対米全面テロ

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自らの成功体験に縛られた両者

投稿者: TomMorris 投稿日時: 2001/10/19 10:33 投稿番号: [100618 / 177456]
通常の戦争は独裁的な指導者が死ねば終わりますが、テロリズムの場合は指導者が死んでも心理的影響力が残り続けます。   たとえビンラディンを捕えたり殺害しても、彼の主張が一定の共感を得る社会的背景がある限り、後に続く者が現れることは我々第三者には十分予測できます。

しかしアメリカが今回軍事行動に踏み切ったのは当事者のアメリカ政府や国内の世論は、この   「後に続く者」   を真剣に予測していないからだと思われます。   なぜ真剣に予測しないのか?   それは私は下記の理由ではないかと思います。

アメリカは西部開拓史において先住民を大量に殺戮することによって、彼等の抵抗を根絶することができました。

先の大戦においては、当時中立であったソ連を介した日本の終戦工作を無視して、原爆まで投下して大量殺戮を行い、結果的に日本に親米政権を樹立することに成功しました。

これら二つの   『大量殺戮による征服という成功体験』   が、戦後のアメリカの外交政策の根底にあると思われます。
その成功体験がアメリカにベトナム戦争に深入りさせる結果となったのですが、アメリカは敗退の原因を戦略の失敗と考え、『圧倒的軍事力による大量殺戮による征服』   という政策そのものを反省するには至らなかったのではないかと思われます。

そのため湾岸戦争やユーゴ空爆においても大量殺戮が行われ、今回、またアフガニスタンに於いてなされようとしているのではないかと思われます。米国内で新たなテロが続出すると、アメリカの軍事行動はどこまでもエスカレートしてゆくと予測します。

一方オサマビンラディンにはソ連のアフガニスタン侵攻を防ぎ、ソ連を崩壊させた成功例が原体験として存在すると思います。

アメリカの外交政策を頓挫させることによってベトナムからアメリカを追い出したように、イスラム圏からアメリカを追い出す事を、最終的な目標としている、すなわち肉を切らせて骨を切る戦略ではないかと思われます。

ブッシュ政権もオサマビンラディンも自らの成功体験に縛られているように見えます。

はたしてどちらが成功するか、あるいはどちらも成功しないか、、、?
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