとんど作っておらず、半数には通常メスにしかないはずの卵黄タンパク(ビテロジェニン)が発現、生殖不能な「メス化」の兆候がうかがえた。このほか、精巣が小さく、途切れたものや精巣と卵が一緒に入った雌雄同体も見つかった。

また、井口教授の研究室ではアフリカツメガエルの受精卵を女性ホルモン入りの水中で育てる実験を行い、異常の出やすい発生ステージ(段階)、つまりホルモンへの感受性が高くなるタイミングがあることを突き止めた。


早急な取り組みを
しかし、人間に関する限り、環境ホルモンの作用メカニズムは大部分が未解明。確たる証拠はまだ見つかっていない。

だからと言って、今この時点の対策が無用だとは言い切れるのか−。井口教授は言う。「今はまだ因果関係を明確に話せる状態ではありませんが、何かが起こってから『さあ始めよう』ではなく、野生生物に始まったこの影響が人間に返ってくる前に何かをしよう−というのがこの環境ホルモンの問題なのです」

野生生物の発する“警告”に今、耳を傾けるのかどうか−大きな課題が社会全体に突きつけられている。
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