十数万人死を待つばかり
投稿者: enomoto0072 投稿日時: 2001/10/25 18:47 投稿番号: [105642 / 177456]
「十数万人死を待つばかり――NGO医師札幌で講演、アフガン難民救済訴え」
『読売新聞』北海道版10月25日付朝刊
パキスタン、アフガニスタン国境で十七年間、医療奉仕活動をしているNGO「ペシャワール会」(事務局・福岡市)の現地代表の医師、中村哲さん(55)が二十四日、札幌市中央区のホテルで講演し、約六百人の聴衆にアフガンの現状を語った。
高橋一・酪農学園大学助教授(キリスト教学)が、知人の中村さんを担当ゼミの特別講座に招いたのを機に、北海道平和運動フォーラムなどが実行委員会を組織して講演会を企画した。
中村さんはパキスタン北西辺境州のペシャワルを拠点に、アフガン各地で無料の診療活動を展開。深刻化する干ばつ対策として井戸掘削も手がけ、アフガン東部に確保した五百数十か所の水源が、約三十万人の"生命線"となっている。米同時テロ後の先月十七日に一時帰国し、衆院テロ防止特別委員会で参考人として意見を述べている。
中村さんは、現地の様子について、「大干ばつの影響で、人も家畜も泥水をすすっている。四百万人が飢餓線上にいる。巨大な難民キャンプとなっている首都カブールは報復を恐れた欧米の団体が次々撤退して医師がおらず、十数万人は冬を越せずに死を待つばかりだ。死者を一人でも減らそうと必死でやっている」と話した。
また、テロを境に急変したアフガン情勢について、「日本に帰国してから、米国とタリバンを『正義対悪』と決めつける雰囲気に、一抹の不安を感じる。現地の修羅場は、言葉では言い表せない。政治的見返りを求めた援助や、爆弾と一緒に食料を投下することを、人道援助とはいわない。現地で起きていることを、目を凝らして見てほしい」として、難民救済の視点に立った人道援助を訴えた。
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