Re: 安全神話
投稿者: nuketusetus 投稿日時: 2001/10/23 13:14 投稿番号: [103836 / 177456]
>しかし、今のアメリカと昔のアメリカは質が違っていると思います。昔の良きアメリカというのは、現在のアメリカにはないでしょう。
「ザ・フィフティーズ」の50年代、「ベスト・アンド・ブライテスト」の60年代を越えて、
ニクソン時代からアメリカの暴走が始まったと私は思っています。
(ちなみにハルバースタムもニクソンについてはかなり酷い描写をしていますね)
キューバ危機後のデタントは崩壊し、果てしない軍拡を前に「核の冬」理論が国民を脅かします。
ベトナム・キューバ・イランなどで次々に超大国の威信に泥を塗られ、
さらにレーガノミクス失敗による財政赤字が追い打ちをかけました。
これだけ失敗続きだった「新しき悪きアメリカ」を多少なりとも救ったのは、
ソ連の崩壊という敵失による冷戦の終結という外的な要因であって、
湾岸戦争もその規模に比して世界史の中での意味合いはそれ程大きくないと考えます。
(所詮は冷戦終結による新秩序形成までの綻びの表面化)
90年代アメリカを統治したクリントンは、その人間性はともかくとして
若く新しい時代を築き上げた大統領だと私は思っています。
彼の8年間にIT産業が史上空前の富をアメリカにもたらし、
失われていたアメリカ人の自信が取り戻されました。
その矢先の出来事がWTCへの同時テロでした。
その激震は、しかし21世紀の国際秩序構築の予震に過ぎません。
古き良きアメリカ、新しき悪きアメリカの次は、アメリカ人はどこへ向かおうとしているのでしょう?
…自信満々のガンマンが散弾銃もって世界をウロウロしている未来だけは勘弁して欲しいけど(笑)
これは メッセージ 103812 (PauPau725 さん)への返信です.
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