炭疽菌
投稿者: gothiquevamp 投稿日時: 2001/10/19 01:11 投稿番号: [100361 / 177456]
米国防総省による炭疽菌情報のホームページに掲載された炭疽菌の拡大写真(AP)
致死率高い炭疽菌
生物兵器として各国が研究
旧ソ連で68人死亡事故
炭疽菌は培養が簡単なうえ、「芽胞」という胞子では五十年以上も生存するなど耐久性が高い。さらに無味無臭で空気や水に混入されても検知が困難なことから、第二次世界大戦前から兵器として各国で研究され、天然痘ウイルスと並んでテロリストが注目してきた生物兵器だ。
防衛庁長官の私的諮問機関「生物兵器への対処に関する懇談会」が今年四月にまとめた報告書は炭疽菌について、エアロゾル(微粒子状態)で散布された場合、口や鼻から吸い込んでしまうため「致死率が高く、使用されたときの影響が大きい」と指摘、早急な対策の必要性を訴えている。
炭疽菌は数マイクロメートルの細菌だが、「五ポンド(二・三キロ)でワシントンの人口の半分が死ぬ」(コーエン前米国防長官)と、その威力はすさまじい。密閉されたドーム形スタジアムの空調システムに一オンス(二八グラム)の炭疽菌が入ったら一時間以内に七万−八万人が一挙に感染するとの調査もある。七九年、旧ソ連で生物兵器製造中に炭疽菌が大気中に漏れ、風下の住民六十六人が死亡した。
生物兵器としての炭疽菌開発は一九四〇年代から始まり、英国は四二年、四三年に離島グリュナード島で散布実験を行った。実験にはヒツジが使われ、炭疽菌爆弾でヒツジは全滅。だが島は汚染され菌が消えるまで四十年以上かかっている。
米国は四三年、メリーランド州の使用しなくなった空軍施設で生物兵器として炭疽菌の大量培養を始めた。開発は六九年、ニクソン大統領(当時)による生物兵器開発中止宣言まで続いた。
米疾病対策センター(CDC)によると、イラクは九一年に炭疽菌のほかボツリヌス菌などを使った生物兵器を完成させたという。
日本では九三年、オウム真理教が東京・亀戸で炭疽菌を散布する事件があったが、この炭疽菌は家畜のワクチン用に無毒化されていたため実害はなかった。
これは メッセージ 100318 (chippy_ho195 さん)への返信です.
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